バルセロナを訪れた。
いまや世界的な観光人気都市の
フランスのパリを抜いて
人気はナンバー1となったスペインのバルセロナ。
地中海に面しているせいでか
街は明るくとても開放的!
そんな陽気さに加えて見どころは満載。
建築家ガウディーの作品は
街の色々な所で見られるし、
なんと言っても建設から100年が経過しても
いまだに完成に至っていない
教会のサクラダファミリアもある。
この教会、日本のゼネコンが仕事を下請けで受けたら
段取り良く一年もかからずに完成出来ると聞いたが、
そんな話ではない。
コツコツと少数の職人達が
ゆっくりゆっくりと作っている所に価値があるのだ
・・・サクラダファミリアには設計図がないのだ。
マーケティング戦略上、
そうやってノンビリしているのだろうか。
しかしその方がずっとロマンチックだよねぇ。
担当者のセンスでそのパートをセッションみたいに作るなんて。
初めてバルセロナを訪れたのが
バルセロナオリンピックから半年後程度だったが、
観光でガイドさんが色々と連れて行ってくれて、
その時の説明で唖然としたのが
『左に見えますのが
オリンピックに合わせて作られていたバルセロナ駅ですが
・・・間に合いませんでした。』
『右がオリンピック◯◯スタジアムですが
・・・これも間に合いませんでした。』
と平気で言うスペイン人というか
カタールニァ人。
なんだか愛すべくキャラじゃない?
日本人みたいにキッチリキッチリも良いんだろうけれど、
オリンピックに間に合わないユルユルさってどうかな!?
さてバルセロナで最も居心地が良い場所と言われたら、
オレは迷わずランフラス通りの
サンジョセップ市場(ポケリア市場)だ。
その中にカウンターだけのレストランが数軒ある。
コの字型に囲ったカウンター周りには
ハイチェアーがズラっと並ぶ。
予約システムもなければ
大したサービスもない。
座り方はただ一つ、終わりそうな客の後ろで待つのだ。
なかなか終わらなかったらそれは、
ただアナタが人を見る目がなかったと言う事。
オレみたいに慣れていたら見逃さないし、
もし追加オーダーなどしたら
後ろから空気で圧力をかけて
なるべく早く店を出てもらう。
(もちろんウソ!)
英語はほとんど通じないので、
指差し確認でオーダー。
メニューは英語があるから何とかなるもんだ。
今回は初めてパエリアを食べた。
パエリアと言うのは本来、
木曜日に食べるものと決まっている。
それもランチだ。
たまたま昔の風習に従って
ここでも木曜日にパエリアを作っていたので
食べたら美味しかった。
(翌日はやはりメニューにはなかった。)
とにかく安く、美味しく、
早く、楽しく食うならば
この店の右に出る店はないぞ!
EL Quimdelaboqueria
(“サンジョセップ市場”/通称ポケリア市場の中)