チェンマイの想定外な時間!!

チェンマイの想定外な時間!!

2011年11月10日 タイのチェンマイに来た。 旅に出てから7日目、そこまで過ごしたのがブータン王国で、どちらかと言えば機能的には不自由でサービスという概念の無い世界で過ごしていたので、チェンマイのフォーシーズンホテルの施設とサービスは格別に豪勢なものに感じた。 (ブータンには問題が無い。その西洋的価値観をそこに持ち込み、比較する事は間違いだ。) 滞在の2日目、1日目にゴールデントライアングル(タイ、ビルマ、ラオスの三国がクロスする地域。全世界の相当量の麻薬がこの地域で生産されていたという悪の枢軸!)を訪れて、その時、実は今日からチェンマイ(というかタイ全土)で“ロイカトーン”というお祭りがあると聞いた。まぁ。正直、決してお祭り好きではないし、灯籠流しをする・・・だけ聞いても、そんなにモチベーションは上がらなかった。なんだか暗?い感じがするじゃない。音的には“さだまさし”みたいな(失礼っ!)・・・でもせっかくだから行ってみよう! タダで来ているくせに元取りパワー炸裂して、急遽、翌日にタクシーを呼んでチェンマイの町中にロイカトーンを目指して行く事に決めた。

チェンマイの想定外な時間!!

夕方から街に入ると、かなりお祭りムードがある。しかし祭りの前には、まずはメシ、選択は一切の迷いは無くタイフード! という事で、食通そうなガイドさんが教えてくれたRACHAMANKHAなるタイレストランに行った。店構えだけでも本当に豪勢でビックリ!!コロニアル方式的な中庭のあるスバらしい邸宅がレストランに改造されている感じ。中庭のオープンな席で美味しいタイ料理をいただいていたら、友達が空を見上げて奇声をあげている。その方向を見るとなんと“火の玉”が何個も浮遊しているではないかっ!!! 現地のガイドに聞けば、その名前はKETTLE(コムローイ)という。それは紙で出来た提灯がバルーンの様に飛んで行くのだ。円形の針金の輪、その中心部には炎が燃えている。上には袋状になった和紙のドーム。 熱せされたドーム内の空気は周囲の空気と比べ軽くなる。これが天灯が上昇する仕組みなのだ。それが本当に美しい。花火も好きだけど、このコムローイの情緒といったらハンパではない。コムローイを見てだんだん落ち着きが無くなって美味しかった食事もサッサと終えて街に出た。 そのレストランの外ではコムローイの実演もさせてくれた。とても楽しい時間だった。

チェンマイの想定外な時間!!

街には、モノスゴい数の人が出ている。歩き始めてスグに気が付いたのは若者が圧倒的に多いという事だ。これってまさに“肌感覚”なのだが、日本は60歳代以上が人口の多くを占めるが、ここタイは全く逆で若者の比率が圧倒的に多い。これは単純にその国の未来を示している・・・ さて、道ばたでは、先程のコムローイも売っている。 サイズによって違うが、だいたい25バーツ(約70円)からだ。灯籠も売っていて50バーツから色々ある。(灯籠は植物の葉っぱ類で作られてゴミになりにくいモノに思える。)川原に行けば、小さな桟橋に人があふれて、そこから灯籠に火を付けて流している。これまた非常に情緒ある風情だ。空の広がる川原から、空を見上げれば、その数、数千というコムローイがどんどん空高く舞い上がって、風に乗ってどんどんと一つの方向に向かって飛んで行くのだ。(だいたい長ければ2時間とか火がついたまま浮遊するとの事。いったい、このコムローイの最後はどうなるんだろうか!? 山火事とか、家に引火とかないのかなぁ!? 小さな心配もあるが、それを承知の上で楽しんでいるんだろう。 夏の夜空の花火も大好きだけど、それと同等にこのコムローイの美しさが気に入りました。 ・・・・このコムローイを何とか福島県で311に飛ばせないかなぁ!? 聞けば宗教的に慰霊とかいうよりも、なにか悪いモノを飛ばすみたいな風習らしいし、それにこれは絶対に“街興し”にもなるイベントだと思う・・・誰か知恵を貸して下さい。 さて、このお祭り、ロイカトーン・・・時間に寄っては美女コンテスト(このコンテスト、タイでは相当にスゴいらしい!)とか様々なイベントが街の各地で行われている模様だ。 また改めて、この街を訪れたいなぁ・・・来るならばこの時期が素敵だなぁ! そんな新しい夢も出来ましたよ。

チェンマイの想定外な時間!!

  • RACHAMANKHA 6 Rachamankha 9,Phra Singh Chiang Mai 50200 Thailand
  • 電話 66-0-5390-4111 sales@rachamankha.com  www.rachamankha.com