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チンギスハーン様、日本を代表して謝罪。

札幌・ジンギスカン専門店・めんよう亭
ラム(羊)の焼き肉のジンギスカンとはチンギス・ハーン(成吉思汗)に由来する。13世紀のモンゴルのあばれん坊は流れ流れて北海道の地では焼き肉の総称となっていた。それも名前を改名されて・・・。波田啓次郎(ハダケイジロウ)がヒャダゲージリョーとなっているのに等しい。これは偉大な将軍・チンギスハーンには申し訳無い。日本の教科書でも正式に謝罪をしなくてはイカンぞ。ケンタッキーフライドチキンならカーネルさんの遺族にも印税が入っているかもしれないが、チンギスハーンの末代は権利収入で豊かな生活を送っているとは聞いていない。

チンギスハーン様、日本を代表して謝罪。

北海道人以外ではジンギスカンはあまりポピュラーな食べ物ではないが、北海道人にとっては日曜日の夕飯の家族的な食事はジンギスカンと決まっているのだ。模範的家庭には”マイ・ジンギスカン鍋”がある。広島人がお好み焼きを食うように、山梨県人がホウトウを食うように、そしてアメリカ人がハンバーガーを食うようにメキシコ人がタコスを食うように(ひつこいネェ)北海道人はジンギスカンなのだ。先日、北海道は札幌・ススキノで本当に美味しいジンギスカンを食った。ついに食ったのだ。波田のなかでジンギスカンの肉は何故だか丸いハム状となっていた。(そう思っている方、多いと思います)しかしラム(ひつじ)はヘビじゃないんだから、あんな丸くて平たいわけがない。それは丸くなかった。考えてみれば当然なのだが、肉だった。ナント感動的なのはラム刺しなるものも用意されていた。そこまで新鮮な肉は、焼いても美味しい。ラム肉には独特の臭み(私は香りと呼びたいが・・)ある。”スキキライ”はあるかもしれないが、もう大人なんだから克服しなさい。専用の鍋は独特で”戦争の鉄かぶと”に穴を開けたモノらしい。そしてこの半円型の鍋が非常に表面積が考えられていて大人数に対応出来るし、油が下に落ちるし、災害時のはかぶれるし、戦闘時には通気性の優れたヘルメットにと便利なシロモノだ。(よい子は真似しては駄目だよ。頭の臭さが一生ぬけなくなる)

出演キャストは肉、モヤシ、タレ・・・以上。小数精鋭だ。当日は幸運にも”行者ニンニク(アイヌねぎ)”の在庫が少々あって、ひときわ鍋をハデに盛り上げていた。(この美味さも格別!!)そして火力はモチロン炭(スミ)。これが絶大な威力を発揮しているのは当然のことだ。鍋があったまったら下に野菜をひいて上でジュージュー焼いたラム肉をタレに付けて口に放りこむ!!絶句するゾォ。その独特なタレは醤油、りんご生、生姜、ニンニクなどで作ってねかせたモノ。ああ・・・また食いたくなった・・・。店内は清潔そのものでお客から預かる酒のボトル、飾りの人形、テレビのリモコン、電卓に至るまでサランラップで巻かれていた。感動のジンギスカンを敬意をはらい食しましょう。煙対策は万全に。

  • ジンギスカン専門店 めんよう亭 TEL011-512-9722
  • 営業時間 日曜日17:00~2:00 平日 17:00~3:00 月曜日定休
  • 札幌市中央区南5条西4丁目
  • 支店もあり。6条店 011-521-1122
  • 注文はジンギスカン1人前700円、モツも美味しかった。いくら食ったって知れた価格なのでガンガン食おう。散々食って飲んで一人3000円程度。オバチャン最高。