12月3日 今日から4泊6日でダイヤモンドフォーラムでハノイに来た。 ベトナムは4回目の旅。いつも香港の帰りとか、タイの行きに寄るとか”ついで”的に寄っていた。ベトナムという国は南北に細長い国なのだが、今回は北側のハノイ。政治と文化はハノイ、工業はホーチミン(元はサイゴン)だ。(たぶん間違いない!)
ホーチミンに最初に行ったのが、ちょうど発展が始まった頃だった。そして3年後に行ったら別世界になっていた記憶がある。なので最初に訪問をしてから2回目の北の町、ハノイはどうなっているんだろう! そんな興味もあった訪問! 空路は航空券手配を人任せにした結果だろうが、タイのバンコック経由で入った。タイ航空はビジネスクラスでも、まぁ居心地が良いので良いとしても、バンコクでのトランジットの待ち時間をラウンジで過ごし、ハノイまで飛んだ時にフライトの航路を示す機内テレビに写る地図の方向を見て呆然!(笑)なぜ右上を向いてるの!? 要するに直行でない経由までは許せるがハノイを飛び越えてわざわざ遠いバンコクで経由して戻る形で飛んでいるコースを見た時に茫然!
位置関係を調べるべきであった。ムダが嫌いな僕には信じられない、損した気分!(東京から福岡に行くのに沖縄でトランジットして福岡入るみたいな感覚。帰りも当然にその逆だ・・・) とか言っているうちにハノイに到着。空港の設備は昔と変わっていない。 そしてホテル(ソフィテルハノイ)までの道を走る間の景色もそんなに大変化は遂げていなかった。 発展していないで安心なんてオカシな発想だけど昨今のアジア主要都市の変化はちょっと疑問だからだ。 ソフィテルハノイは文句無しのナンバー1ホテルだけあって由緒正しき門構えだ。アジアのホテルにいるポーターは何故か律儀に、そして忠実そうに見えるのは気のせい?!ホテルの部屋にはバスルームでないリビングのハジの場所に猫アシのバスタブがあって最後まで不思議だった。でも快適そのもの!
結局、ハノイにいたのは約2日半だけで、ハノイからわざわざチャーター機でアンコールワットを日帰りで行ったり、世界遺産ハロン湾にバスをチャーターして皆で日帰り観光をしたりと過ごした。アンコールワットは遺跡マニアにはたまらない仏像や寺院が大迫力。ハロン湾はその切りだった島が連なる幻想的にも思える光景と信じがたい時間が織りなしたサイズの鍾乳洞にビックリ! なんだか世界遺産というだけでありがたい! ハノイの町には人口630万人に対してオートバイ(HONDAのカブのスタイル)がなんと300万台も存在するのだ。従って町はバイクであふれかえり、外の人間から見たら無秩序状態! ところがそこにはそれなりの秩序が存在していて、歩行者はバイクが来る方向を見て早くもなく、決して遅くもないスピードで渡る方向だけを凝視して進むのだ。
すると自動的にバイクは人間をすり抜けて進んで行くというスタイル。町には信号の数がいたって少ない。(あっても守らないから付けないと言っていた。本当かなぁ!?)なので交差点では”先に頭をイレタモノ勝ち”の原則が存在し、それなりの秩序があり事故を見かける事はなかった。(でもどう考えたって事故は多いであろう。)まぁそんな光景を眺めるだけでも文化の違いを垣間見られて楽しい時間だ。 ベトナムのハノイ・・・何が一番印象的だったかといえば、何処で誰にカメラを向けても、必ず”満面の笑み”が返って来た事だ。それってシンプルに素晴らしい事ではないか。
経済発展も大切だけど、得るモノの代わりに失う物もあるのは事実。この町の発展は意外やちょうどいいスピードなのかもしれない。 そして次に、この町を訪れる時も、このスマイルが迎えてくれる事を祈る。