城野智則と麻婆豆腐!

城野智則と麻婆豆腐!

10月2日(土) 下田は清々しい朝だ。ただ、波は全くなくて、海に入る気は起きずに、昨日のペンキ塗り(正確にはキシラデコールという防腐剤)の仕上げをしたりとそれなりにやる事は沢山ある。これを楽しめる人と苦痛な人で別荘生活はまるで違うモノになるんだろうなぁ。オレはかなり楽しい!(笑)
昼過ぎに城野佳子さんがグループのお仲間十数人でオキラクハウスを訪ねてきてくれた。なかには宮崎県から軽自動車で18時間もかけて・・・早いもので城野智則氏が他界して一周忌が9月の末日だった。それは今でも忘れることの出来ない、まさに衝撃的な事故だった。城野氏はボクとここ、下田でミーティングをして、終了後にオキラクハウスで、仲間20数人でアフターの食事会をした。 その日はここ何ヶ月はお酒をお互いに抜いていたのに、何故か盛り上がり一緒に、そして皆で飲むことになり、相当に楽しく幸せな宴だったのだ・・・・その数時間後に、まさかのもらい事故で帰らぬ人となったのだ。 そして一年後に前妻・佳子さんとビジネスのお仲間が、一周忌を下田で過ごしたいという事でウチにも寄ってくれたのだ。
午後の2時の訪問ということでケーキなど甘いものを準備するのが、お客様を迎える主のサービスだろうが、ボクは”麻婆豆腐”を準備した。 それは城野氏が”正”に最後に皆で食べたモノだったからだ。思いっきり山椒の効いた四川風というか李福偉氏直伝の”緑の麻婆豆腐”だった。 皆で、思い出話をしながら麻婆豆腐をつついた。それは、本当に良い時間だった。様々な下田でのエピソードを交えながら・・・

城野智則と麻婆豆腐!

しかし人の人生はわからない。
残された、我々はとにかく日々を有意義に生きる事しかないと思う。
城野智則氏の死によって考えさせられた事は、本当に多い。
ボクもビックリする位に引きずったのが事実だ。
彼の死を無駄にはしたくない。 毎日を精一杯に生きよう! それしか考えられない。
たぶん、一生、麻婆豆腐を食べる度に思い出すんだろうなぁ。  合掌。