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世界遺産で食うメシはドーヨ!? クロアチアのドブロブニク

場所はアドリア海だ。(イタリアのフクラハギの裏側!)20数年前ならば考えられないような旅をしている。ブルガリアからマケドニア、コソボ、アルマニア、モンテネグロと回って来てクロアチアのドブロブニクを目指した。(この後でボスニアヘルツゴビナ、セルビア、スロバキア、チェコ、ポーランドと回った。) クロアチアは旧ユーゴスラビアで、紛争の末に、元々仲が悪かった国々が独立して出来た国なのだ。実は20数年前にこの地を訪れた事があり、かなり感激したのが忘れられなかった。時代は変わって一時は紛争に巻き込まれてメチャクチャになった町並みも、戦争の爪痕もキレイに修復され驚く程に美しく変身を遂げていて世界遺産の旧市街は抜群の雰囲気なのだ。 このドブロブニクの街、全体像をつかむには山の上から全景を見るのに限るんです。むかしケーブルカーで対岸の頂上から見下ろした城壁によって囲まれた旧市街地・・・あまりの美しさにうっとりした事を覚えています。

世界遺産で食うメシはドーヨ!? クロアチアのドブロブニク

観光地で食べる食事は最初から期待していないのが常・・・店側もこちらがわざわざ期待をしていないから余計に気合いが入らない! 観光地のマイナスの食のスパイラル! 東京方面では”江ノ島商法”と名称がついています。観光地・江ノ島に通う人間なんてそうはいない! だから店側も一度来たお客からしっかり頂いてリピートなんて期待無し!という商法。 という事で、観光地で美味しいモノに出会えるなんてそうあるもんじゃない。ましてや世界中から観光客が集まるドブロブニク! ブラブラと歩きながらディナーの店探しをしていた。

世界遺産で食うメシはドーヨ!? クロアチアのドブロブニク

世の中には様々な観光ガイドブックがあるが、まず日本で発売されているモノはかなりアテにはならない。大手旅行代理店が見え隠れする”◯るぶ”なんて出ている店はほぼ系列の店。今回も”◯◯の歩き方”なる本も参考までにあるが、その文章をそのまま受け取るなんて悲しい限りだ。第一、その編集をした人間がその地を楽しんで理解した上で書いているとは到底思えない内容も目立った! やはり自分の目で確認するのが大切だし嗅覚を育てるのも訓練だ。(オレ、今回なぜか相当にネガティブが入ってるね!これから上昇しますから!)   今回のお店、一言で言えば素材そのまま! でもそれも料理のうちで実力なのだ。

世界遺産で食うメシはドーヨ!? クロアチアのドブロブニク

ムール貝、エビ、タコ、白身の魚、いわし・・・それをただオーブンで蒸し焼きしている! そう、不味いはずがない! そして食べている人々がカフェスタイルで丸見えで、みんな嬉しそうな顔をして食べている!! トライする価値あり! あとレストランではなくタベールナという店のカテゴリーも好きで決定っ!!(庶民レベルです、気取りの無い!) 出てくる海産物、全てが満点獲得!(だって地中海の海産物は絶品ですから。アドリア海が不味いわけがない!) そして大切なのは御会計っ!(笑) ワインも散々飲んでお一人2000円弱っ!! 景色も雰囲気も抜群! パーフェクトなディナーになった。オレは幸せだぁ~~~。

世界遺産で食うメシはドーヨ!? クロアチアのドブロブニク

  • ARSENAL TAVERNA  www.mea-culpa.hr +385 20 231 065
  • 住所 Pred Dvorom 1 DOBURONIK KUROACHIA
  • ここの店、カードを見ると旧市街の中だけで6軒の店を経営している。どれも美味しそうだった。制覇してみたい。