世の中はインターネットの時代なのだと痛感した。長野に向かう途中で美味い蕎麦を食いたいと思いネットで検索。(実際にはiPhoneのSiriに話しかけた。『近所の美味しいお蕎麦屋さんを教えて?』と・・)そして、検索で出てきたのがこの蕎麦屋。iPhoneの地図&ナビを使ってその店に向かう。
ナビはとんでもない農道を走る様に指示。そして角を鋭角にまがりお墓の脇を抜けて7分後に到着したのは看板も出ていないレベルの農家。納屋があって広大な敷地に築年数は2万年位の木造家屋。恐らくは病院か何かだったのか、入り口もかなり個性的。そんな古民家を利用して作られたお蕎麦屋さんがココだ。
入れば、かなり牧歌的な景色が見える大きな部屋。メニューを見れば美味しそうなお蕎麦が!! 早々に注文して食ったけれど本当に美味しかった。 そして二階はなんと見晴らしの良いカフェ。そのカフェが相当にユニークで席数は30席かそれ以上。なのに店員さんは不在。そのシステムは全く新しい。
一階の蕎麦屋のレジでコーヒーまたは紅茶を注文。トレイにコーヒーのサイフォンと、なんとコーヒー豆(ひく前の豆!)、そしてマグカップが渡される。そしてそれを持って二階に上がると小さな机が置いてあり、そこには熱湯が入った魔法瓶。そこから一緒に渡されたヤカンにお湯をいれて、コーヒーミルを使って自分で豆をゴリゴリと。そして引いた豆をサイフォンに入れて熱湯を注ぐ・・・要は自分でコーヒーを入れて飲むのだ。
これが意外や意外、楽しい作業で美味しいのだ。当然にパフォーマンス性も充分。しかし何故、人に入れてもらうコーヒーよりずっと美味しく感じるのでしょ!? とにかく、こんな素晴らしい店を知れて本当に良かった。そしてこんないい店をネット検索で知ったのが新鮮で感動だったなぁ。まぁ、このホームページもネットだけどね。
人が何を食おうが勝手だ。ましてや食い合わせなんて勝手もいいところだ。ただモノには相性なんてものがあるとおもう。以前、神奈川県の小田原のインターチェンジ近くのドライブインの看板で”ラーメン、ソバ、フランス料理”と書いてあったが、やはり常識的に美味しいとは考えにくい。 ただ当然に常識なんかにはとらわれるつもりもない。
そんな前置きをした上で想像してもらいたい。 ”沖縄ソバとトースト”・・・・・コレがアナタには素直に受け入れられるか?!! そして食べようと思うか!!? 答えは”ノー”が世の中の一般的な答え。 その店の話をすると怪訝な顔さえされる。 ”味噌汁とトースト””讃岐うどんとピザ”似た様なもんだ。 しかし名護の宮里食堂の常識はかなり違っていた。この店は食券を購入してオーダーする仕組みだが、一番上の売れ筋コーナーにボタンがあるのは”ソバ&トースト”!
そして、そこにいたお客のほぼ全員がトースト&ソバを普通に食べていたのだ。それも普通に・・・・・相当に前向きな解釈をすればソバと白い炭水化物(ゴハン、パン、ソーメン、うどんなんて同じ様な部類に入るのかナァ・・・・)自体がノーマルでは無いが、ここではラーメンライスを食べる様にソーキソバ+トーストを食べる。ということで毛嫌いしていては話は進まない! 早速にチャレンジしてみた。(チャレンジなんてタイソウな事じゃないが・・・・・)
それがなかなか美味しいんですよ。意外性っていうのですかね。 とにかく意外です! 食べた瞬間からバシッとハマりました。 さすがにチャンプルー文化(ごちゃまぜ!)の沖縄ならではの店です。・・・時々食べたいなと思うけど、沖縄広しといえども、ソバ&トーストの取り合わせはココ以外で見た事が無い! しかし名護は遠い・・・でもたまには食べたい・・・複雑な心境です。
宮里そば店 名護市宮里1-27-2
0980-54-1444
営業時間 10:00~20:00 定休日無し。
あまり冒険心のない沖縄ソバ業界においてなかなか奇抜な店が “夢の舎”だ。 ここは、ずいぶんと僻地(へき地、相当に田舎の地)にある。
広辞苑によれば、僻地(へきち)とは《都会から遠く離れた、へんぴな土地、片田舎、辺地》とある。以上の僻地に認定を受けるのは十分な要素がこの店にはある。 ということは、この店に行くならば相当の覚悟が必要だ。それにまずは営業日は絶対に確認してから行かなくては!! 万が一、ここまで行って休業だったら潰しはきかない! 泣くに泣けない! とにかく、ここに行きたければ、以下の注意事項を厳守願います。 ① 完全な地元の人間に案内してもらう。 ② 相当な動物的土地カンを持ち合わせている。相当にだ!
③ 相当に正確なナビを設置したクルマで行く。 ④ 確実な地図を準備する。途中から店に電話をして道を尋ねるのは不可能。なにせ目標物が何も無いから聞くに聞けない。電波も圏外かもしれない。 ⑤ 一応、遭難した時の対策に非常食、のろし(煙を炊いて捜索してもらう人に位置を教える)も準備しようか・・・なんならコンパスとか六分儀(大昔の人が航海する時に使った道具)またはGPSでもあったら重宝するかもなぁ・・・ あなたがよっぽどの度胸があっても、必ず途中の道でハンパ無い不安感におちいるであろう! それほどまでに”へき地”なのだ。
ここの手打ち沖縄そばだがテーマは純(潤、醇)とある。 そばはガジュマル木灰(100%使用)とあるが、申し訳ないがガジャマル木灰の価値がわからない。 ”もくはい”はあまり美味しそうな食材には思えないのだ。しかしレベルの高い沖縄ソバ屋に行くと”もくはい”を使っているから、これは正しい。 この店のノーマルなソバも美味しいが、珍しく”冷やしもの”が美味しい。冷やしフーチバソバ(フーチバはヨモギです。これがクセになる味なんです!) とにかくジャングル体験を兼ねて、是非足を伸ばしてみて下さい。相当に伸ばさなくては・・・・届かないけど!
※興奮のあまり肝心な”ヨモギソバ”の写真を撮り忘れました!! ハイビスカスの天ぷら・・・不思議な香りでしたよ!
蕎麦業界が熱い!!! とは思わないけど、蕎麦は不滅の料理だ。 ただ単に、”美味しい”もあるけれど、サッパリしている、軽く食べたい・・・などという欲求を満足させるのはなんといっても蕎麦につきる。 江戸ッコは蕎麦が好きでなくては話にならないし、美味しい蕎麦屋の二軒や三軒を知らなきゃオトナじゃない。 冷やし中華はよく考えると酸っぱいだけだし、(ケンカ売ってません!) ソーメンは夏にしかお目にかかれない。 とにかく蕎麦っていったら蕎麦なのです。蕎麦と比較する食べ物はこの世には無いのです・・・という程に世間様は蕎麦が好き! ”うどん”はドーよ!との意見もあるが、うどんはうどんであり、蕎麦とうどんのどちらが好きという質問は”パパとママのどっちが好き!?”と子供に質問するのと同じ程に、愚問であり、難しく選択は出来ない問題なのです。
世の中のそば屋を見渡すと、大きく分けて2つに分かれる。それは《こだわっているソバ屋か》《まるでこだわっていないそば屋》かであろう。実に適当なソバ屋というのは世の中に数多いのが現実。 ではこだわりと、こだわっていないの、の境目は何であろうか。わかりやすく言えば”カツ丼など他の丼ものがあるか、ないか!”そして、単純に言えば”手打ちか、否か”につきるであろう。手で引いて、手で打つ・・当たり前の事をするのが大変なのだ。 蕎麦の原産地も当然に大切だが、まずはコレだと思う。(ソバの原料は国産と輸入ものだと20倍もの値段の格差がある。そしてそば粉の産地も昔は長野だが今や温暖化の影響で北海道になりつつあるらしい。だから国産を使う店は当然に上等だ。) よく世間では、自家製とか手作りナントカとかを有り難そうに書いている店があるけど・・・・・今回、紹介する店は蕎麦の大切な手作業をしていた部分を、お客の目の前で機械で行うのだ。これは新鮮だった。 そばには《3たて》という鉄則があるらしい。引き立て(蕎麦の実の引き立て)、打ち立て(打ったばかりの麺)、そして湯でたてだ。 その行程とか時間を無視しているソバ屋は数多い。 しかしこの新しき立ち食いそば屋は、その行程を有能な機械に任せているのだ。
まず店頭のショーケースに飾られながら働いているのが《蕎麦ひきマシーン》 店員さんが時々、そこから引き立ての粉を取り出して店内に持って入って行く。そして登場が《蕎麦打ちマシーン》に先程の粉を入れて水を注ぐ。おそらくこの水を注ぐ作業には熟練というか勘が必要になるのであろうが、たぶんこの機械を購入するともれなく、説明書または営業マンが指導をしてくれるに違いない。 そして最後の蕎麦の形に切って茹でるという作業だが、身長より少し高い位置についたボールに投げ込むと、上から1トン以上の圧力がかかり蕎麦が出てきて、そのまま熱湯にジャボーンと落下して茹でられるという仕組み。 店員さんは出てくるソバの長さで適量を察して切るのが仕事。 結果、ソバの実を引いて、ソバを打って、ソバを切って茹でるまでの行程が、数分程度で出来上がるのだ。 これは世間のオーラのない蕎麦屋よりすっと美味しく、上等な蕎麦屋よりはまだ開発余地があるが、値段的な優位性がある・・・・値段とスピード、満足度から考えれば十分、いや十二分な味を提供しているのだ。 ナンてったってスゴいのは職人がいなくても出来ているという事実!! いきなり経営者的感覚になっているが、ひょっとしてこの店、すごい流れになるかも・・・・・・ (当然ながら店は気取りは無く食券制度となってます。)
蕎麦作 つじ田 (旧店名は我流蕎麦つじ田)
東京都千代田区神田小川町1-1 03-6659-7676
ヒマラヤ蕎麦・・・・この名前が好きだ。ダイナミックだ! エキサイトだ!セコくない! 壮大だ! ヒマラヤは地方の名前で、このヒマラヤ山脈の中にエベレストをはじめとする世界のアルピニスト(登山家)が目指す8000メートル級の山々が連なっている。 国で言うとブータン、中国、インド、ネパール、パキスタンという6カ国にまたぐ。その水源もすごく河川でいうとインダス川、ガンジス川、プラマプトラ川、そして中国の長江だ。この水源をたよりに7億5000万人もの人が暮らしているのです。命の源泉みたいなヒマラヤ山脈は当然に高地で、高地での植物の栽培は様々な障害が待ち受ける。そこで育てられているのが”ソバ”だ。そばの品種なんてややっこしい事は知らないが・・・・いつだかヒマラヤの麓(ふもと)のネパールのカトマンズで絶品の蕎麦が食べられると、何かで読んでいていつかは行きたいと思っていたのだ。
そして、その日は来た! 数少ない日本人の観光客の為に作られたガイド地図の隅っこに、その店、名前もそのままの”ホテル・サンセットビュー・ヒマラヤ蕎麦処”の情報が!! 思わず”あったぁ!!”ということでネパールへトレッキングに来た最終日。正確に言うならば、ヒマラヤ・トレッキングに行き、カトマンズで唯一の一日の貴重なランチは波田の独断でこの店に行った。もう少し待てば、翌日には日本で美味しい蕎麦も食べられるのに・・・そんな問題ではない。異国の地(今の時代にこんな言葉を使うのか!?)でニッポンの正しい食文化が継承されている事を見たいではないか。そんな日本人を応援しなくては!!(全然関係ないけど、ネパールには日本人が誇りに思うべく素晴らしい日本人がいらっしゃるんです。《近藤亨 ※1》) ということでヒマラヤで13万歩も歩きまくり全員足がガクガクフラフラする状態で第二の目的地(波田の中では格付けランキングでトレッキングの次に重要課題となっていた。)に到着。とっても田園調布的な良い空気の町並みに、そのホテルはあり、目的地は思いのほか立派で素敵なホテルで波田の応援なんて”間にあってますよっ!!”って状態。ホテルはキレイな庭の中にあり、咲き乱れるブーゲンビリアなど素晴らしかった。 早々にホテルの一角のレストランに入り名物”ヒマラヤ蕎麦”をいただいた。・・・コレが実に美味しい!!というか長野県あたりでいただく蕎麦となんら変わらない。そんなホンモノのお味でした。
波田は蕎麦を食べると”ニッポン人で良かった!!ニッポン人バンザイ!日の丸バンザイ!!”と思うのだが・・・日本よりはるか数千キロのヒマラヤの麓の大地でこのようなリアル・ジャパニーズに出会うと感動はヒマラヤ級に膨れ上がる。
《※1 近藤亨 こんどうとおる (YOUTUBE是非見てみて下さい。日本にはこんなに素晴らしい形で後進国のお手伝いをしている人がいらっしゃるんです。衝撃の人生です。 http://www.youtube.com/watch?v=p_tHQQORk4M 》
ヒマラヤ蕎麦処 HOTEL SUNSET VIEW HIMALAYA SOBA DOKORO
http://www.hotelsunsetview.com mail; sunset@wlink.com.np
電話 977.1.4783172 New Baneshwar Kathmandu Nepal
営業時間 11:00~20:30(LO20:00) 年中無休 ラルトプール、ビレンドラ国際会議場近く
以前に聞いたことがあるが、蕎麦屋は商売的に堅実なのだそうだ。 銀行は蕎麦屋の出店には出資はするが、パスタ屋、ピザ屋などには簡単に資金調達をしないらしい。 それほどに出せば上手く行く、また日本人社会には確実に需要があるのがソバ屋なのだ。・・・・・・・だからといって波田は蕎麦屋を出す予定は無い。 美味い蕎麦屋には団塊の世代も興味津々なのであろうか。 最近は趣味のそば打ちが発展して店を出店した団塊の世代は多い。
蕎麦屋はどちらかと言えばコンサバティブ(保守的)な世界でシンザモノやカワリダネを受け付けない。 パスタなどイタリアから遠路はるばるやってきたのに、和風で納豆とか、韓国風でキムチとかと混ぜられても文句も言わないのだ。ラーメンだって塩から醤油、味噌、豚骨、魚だし、ストレート麺にちじれ麺と、中国人もビックリだ。 しかし日本の伝統的蕎麦にキムチだぁ、生クリームだぁ、トマトソースなどを絡めたら大問題どころか誰も食べには行かないであろう。ちじれ蕎麦なんて誰も食べたくはないし・・・・ さてこの”石はら”という店はそんな狭く保守的な業界にあって、相当に革新的な努力をしていると思うのだ。 まず、波田が相当に気に入ったのが蕎麦湯の中に蕎麦が浮かんでいる、そして麺つゆをかけて食べる”温蕎麦”だ。 蕎麦にはご存知のルチンが沢山入っている。 これは血液をサラサラにしてくれる。蕎麦を茹でた”蕎麦湯”はそのルチンが大量に入っている。 4種類の薬味でいただくのだが、新しい発想の中で保守的な味なのだ。 実に保守的!逆転発想の勝利だろう。
あとは賛否両論あれど、”豆乳ソバ”だ。 想像の通り、暖かい豆乳にソバが浮いている。 これが優しい!!実に優しい味なのだ! そこにシンプルな梅干しがひとつ! なんだかこれも革新的だ。 何か新しい事を、規制の網をかいくぐり進んでいるのだ。 当然にノーマルなメニューも実に美味しい。 これは間違いなく時代の変化だ。実はこの店はこの場所から100メートル離れた場所にあったのが、数年前に今の場所に移転した。 古い店の時に、移転すると聞いて移転を予定する場所を通りかかって驚いた。 なんとそこには昔ながらの普通の蕎麦屋(かつ丼、親子丼、カレーなども置いてあり、ロウ細工の見本がショーケースに飾ってあるような・・・・・)があったのだ。 あなたが経営者だったら、蕎麦屋が廃業した場所で蕎麦屋をやる!? ここの盛業を見れば、時代について行く為にやる事がわかる。 時代は”こだわりとセンス”なのだ。 あと大切な事だが、雰囲気も良くて、夜に酒を飲んで最後に蕎麦で締めくくるなんて上等な”大人ワザ”も効くのだ。 (余談ですが、江戸時代は酒は蕎麦屋で飲むのが文化でした。江戸のイキを楽しみましょ!)
蕎麦 石はら 世田谷区世田谷1-11-16 03-3429-6227
営業時間 11:30~15:00 18:00~22:00(LO21:30) 定休日 水曜 第三火曜
世田谷通り 世田谷区役所信号わき。
ポールという名の沖縄ソバ屋だ。 何故にしてソバ屋の名称が”ポール”に落ち着いたのだろう。命名の際に様々な意見が交わされたと思う。
沖縄なので主人が元、米軍の軍人で戦死・・・その名前を取った・・・(違う!!) 元ビートルズのポールマッカートニーのファンだった。それも熱狂的なファン・・・・・(違う!) 芸人のポール牧の親戚筋にあたる。身内唯一のゲーノージンなのでその有名さを借りてみた・・・・・(違う!!) トーテンポール(※)を趣味で集めていた・・・・・(違う!!) ズバリ!プロゴルファーのタイガーウッズと同じ理由!父親の戦死した親友の名前を使い、もし有名になった際にその名前から昔の戦友との再会につながれば・・・・・(違う!!) 生き抜いたのは激動の1970年代、その頃の音楽と言えばサイモン&ガーファンクル、その片方の名前はポールサイモン・・・・・考え違いもはなはだしい!(違う!!) トイレの洗剤サンポールから引用したとは考えにくい・・・・・だから(違う!!)・・・・・そして店主に聞いてみたら実にどうでもいい命名の由来で淋しかった。”由来”なんて崇高な理由ではなかった。 もうひとつ、問題があった。店の色は異常に目立つ”まっ黄色”いや”ドまっ黄色”だ。そして赤い縁取りがされている。まぁ店構えなんてどうだっていいさ。この店の前の道を走っていたら好き嫌いに関わらず目に”ドッカーン”とこの色彩が飛び込んでくるのは間違いない。どうせ店をはじめるならば、ペンキを塗るならば、近所迷惑とか美観、調和がどうのなんて言っている暇や余裕なんてない。とにかく目立とう! ペンキ屋への発注内容は『とにかくドハデでヨロシク!お願いね!』・・・以上だ。それ以外、こんな店構えにした理由が見当たらない。(中華料理店だってこんなにハデじゃないだろう。)
さて”沖縄そば”と言えば99,9%は熱い汁の中のソバと決まっているのに、この店の抜群に美味いのは”沖縄そばの焼きソバ”なのだ。そして注文すると白いメシが付いてくる。炭水化物と炭水化物の組み合わせだ。いや、片や味が着いているからオカズとして・・・・なんてモンではない。それがなかなかに美味しい組み合わせなのだ。(そういえばソバ飯なる食べ物が神戸の永田地区にあるなぁ。それが、なんとも美味しいのだ。) 味付けも濃いめである意味、沖縄らしくなく労働者向けなのだ。 沖縄旅行も五回目!沖縄の定番は行き尽くした!沖縄人の変態な域を垣間みたい・・・・・そんなアナタにお勧めなのが。ここポールだ。事実、空港からそのままポールに向かう事があるのが自分でも怖い。 ※ アメリカ西海岸先住民の柱状の木の彫刻。
ポールのそば家 沖縄県豊見城市字与根249-1
経営者 下地千重 (って領収書に書いてある!)
電話 098-856-4145
ここのカツ丼もなかなか美味しい!
立ち食いソバ屋に、お洒落感は無い。 初デートや商談で利用すれば、間違いなく結果は見えている。 本来、立ち食いソバ屋の使命はサッサと食べさせて、サッサと帰っていただく店なのだ。 しかしそんな味気なさそうな”立ち食いソバ屋”なのに、この店はチョッと違うのだ。 だいたい素性が違う。この店は”鰹節問屋”が経営をしているのだ。
従って化学調味料は一切使わないので”お汁”が最後まで美味しい。 主人公の蕎麦だが、ここにも様々な工夫が入っている。春は”生ノリ蕎麦”夏にはおろしたての”辛味大根蕎麦”冬には”ゆずみぞれ蕎麦”(400円)なのだ。ゆずなんて香りが逃げないようにオジサンが注文ごとに、ちゃんと銅製のおろし金ですって載せていた。お仕事が丁寧なんだなぁ。 ウドンも、普通のヤル気があるのだかないのだかわからない物体ではなくて、名古屋名物のきし麺なのだ。これが、またまたちゃんと美味しいのだ。トッピング関係も充実していてワカメソバですら、かかっている量がセコくないのだ。 ソバとは関係がないのだが、カツオ節を作る時に出る、いわば”粉カツオ”がフリカケ用に置いてあるのだ。当然、掛け放題なので、白ゴハンを注文して、たっぷりの粉カツオをかけて、醤油を2,3滴かけて食べると~~これが美味しいのだよ!!
本当に美味しい、日本人で良かった。猫の気持ちまでわかってくるのだ。(すんません。昔は猫の大好物が鰹節ゴハンと決まっていたのです。)とにかく一杯80円の白ゴハンがたちまちのうちに香り高い混ぜご飯に変身してしまうのだ。蕎麦だけではやはり、働く企業戦士の方々には少々ボリューム的には辛いであろう。そこでこの店は丼モノにも企業努力を感じる品々を用意しているのだ。穴子天丼、ジャンボ海老天丼、カレー丼、野菜天丼、かきあげ丼、しらすおろし丼・・・と丼モノ充実度数は100点(いや、このさいこのドンブリモノの充実度を”丼”という単位にしようではないか。1ドン、2ドン~100ドンまでで計測をしよう。基準値として、この店はカンバン製品が蕎麦なのにかかわらず、このドンブリ物の充実度なので最高レベルに近い98ドンを認定しようではないか。100ドンを最初から授与してしまうと向上心を失ってはいけないという配慮。)まぁ、ダシの効いた蕎麦との相性、そして気分を満足させる、そして値段が安いという大充実の抜群な店なのであった。
・・・・しかし相変わらず店内は急いで食べて、急いで仕事に戻る人ばかりで和気藹々(わきあいあい)な空気はゼロなので悪しからず。そんな無機質な世界を楽しもう。波田はゆっくり味わって楽しみましたょ!
そば好 (そばこう) 東京都中央区日本橋人形町3-9-2
営業時間7:00~20:00 (土曜日7:00~15:00) 定休日 日曜日、祭日
かけ 250円、 もり 250円、たぬき 300円、きつね 310円、わかめ310円、月見 310円、 ざる320円、かきあげ 350円 、そして企業努力の賜物・・・・穴子天丼セット650円、ジャンボ海老天丼セット 650円、カレー丼 550円、野菜天丼セット500円 、かきあげ丼セット500円、 しらすおろし丼セット 500円 そしてそれぞれ、ソバ、うどん、冷やしを選べるのだ!! すごい!
ちなみに流石に親会社が鰹節会社だけあって、店の隅っこで鰹節の販売をしている。(花かつお300グラム1200円)
石川県の金沢に出かけていた。聞くところによると、金沢、富山という2県の人々が日本の中での幸福度ランキングが激しく高い地域なのだそうだ。(ちなみにボクは沖縄だと思ったら、沖縄はかなり下のランキング) そんな幸せ感がいっぱいな金沢で蕎麦が食べたくなった。実は蕎麦は毎日でも大丈夫な程に好きなのだ。
宿泊していたホテルのコンシェルジェ(なんでも手配をしてくれるサービス)に『美味しい蕎麦屋は何処!?』と聞いてみたら『該当無し!』とのつれない答え・・・ビックリだ。 文化都市・金沢はどうなってるんだ!? という事で登場するのが”ネット検索”だ。早々に検索をしてみたら出てきました! 地図を頼りに歩いて行ってみた。 店構えは・・・オーラは無い、全く無い!笑う程に無い! まぁ、とにかく入店してみたら、なんと食券の自動販売機が!! 不安・・・ とにかく着席して食券を買って待つ! カウンター5席には男性のお客が4人。なにか一体感がある。全員、ニコニコしながら蕎麦が出て来るのを待っている。 聞けば、みなさん県外から来た人々でネットで検索をしたら、ここがヒットしたとの事・・・そんな時代なんですねぇ。
そして、待つ事、数分でお蕎麦が出てきた。 その蕎麦、なにかただ者で無い空気! 一口食えばわかる香りのいい蕎麦! 御主人は数種類の塩を用意していて、その塩だけで蕎麦を食す事を勧めたのでトライすると実に香りがたって美味しいのだ。 先程のホテルマンの該当するお店はありませんという言葉・・・鵜呑みにしなくて良かった。 ひとしきりすると店のオヤジが現れて、いやに愛想が良い。色々と質問してみたら、とにかく『ウチはネット様々です!』という。
御主人は脱サラでこの店を出したのだが、当然に予算的にもキツくてこの場にだしたのだ。しかし僻地でも、店構えが悪くても、近所の評判が無くても、わかる人がわかる人の為に書き込んだクチコミでちゃんとお客様が来て下さるとの事。立地が決して良い店でもない、そんなお店が、ちゃんとした食事を出す事により、こんなに盛況な店になっているとは素晴らしい事だ。 インターネットバンザイ!!
蕎麦 やまぎし 石川県金沢市此花町3-2 TEL072-232-6060
営業時間 11:30~14:30 定休日 毎週水曜日
http://www1.ocn.ne.jp/~sobayama/
蕎麦粉10割 白(普通盛り)700円 大盛り 900円 蕎麦粉10割 田舎(普通盛り)700円 蕎麦粉10割 粗挽き入り 普通盛り 700円
山形県はかなりおもしろい! それを、だいたい面白がっている人間は他府県の人間で、当の本人は全く何を面白がられているのかわかっていない位、どこでもそうだが現地の常識が非常識なのだ。 県民ショーなる番組が評判だが、だいたい“落ち”的には住んでいる人は当たり前、しかし外から見ればビックリ仰天みたいな感じでないと話が盛り上がらないのだ。そんな観点から山形は深いのです!
山形の“熱い支那そば(ラーメン)”と“冷やしラーメン”(冷やし中華ではないのですよ!見た目はラーメン、食べると冷たい・・・)の唯一の見た目の違いはキュウリがのるかのらないかなのだが、それが双方ともかなり美味いのだ。なにより山形県が日本で最もラーメンの消費量が多いという事実はビックリだったが・・・さて、ラーメンはラーメン屋の管轄であるのが世の中の常ではあるが、ここ山形では全く違う。
かなりのラーメンは蕎麦屋の管轄なのだ。それが一昔前の町のソバ屋みたいな蕎麦(というかソバ)うどん、カツ丼、ラーメン、何でもござれ・・・なんて店とは全く違う、上等な、東京的な見方で考えるならば、『なぜ、アナタ方がそんなモノに手を出さなくてはイケナイの!?』的な、蕎麦屋さんだけで充分にやっていけそうなのに・・・とにかく美味しい蕎麦屋が定番としてラーメンを出すのだ。
今回紹介の“みなと屋”もそうであるが、蕎麦屋として完璧・・・なのにラーメンも扱う。(これ以下は緊張して冷静に読んで下さいね。)それは支那ソバ的なラーメンと、 蕎麦のお汁(当然和風ね!)にラーメンの麺が入っているラーメン(わかりますかね!?)を市民の方々が普通に食べているのだ。これが、意外や意外、美味しいのですよ! その、ややっこしい二つを並べて食べてみると、それぞれの美味しさがまたまた違う美味しさなのです。
このどちらを選ぶかは個人の気分、味覚のセンスに違いないが、どちらを選ぶかは子供に『パパとママのどっちが好きなの!?』と聞く程に愚問なことではないかなぁ! 両方、美味い物は美味いのだよ。 迷わず、二つ頼みなさいっ!! ラブ山形っ!
手づくりの蕎麦と器 みなと屋
山形県山形市和合町2-1-30
023-622-8921
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