沖縄に行ったら岸本食堂に行かなくてはならない。ハブトゥー(have to)、マスト(must)である。岸本食堂は沖縄の首里嬢、国際通りと同程度の知名度である。岸本食堂はソーキソバを昔ながらに食わせる店で先日行ってオバハン(3代目店主・仲程静子さん)と会話していたらちょうど100年を1週間前に迎えたという。その日は記念レセプションも無ければ記念グッズの販売もスペシャル限定メニューの販売も無しに全く通常営業だったそうだ。そんな普通の味を昔ながらに手を抜かないで同じ味を作りつづけるのが素晴らしい。
最初にここでソバを食った時の印象は正直、インパクトにかけた少し物足りなさを感じる店だった。そんな印象をユージン・ウエチに言うと、それは甘いという。ジェーンジェン(全然の沖縄ウエチ方言)沖縄がわかっていないと言う。岸本食堂の美味さは3回通うと病みつきになるから一回食ったぐらいで偉そうに判断するなというのがウエチの見解。失礼しました。
俺は挑戦しようと決断した。そして2ヶ月後に食ったら明らかなる違いを見た!!。そして悲願の三回目。そう、美味いのである。実に美味いのだ。一度目の印象と明らかなる違いであった。厨房をのぞくと大きな窯に薪がくべられ湯がグラグラと煮立つ。この薪の灰を水に溶かして上澄み汁を取り、その汁と小麦粉を混ぜて良くこねて麺を作るのだ。(本で読んだ!!)。
どうしてこんなに繊細なお味になるのだろう。ウエーチ曰く『とにかくぅ~美味いんだからイーサ~』。とにかく何かにつけ明るく陽気でアバウトな沖縄人を魅了するネイティブなソバをネイティブな場所で食いましょう。
- 岸本食堂 電話は無さそう・・・。
- 営業時間 11:00~17:00(麺がなくなったら終了。) 水曜定休
- ソバ小 450円 ソバ普通 500円 以上
- 那覇からは結構遠いので根性決めて行きましょう。近所の新垣ゼンサイも相当に有名です。