初めてスンドゥブを食べたのは、なぜか常夏の島、ハワイだった。忘れもしないが、朝一番でダイヤモンドヘッドを登山しようということになり、頂上を制覇(なんて言うほどの高さじゃないけど・・・) 頂上からの絶景を眺めているときに、友人のリエちゃんが教えてくれたのだ。彼女のプレゼンテーション能力はズバ抜けていて、太平洋の清々しい空気を沢山、深呼吸したにもかかわらず、口の中はイメージしたスンドゥブの唐辛子・カプサイシンでいっぱいになってしまい、我慢できなくなって一路、ダイヤモンドヘッドからスンドゥブ屋(名店・ソゴンドン)を目指して入店!一気に食べて大満足・・・というのがデビュー戦であった。 その時に、これは韓国産ではなくてロサンジェルス産の韓国料理と聞いてビックリした記憶がある。それ以来、日本で時々見かけるスンドゥブの看板につられて食べたが、期待にそうものとは出会わなかった。どうもただ辛いだけの、ハワイで食べた”奥深い辛さ”とは違うモノに思えた。 それは、ただの豆腐チゲやキムチ鍋との差がわからなかった。
そして口コミで聞いた自由が丘の専門店に半信半疑で言ってみたら『美味~~~~~~~~~い!!』スンドゥブに出会えたのだ。ハワイでもロサンジェルスでも韓国でもないお洒落な町、自由が丘で!! ニガリを入れて固まる前に引き上げた口当たりの柔らかい純豆腐(スントゥブ)は超まろやか。そして国産牛骨スープ 秘伝の唐辛子タレを土鍋に入れて熱々に煮込んだチゲ風スープで食べる味は繊細そのもの。 ただのキムチ辛さとは一線を画す!!付け合せのキムチやナムルも抜群に美味しい。まさに自由が丘人の誇り!ウエルカム・スンドゥブ!!ブラボー!!だよ。 ただ、ここに行くならば覚悟が必要ですよ。間違いなく定期的に食べたくなる味です。”病み付き”ってヤツですね。通う覚悟が出来たモノから行ってみよう!! 具材は9種類 辛味は好みで0から5段階(辛いものが苦手な人も全然、大丈夫!辛さは調整出来ます。) オカズはお変わり自由。添えられるゴハンは国産高級米を注文されてから一釜ずつ炊き上げるのでホッカホカ。 電話しておくと雑穀米をたいてくれるのだが、波田はこれが相当に好みだ。 最後にはコーン茶を鍋に流し込んでオコゲもお茶漬けにしてサラサラと食べる。これがまた相性抜群でサッパリして胃腸も大腸も小腸も大喜びってカンジなんです。食道も胃腸も喜んでいるなぁ。
書きながら、口内は完全にスンドゥブ・モードになってしまった。これだから困るんだぁ・・・・・行ってきます! あなたも”通う”覚悟が出来たら行ってみよう!!
- コチュ (KOCHOO) 東京都世田谷区奥沢6-22-12
- 03-5706-1069 営業時間 11:45~14:30 17:30~21:30(LО) 月曜定休日
- http://www.kochoo.jp/
- 田園調布と自由が丘の間を通るバス通りの中間点に奥沢6丁目交差点(日石のガソリンスタンド)を等々力方面に行って100メートルの左側。自由が丘駅から7分、大井町線九品仏から3分。
- キムチスントゥブ(キムチ豚肉) トックンスントゥブ(トック 牛肉) 餃子スントゥブ(手作り餃子) きのこスントゥブ(しめじ、しいたけ、えのき)、海鮮スントゥブ(海老、牡蠣、あさり) 牛肉スントゥブ(牛スライス) 豚肉スントゥブ(豚バラスライス) ホルモンスントゥブ(上ミノ テッちゃん) かきスントゥブ(牡蠣たっぷり)