カリフォルニアに憧れて・・・

カリフォルニアに憧れて・・・

2013年3月20日  カリフォルニアには強烈な憧れがある。少年時代から憧れ、21才の一年間をカリフォルニアを中心で過ごし、より一層その憧れは増した。カリフォルニアデザインなる世界がある。それはモダンリビングの起原とも言えるのだ。そんなボクにドンピシャな展覧会が開催っ!! このチラシを4ヶ月前に渋谷の小さな映画館のフライヤーコーナーで発見。もう小躍りをして待ちに待った。

カリフォルニアに憧れて・・・

iPhoneのスケジュールに書き込みアラームまでセットする気合い!もちろん初日に行ってじっくりと拝見してまいりました。 展示物を一点一点、鑑賞して知らない事もいっぱい発見! 1930年代になぜ、カリフォルニアの特にロサンジェルスが爆発的に巨大化したのか、そしてなぜモダンなモノが発展する潮流が出来たのかがわかった。20世紀の初頭から多くの移民を受け入れたカリフォルニアは第二次世界大戦後、世界一の経済力を誇る大国アメリカの大衆文化の中心として飛躍的な発展を遂げた。急激な人口の増加で建築や生活空間のデザインの需要が生じ、戦争に際して開発された新技術、新素材を有効活用して大胆、かつ実践的なデザイン活動が展開。また、その時代はビーチカルチャーとも連動していてサーフィンなる文化(スポーツを超えて生活文化です。)がハワイから伝わり流行して、ひとつの産業にまで成長する土台が出来た時代でもある。そこでも今までは木製だったサーフボードがFRP (エフアールピー/繊維強化プラスティックの略称)の進化に乗って作られる様になり、イコール量産体勢となり益々普及する事に!

カリフォルニアに憧れて・・・

爆発的に増える人口を受け入れる為にも工業製品的で廉価な住宅や家具、いわゆるミニマルなモノが当然に考えられ、それまでのアメリカの殆どが目指していた懐古主義的な建築と一線をひく型になったのは必然で必要な事だった。しかし工業製品的なクールなものではなく、デザイン化されたモノはカリフォルニアの気候が影響したからであろうか食器や家具をも含めて、全てがモダンで暖かいスタイルになっていったのだ。もっと身近な表現をするならばアナタの回りでも文房具から調理器具、家具や洋服、テキスタイルのデザイン、何から何までカリフォルニア・モダンデザインに影響されているモノを沢山見つけることができる。 結論、とにかく行きなさい!!!! 素晴らしい文化の香りがします。 http://www.nact.jp/exhibition_special/2013/california/index.html