岡山の太郎に会いに行った。
最近、岡山の話題が続き、興味をそそられていたので地元を愛する太郎に案内してもらったら、それは楽しいであろうと。
岡山はアメリカのポートランドを目指しているとも言うし。
聞けば、岡山と言う県は意外にも人口が増えているそうだ。
それは日本の中でもかなり天候が安定している住みやすい気候、そして外の人間を受け入れる姿勢、そんな事が要因らしい。
世界が注目する、世界一のジーンズを作っているのは岡山だし、Made in OKAYAMAは今や、ワールドブランドにもなりつつあると言う。
食文化も独特。
この広島から岡山の三陽エリアは“粉もの”文化が発達しているのであろうか。
お好み焼きにもコダワリが強い地域に思える。
さて、連れていってもらったオススメのお好み焼き屋さんは、それはそれは恐ろしく山の中だった。
もしタクシーだったらダマされたと思うだろうし、ナビで案内されながら自分の運転だったら、間違い無くナビの故障と思い、引き返したであろう。
そんなに山奥にナゼ・・・
北村夫妻は脱サラでこの店を20数年前に開業。
自宅の小さな庭の先。
店の様に作った納屋とガレージと思えば楽しいか。
北村夫妻は店構え、立地条件なんて小さな事にはこだわらず、その“味”に思いを込めたのだ。(オレの想像)
どこで修行した訳でもなく、自分で研究開発した“タコ焼き”と“お好み焼き”は絶品のイキであった。
何処かで修行をするのも、何かを学ぶには大切な事だが、自分で好きで研究して突き詰めて行くと言うのも正しいみちなんだと、同じ“粉もの”でもこんなに違うのかと衝撃の店でしたよ。
お好み焼き・たこ焼き キタムラ
岡山県総社市井尻野2079-71
tel 0866-93-2050
広島に来た。問答無用である。 ランチの選択肢は”お好み焼き”しかない。 お好み焼き屋は数アレども、広島人は全員、自分のお気に入りのお好み焼き屋の一軒や二軒は有ると聞く。 まさに文化です!! しかし、観光客の波田には選択肢はない。 となると観光客を相手にした店にとりあえず乱入が正しいかということで広島の街の中、泣く子も黙る”お好み村”に行きました。
ここは元祖新横浜のラーメン博物館の様に広島名物のお好み焼き屋が20軒近く軒を連ねる、まさに”お好み焼き屋の秋葉原”なのだ。(ちなみにラーメン博物館よりずっと昔から存在すると記憶する。) ということで素人の観光客ですら聞いた事があった”八昌(はっしょう)”に入り早々に発注! 目の前の鉄板で焼いてもらい一部始終を拝見させていただきました。こんな事言ったら悪いけど見よう見まねで結構出来そうな気がするんです。(ならば、やってみろと言われたら辛いです!)
そしてお好み焼きで登場する具材は、多くはキャベツ、小麦粉を水で溶いた物、豚バラ肉、卵、ソバかうどん・・・特別な素材は無いではないですか。八昌ではキャベツは契約農家の自慢のキャベツのような張り紙がありましたが・・・キャベツでしょ。 味を大きく左右するのは、その店のソースなんですね。あと、もちろん愛情も大切ですが。 八昌では”おたふくソース”または”カープソース”を使っているのかと思いきや、別のブランドをまた色々と足してオリジナルに仕上げているそうです。ココがキモなんですかねぇ。 そしてトッピング(上に載せるのではないからトップは正しくないかなぁ!しかしこのオプション具材がたぶん”お好み焼き”の名称の由来なんだなぁ。)はエビ、生イカ、イカ天、ねぎ、もち、キムチ、マヨネーズとある。
食べ方は、そのまま鉄板からじかにヘラを使って切りながら食べるか、お皿にのせてハシで食べるか、選択をしなくてはならない。波田としては猫舌なので皿にのせて多少冷まして食べたいが・・・来ているお客さんは女性観光客二人組以外は全員、鉄板からダイレクトに食べている。当然、見栄もあり”鉄板ダイレクトコース”を選択。最初に大まかに切っておこうとしたら店主に叱られ(冷めるから食べる分切ってたべろと・・)またヘラの持ち方が悪いと指摘!なにかと自由が効かない世界なんだなぁ!!しかしダイレクトに鉄板から切って口に運び入れると・・・我慢しても熱いのです。 本当に熱い! しかし生粋の広島人になる為にはそんな事を言っていられない。(ランチを過ぎた2時半なのに満席!そして8割の客がビールを飲んでいる!)
うどん入り、ソバ入り、イカ入り・・・様々を試しましたがやはり決めてはソースかな・・・次に来た時には広島人としてのノウハウがわかったので叱られずに食べられると思う! 猫舌を克服して参ります!
PV-BV Corporation. Presented by Keijiro Hada