「エッサウィラ」タグアーカイブ

ここは”ノラ猫”のパラダイス! モロッコの”エッサウィラ”

モロッコの大西洋岸のリゾート地”エッサウィラ”を訪れた。ここはモロッコ人も生涯の間に一度は訪れたいと切望する大西洋側にある美しいリゾートだ。 モロッコは地中海の向こうからヨーロッパの文化、東側からイスラムの文化、そして南側からアフリカの文化が入り込み混ざり合う独特の文化があるが、ここには地中海を超えてエーゲ海にありがちな”ブルーと白”が基調になった色使いと、15世紀にポルトガル人により、作られた高い城壁に囲まれたメディナ(旧市街地、そして世界遺産に登録)で人々が生活し、商売を営み、観光客と生活する人々が同居する場所だ。

ここは"ノラ猫"のパラダイス! モロッコの"エッサウィラ"

メディナ(旧市街)のなかにあるスーク(市場)に魚ばかりを売るコーナーがある。メディナでは様々な”秋葉原現象”が確認できるのだ。同業者は同業者同士が集まって商店を作る方が、買う側がラクチンであるという顧客重視な配置になっている。魚を買うならこのエリア、野菜ならココ、衣類ならばココと住み分けが出来ている。魚屋エリアは20軒ほどの魚屋が集まり商売している。そこで、好きな魚を購入して、そのまわりのレストランに持ち込んで調理して食べるというのが、エッサウィラでのお楽しみの定番だ。 ということで魚屋市場を眺めるとアジ、ヒラメ、カレイ、イワシ、カサゴ、タイ、イカ、エビはわかるけど、どうみてもウツボ(恐ろしく獰猛な魚、柄がルイ・ヴィトンみたいで笑える。)とか、様々な見た事も無い魚が見受けられる。

そこでイワシをはじめ数種類を購入して持ち込んで調理を依頼! 調理というか結局はエビ以外は全て店の前の路地で炭で焼くという最も原始的で安全な調理法で、ドンドン出してくれた。 モロッコでも焼き過ぎは厳禁、魚のコゲは発がん性物質として認知されているとは思えないが、絶妙に焼かれている。この腕前ならば日本の炉端焼き屋でも就職できるであろう! そして、次から次に出される魚を片っ端から”素手(スデ)”で食べるのだ。ドンドンと手で食う!! 素手で骨をはずし、皮をのこし、コゲ部分を除去しながら食らいつくのだ。 そして炭水化物はパン!! ゴハンではないパン! 焼いたイワシにレモンをかけてパンを食う、そして素手!! この違和感ったら無かったけど、美味いんです。

ここは"ノラ猫"のパラダイス! モロッコの"エッサウィラ"

絶対に日本ではありえないシチュエーションにテーブルには原始的作業をする事で一体感が出ます。 これならばマイ箸も不要、皿も最低限、とてもエコライフです。 ただ問題は、手がハンパなく”ベタベタ”になる事は覚悟を。 そしてこの店で素敵な友好関係を”猫”と持てた。 店にはウロウロと数匹のノラ猫が生活している。 店主も追い払う様子はまるでなく、お客さんの椅子の下をウロウロ。 波田もついつい可愛くてイワシや食べカスを下の足元に落とすと、猫はムシャぶりついて食べている。面白がってどんどんあげたら、どんどん食べるのだ。 まさにここは猫のパラダイス。オレが猫ならばキャットフードより、こんな魚を日夜、食えたら最高だと思う。

さてお値段は6人が魚類だけで満腹になるほど(たとえばエビは1キロ・・、アジ、イワシ、メッロ、イカ、タイなど)の魚代が200DH(約1800円)と調理代金が全部で100DH(約900円)で〆て3000円弱という計算。 庶民には豪華な出費だが、日本からやってきた観光客にとっては素晴らしく豪華で美味しい、ちょっぴり日本を思い出し、相当にモロッコを感じられる素晴らしいランチでした。 しかし”手”というのは便利な道具だと再認識しましたよ!!」 (DHはディラハムというモロッコの貨幣単位、1DHは90円弱)

  • RESTAURANT BEREBERE
  • Rue NASER No.2  Essaduira MOROCCO
  • 06 11 88 32 66