オーストリアのウィーン、
それはそれは“荘厳“とはこの街のためにあるが如く、
何から何までかものすごい歴史的建造物と
ハイレベルな文化が融合する街だ。
これだけの後世に残す
王宮、宮殿、国会議事堂、美術館、博物館、
動物園、図書館、駅の建物、
などの世界遺産のオールスターが揃っていたら
当分、観光だけで食べていけるだろう。
アジアの国々のこの10年、20年の発展の目覚ましさ
と言ったらとてつもないけれど、
この国の外から見た部分の
’変化の無さ’ も半端じゃないと思う。
変わるべきなのか、変わらないでいるべきなのか、
どっちが正しいではない道だが,
変わらないものにはやはり伝統という重みがある。
旧市街
(どこも全てが旧市街に思えるけれど。)
の裏通りをブラッと歩いている時に、こ
の店にを見つけた。
なんだろう?この店の空気感。
銀座の三越か、
和菓子の“とらや“が何か始めたかと思うほどに
オーラ満開な不思議な空気。
入って見たらデザート屋さん?
とても綺麗なディスプレイに驚いた。
とにかくオーストリアの人は
ドイツ語ばかりで意外に英語がわからなくて、
近くに寄ってなんだか確かめた!!
ワォ!!!!
この美しい食べ物はなんだ!?
なんとサンドイッチ
・・・・・は正しくない。
いや具材が挟まっていない
オープンサンドイッチだ。
それがまぁ美しい事。
そして一つ1、5ユーロ。
(約200円)
だから欲しいものを選んでお皿に乗せてもらって
レジに行って支払いして終わりだ。
なんとこんな美しい食べ物が
オーストリアンのファーストフードだったのだ。
ハンバーガーみたいに早く作って出すのもファースト、
出来ているものをサッと出すのもファーストだ。
サーモン、たまご、
サーディン(イワシ)、
ツナ、野菜類、を実に上手に利用している。
それぞれが実に美味しい。
ひかれているパンが
ドイツのパンにありがちな
少し酸味の強い粒子が細かいモノなんだけれど
これが実に具材とベストマッチだ。
1人のスマートなスーツを着たビジネスマンが
サッと入ってきて
数個のオープンサンドをつまんで去って行った。
なんだか脱帽
・・・カッコいい
・・・・負けた。
吉野家にはできない芸当だ。
ツェスニエフスキー
https://www.tripadvisor.jp/Restaurant_Review-g190454-d714240-Reviews-Trzesniewski-Vienna.html