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“もんじゃ!もんじゃ!”なんのもんじゃ!

悲願であった月島で”もんじゃ”を食べた。東京都内には、探せばもんじゃ屋さんなどすぐに見つかるが、月島でなくてはダメなのだ。 それは月島こそがもんじゃの発祥の地であり、もんじゃ商店街なる街の取り組みがあって、そこには約60軒の店が存在するのだ。この間まで用品店だったオヤジが職業替えをしてもんじゃ屋さんとしてデビューをはたすなんてのは良くある話! そんな月島界隈の店に行くだけならば、けっして敷居が高いわけではないのだからいつでも行かれるのだが・・・なにせ”もんじゃ”なる食べ物には食べるのに様々なノウハウが存在する、実は結構厄介な食べ物なのだ。ということで、かつてから探していた人材の条件は・・・・

"もんじゃ!もんじゃ!"なんのもんじゃ!

①月島界隈に居住している人。(そりゃ地元民は全てに精通しているし新しい情報もある。やはりリアル地元民にはかないません。ローカルって奴ですよ!)
②その人には当然、顔なじみのもんじゃ屋があり、女将とは仲良し!要するに、その店に顔が効くか否かという事。やはり下町の店だから常連さんを大切にするのは当然!
③その人は面倒見が良い!そして一緒に飲み食いして楽しい人でなくてはならない!
④なにより、その人は”もんじゃ”なる歴史のある食べ物をこよなく愛している事も重要だ!
なにせもんじゃという食べ物・・・登場する食材は至ってシンプル(というかチープ)粉と水、キャベツ、せいぜい餅、明太子、チーズ、エビ、イカ、程度で、それも後半のモノは客単価を上げる為の無理矢理策であり、別に新鮮な国産車エビとか、チェダーだゴーダだとかいうチーズでもない。明太子だって福岡のナニナニ庵の無添加なんて代物ではない・・・ではお味の”差”はどこで付くのかと言えば”ちょっとしたサジ加減、ちょっとしたノウハウ”だけでしかない。だからこそ上記の4つの条件を満たす男の登場を人生の中で待ち構えていたのだ。 そして適任者の登場!!その名はポテチンという!ポコチンではなくポテチンだか聞いていない。意識がもんじゃに行ってしまい聞くのを忘れていた。まぁ正式には◎島という名前がある。その彼にお願いした。

"もんじゃ!もんじゃ!"なんのもんじゃ!

お互いにタボーであるので日にちが合ったのがとある5月の月曜日・・・しかし、男ポテチンはなんと休業しているはずのお店を開けさせたのだ!!なんと心強い男であろうか! このもんじゃツアーが一層、楽しみな時間になったぞ! 当日、連れて行ってもらった名店”花菱”の場所も良かった。なにせ月島のもんじゃ商店街から二本も裏手っ!そうそうこんな店が美味しいんですよ! 放っておいても人が入る店なんて企業努力をする事ないでしょ。この裏さ加減がたまらない! 女将も人柄も抜群!声も抜群!・・・声は関係なさそうだが、その女将の声を聞くと下町っぽさが倍増している! ポテチンはメニューから我らが10人の為に様々なモノを注文してくれた。野菜を焼いてビールを飲んでウォーミングアップ! そしてもんじゃだ! ポテチンはグルグルと溶きまわしたもんじゃの中に醤油をヒト垂らししたのをオレは見逃さなかった。こんなのが大切なのだ! そして焼き上がったというか煮上がった(笑)ところで『よしっ!』のサインが。そして”はがし”という専用のヘラで鉄板から直に食うのだ。そのジャンクさったらないぞ!! この店はお好み焼きはお願いすると女将が目の前で焼いてくれるのだが、その手さばきはお見事で、まるでフランス料理のオムレツを焼くかのごとく作るのだ。

"もんじゃ!もんじゃ!"なんのもんじゃ!

関西系というのが正しいか否かはわからないが(広島は積み上げて焼く。関西は細かく切った素材を混ぜて焼く)とにかく回りの輪郭の部分を中央に集めて行ってキレイな円盤状にして焼いて出来上がり! そこに半分はソース、半部は醤油という味付けで完了する! 美味いぞ~~~~! 江戸っ子を味わうならばこの街だなっ!!! ハマったっ!!!

  • もんじゃ、お好み焼き 花菱(はなびし)
  • 03-3531-8714 東京都中央区月島3-3-3
  • http://r.gnavi.co.jp/a466000/