地球上で最も天国に近いところはどこであろう・・・・まず、気候が温暖である。美しい景色に囲まれている。ヒトが素晴らしい。ヒトが明るい。美味いメシがある。・・・それらを全てクリアー出来る場所は、国で言えばイタリア、そして地中海沿岸、どちらかといえば南側、どんどん南側! それは世界遺産でもある街、アマルフィ海岸に他ならないかもしれない。
アマルフィーを訪れた。それもハイシーズンである7月に! ハイシーズンはハイシーズンの意味がある。人々は浮き足立ち、人々は楽しもうとしている。イタリア人のそんなバカンスにかける情熱を垣間みれるのが、こんな時期のこんなリゾート地だ。(難点はやたらに物価が高い!でもそれを差し引きしてもハイシーズンはやはりベストだ。) アマルフィーの街をクルマから降りて散策でもしようかと歩き始めた。 街の真ん中はドウオモとかピアッツァとかがあり、それを中心に街が広がっている。そんな中心地エリアを通過しようとした時に、いきなり嗅覚が働いた・・・激しい海産物を焼いたニオイ、それも日本の海水浴場みたいなイカやサザエとは違うニオイ・・・教会とかの観光旅行は急きょ中止して、その香る方向を目指した。
そこには数軒の店があったが、明らかにその一軒一軒は別のモノと判断・・・香りの出元は、Da Baraccaなる店。間違い無い!店の脇の換気扇の下で確認したんだから! 見れば“トラットリア“とある。好きなんですよ~~トラットリアというカテゴリーが。(イタリアンには値段と料理のレベルで料理店でもリストランテ、トラットリア、タベールナ、オステリア、ピッツッエリア・・・)と分かれているので値段的、雰囲気的にも捜しやすいのだ。 時間的には夕方の三時半。おやつ代わりに海産物というコースだったので白ワインを頼み、ブルスケッタ、タコのマリネ、エビ(PROWN)を注文っ!
マズは小手試しと思いきや雰囲気も相まって満塁ホームラン!! まさに濃厚な地中海のお味でしたよ。少し暖かいマリネの美味さなんて、ボクのタコ史(波田が生まれてから食べて来たタコの歴史)を全て塗り替えるモノ。そしてエビの焼き具合なんて”レア“なんだけどミソの濃厚さといったらハンパなし。まさに全員でチュウーチュー大会です。最初に出たブルスケッタ(小さなバケットにトマト、モッツアレラ、バジル、そしてイワシのマリネ!)なんて、トマトの濃厚さとイワシの塩加減、バジルの香ばしさ・・・どんなに真似したって出来ない、素材のそのものの味がした~~。
コレだけを食べに、またアマルフィに行っても幸せだ。
- Trattoria Casalinga Da BARACCA Piazza dei Doji AMALFI ITALY
- 089 871285
- ※ ショップカードを見ると魚介のスープとパスタが自慢とある。それは次回の課題です。