雑誌ブルータスのモノの特集だったと記憶する。様々な一流品を知る、業界の人々が、その人生の散財歴(無駄遣い)を語り、失敗した買い物、成功した買い物を紹介する特集があった。さすがにそんな一流の方々が推薦するものが流石なモノばかり・・バーバリーの数十年着たレインコート、マッキントッシュのコート、モンブランの万年筆、ルイ・ビトンのスーツケース、・・・名品と言われる物は、使うほどにサスガと唸らせる物がある。 その中でモノにウルサい“かまやつひろし氏”が最高の買い物だったと言い切るモノ、それがこのエルメスのウォッチキヤップだったのだ。 若い頃、氏が六本木でバーバリーのステンカラーコートを来てブリティッシュグリーンのミニカントリーマンに乗り込む姿を見て強烈に印象に残っていた。 あんなにカッコいい、モノにこだわるムッシュかまやつ氏の“最高”と言ったモノを買ってみようと思った。実はコレがボクのファースト・エルメス! 今だにブランド品というカテゴリーのモノには興味が無いが、コレは別だった。しかし買ってかぶると、お世辞にも似合うとは思えなかったし、なんだかゴワついていて大好きにはなれなかった。年に数回はかぶり、そんなうちに5?6年が経過して、カシミアもだんだん馴染んで来てつぶれて来て、不思議なモノでかなりお気に入りに化して来たのだよ。とても被った写真は載せられないけど・・・
エルメスのウォッチキャップ HERMES 4万円位