アルゼンチンは南米大陸にあるデッカイ国だ。その首都であるブエノスアイレスの人々が鳥肉が大好きなのかどうかは知らない。たぶん経済的にもそんなに豊かでないアルゼンチン人(これ言いにくいなぁ。では早口言葉で三回続けて言ってみましょう。・・・・・アルゼンチンジン、アルゼンチンジン、アルゼンチンジン~~~~失礼しました。俺の話はどんどん脇道に飛んでいる!)
その早口がきっと得意(?)な人が多いアルゼンチンのブエノスアイレスには残念な事にまだ訪れた事はないが、興味は深々だ。 そこで、たぶん存在しないであろう食べ物は”ブエノチキン”だ。これは誰でもわっかるがブエノスアイレス・チキンの省略形だ。なぜ”アイレス”部分のみが差別され、迫害されたか歴史をひも解いて検証しなおさなくてはならない事であろう。アルゼンチンは長い間、スペインからの植民地にあったので、おそらく、その歴史的事実は掌握しなくては次世代への時代継承はありえない。従って”迫害””仲間はずれ””みそっかす””村八分”的な事はしてはいけない大切な事なのに・・・・・ブエノスアイレス・チキンは遠く沖縄で勝手に省略された。 アルゼンチンには”早起きしても夜明けは来ない”というコトワザがあるらしい。
それは日本の”早起きは三文の徳”というコトワザの真逆で、夜が明ける時間は季節でちゃんと決まっていて人間が勝手に早起きしたからといって空が明るくなるわけではない・・・・という意味だ。物事には万事、適切な時間がある。その時期(夜明け)を待って行動(起床)するのが正しいという意味だ。またアルゼンチン人と日本人の時間の感覚を調べた調査がある。マクドナルドで昼飯を済ます日本人の平均時間は13分、アルゼンチン人は22分。郵便局で切手一枚買うのに日本の郵便局では12,6秒かかるが、アルゼンチンは52,6秒かかるのだ。来日したアルゼンチン人が電車の時刻表を見て衝撃を受けるらしい。東京~大阪を1分の遅延も無い日本の生活と、時刻表も無い、アルゼンチンの暮らしとこちらかが”豊か”なのかは個人的判断に委ねるが・・・・・・・・・・ブエノ・チキンはとにかく美味しいのだ。12種類のスパイスを調合して1時間半、じっくりとロースターで焼き上げられるので余分な脂分が落ちてカリッとした皮が美味しい。
アルゼンチン移民であった伊佐常重氏は30年前にこの味を持ち帰り、沖縄的にアレンジして、その味は二人の息子さんに引き継がれている伝承の味は、とにかく手づかみでガブリ~シャブリ~ペロリと食いまくる。初めて行ったときはホテルで朝食を取って、その直後に地図を見て行ったのだが、ほぼ満腹状態であったのにも関わらず、二個、三個、四個、五個・・・・・と食べてしまった。もう昼食なんて構わない!!食えるときに食わなければ!!!!
- ブエノチキン 普天間店 098-893-4527 具志川店 098-973-7043