ラスベガス・レポート。 しかし・・ありえない企画。日本から4700人参加。

ラスベガス・レポート。 しかし・・ありえない企画。日本から4700人参加。

9月28日(水曜日)《時差の関係で長い一日》 今回は中島薫DCA主催のラリー&パーティーということで二年も前からスケジュールが決まっていたラスベガスでのイベントだ。ボクにとってラスベガスという街は結構好きと、何だか嫌いが両立する複雑な街だ。とてもハッキリと好みが言えないのが我ながら辛いところで、嫌いなら行かなければ良いなんて単純なものではない。

ラスベガス・レポート。 しかし・・ありえない企画。日本から4700人参加。

今回でラスベガスは人生上で四回目、いや五回目かなぁ・・。第一回目は学生時代の貧乏旅行中。当然、極端な安宿で映画に良く出るシーンで(ニコラスケージがロサンジェルスで女に見捨てられてダメヤローになってしまいラスベガスに逃避。ギャンブルと酒、娼婦に明け暮れる日々・・・みたいな空気の宿。二回目は友人とやはり安宿(モーテル)三回目はAMご招待で少しは大分出世した。その後はグループツアー・・・今回はこの世紀のイベントの参加したいのと、ラスベガスを大好きになりに来たというのが本音。そして、それだけではもったいなくて帰れないのが貧乏根性丸出しで帰りにはどこかに寄ろうと考えていた。街と田舎を組み合わせるのが単純に楽しい。例えばリゾートとシティー、街と田舎的な・・・(マイアミとミューヨーク、ホノルルとマウイ、地中海とミラノ・・・みたいなね。)ということ考えていた時に、映画”モーターサイクルダイヤリーズ”を見て単純に南米だぁ!そしてマチュピチュだぁ!行くしかないだろ!と決まった。(ゲバラがマチュピチュを見て放心する姿・・というか何を考えて放心したのかが知りたかったのだ。)しかしこのチョイスは奇想天外というか全くの別物の街、水と油、オトコとオンナという程に例えようの無い違いとしか思えない。(旅の荷物を見てみると、その両方の場所で使う服がまるで違う。そして9月の下旬、AM生活始めて初めての”海外で体験する最終営業日”の月末に出発した。・・・・今回はサンフランシスコ経由ということで、なんだか後ろ髪を惹かれる思いだ。サンフランシスコは世界でもお気に入りの町。後から少々、後悔したが、実は寄ればよかった。ダウンタウンもソーサリートも、とても好きな街だ。2~3日過ごしたら楽しかった。さて行きのJAL002便のビジネスクラスは本当に快適だった。シートが改良されていて見事な寝心地で飛んだ瞬間から7時間10分爆睡状態だった。 起きたら飛行機は着陸態勢に入る直前で慌てて貧乏根性出して食事をした。到着したら空港には沢山のディストがウロウロ。そして13時42分のアメリカウエストでラスベガスに入った。 無事にチエックインして荷物の整理。無事というのは今回泊まるMGMホテルは巨大なんてもんじゃないスケールで5000室以上あるようなメガホテルなので、普段、好きなこじんまりとホテルとは相反する、チェックインのフロントなんか量産型という感じの処理システムでどんどん人が運ばれるというカンジだ。その晩はハワイのパシフィックリムの名店”ロイズ”でメシ。洋でもない和でもない、でもワサビ、生姜、醤油、ゴハンを上手にアレンジした洋食は大変、胃腸にも心にも優しくアメリカゴハン導入の初日には身体が喜ぶ・・・・・キャリフォルニアのワインの名産地”ナパ”はここの近所、ということで飲んだワインは美味しい白のシャルドネであった。ハワイのロイ・ヤマグチの名店はラスベガスの客も満足させていた。さて、このラスベガスという街の旅行記を書くに当たる上での結論を言うならば、元来の24時間眠らない町である歓楽的な街と時差ボケ、天然ボケ・快楽主義者で一日という区切りはあまり無く、寝る、食う、話す、ショーを見る、飲む、寝る、食う、ジムで発汗、パーティー、寝る、食う、飲む、話す、飲む・・・・・のような時間の流れであった。そのすべては楽しい時間、いわば充実だったが、この街で通常生活をおくるのは不可能。というのは観光旅行とは本来こうありで非日常的な事が素敵であり、こんなダラダラ生活も良いんじゃないの・・・ということで自分で処理。では何が楽しいのかを解説・・・・・・・・・・・・・
《ラスベガス的ショー》ラスベガスの楽しさはこれだ。常駐(この表現が正しいかはわからないがぁ) シルクドソレイユの”О(オー)””KA(カー)””ミスティア””ズマニティー”などはその代表。ステージの特種効果などはとても移動できる代物ではない。ここに見に来なくては見れるものではない。しかし人間のポッシビリティー(可能性)ってこんなにあるのかと感心する。それを引き出す才能、引き出される才能に驚く。とにかく、このショーだけを見に行っても満足だろう。ほかには話題のセリーヌデュオンのショー(A New Day)他、見るべきモノが多すぎる。あと特筆するのはタダで見られるホテルの周りで行われるショーだ。べラージオホテルのファウンテン(噴水)ショー、ミラージュホテルの火山が大爆発する”ボルケーノ”他、ぶったまげる規模のショーが町中で行われている。
《カジノ》ボクはあまり熱を入れるほうではないので語る事ではないが”ギャンブルで家が建った奴はいない” 要は楽しみとして遊ぶのだ。スロット、ルーレット、カード、ダイス・・・・・それぞれやったら深い世界なんでしょうね。ただ日本のパチンコ店で遊ぶ人々と装い、雰囲気は相当に違う。いや全然違う。高級なホテルほどスゴイ空気だ。こんなのに場慣れしたらカッコいいねぇ。
《ラスベガス的食生活》 これは実に幅広い。しかし結論から申せばアメリカのゴハンだしラスベガス的な食事はやはり大量処理型。(当然、ロブションが手がける高級店なども目白押し。しかしラスベガス的で今回はハマッたのは日本語で言うならば”食べ放題バイキング”こちらで言うと”バッフェ”だ。(これを日本的に発するとビュッフェだろう。)が楽しい。楽しめる!各ホテル必死でこのバッフェにかけている。というのはこれを安く提供することで客を引き込みカジノでお金落としていただくというのが戦略なのだ。だからオレ達みたいに食って帰る奴は喜ばしい客ではないかなぁ。予算が限られた同行者は泣いて喜んでいた。
《ショッピング》ショッピングもスケールが激しい。当然、世界中の有名ブランド店が軒並みある。なかでもイベント性いっぱいのショッピングモールはすごい。古代ローマの町並みが見事で天井に描かれた空が青空から夕焼けに変化する仕掛けの”ザ・フォーラムショップス”6店の有名デパートを併設し250店もの店を擁する”ファッションショー”イタリアのベニスをモチーフにしてモール内に運河がながれカンツオーネを歌うゴンドラが流れる冗談みたいな”グランドキャナルズショップ”他、有名店の巨大アウトレットモールも3軒。買い物は欲しいものはなんでも手に入るのだ。

ラスベガス・レポート。 しかし・・ありえない企画。日本から4700人参加。

そして今回のメインイベントのラリー&パーティー(前夜祭、アフターパーティー)は素晴らしく盛り上がれた。本当に感動の域であった。前夜祭のショーのエンターティナーのライネルリッチーも想像以上の盛り上がりに本人がブッ飛んでいたが本当にすごかった(オレッて日本ではまだまだ人気があるんだなぁ!という顔を終始していた!)ラリーの表彰は感動的で皆、嬉しそうだった。その為にがんばったんだモンねぇ。そしてAMの創業者のリッチデボスは素晴らしいく “もし今・・AMをしてなかったら・・・”というスピーチで沸かせてくれた。しかし心臓移植手術後8年にしてこの元気はすごい。(世界一の記録)ラリーのエンターティナーのケニーロギンスも良かったヨォ! アフターパーティーも楽しいひと時だった。しかし個人でこのような興行をできる中島薫DCAのスケールって何なのだ!!参加者パーティーで3700人、ラリーが4500人(全員が日本から来ている・・・)すごすぎる。ニューヨークラジオシティー、ロサンジェルス・シュラインオーディトリアム・ラスベガスMGMと続きいったい次回はどこなのだろう・・・・・・・・・AMはおもしろい。