アラジンの石油ストーブだ。見た目にもレトロ感いっぱいなデザインだが、レトロを超えて、この約三十年間、デザインは全く変わっていない。波田の少年時代から家にこの、全く同じデザインのモノがあったのだ。(回りのクロムメッキのガードは流石に時流を考えて危険対策で付けられたが、そんな程度だ。)これは復刻版でもなんでもない、いまだにモデルチェンジも何もしていない現行モデル。 ブルーフレーム(青い炎)と呼ばれる、このストーブは、本当にロマンチックな火を発する。 おそらく性能的には今時の反射板のついたようなタイプの方が圧倒的に安いし、暖かいし、使い勝手もいいのはわかっているのだが・・・・・・・買ってしまうのはアラジンなんです。 結局、二色(グリーンとベージュ)の両方持ってますよ。 最近、大塚製薬のオロナイン軟膏とオロナインCドリンクをまざまざと見たんだけど、変わらぬ、まさに“不変的デザイン&コンセプト”ってスゴいもんだと痛感してます。そんな無駄が何も無い実質本意な機能に、今年も少し性能は悪いけど、厚着をしながらこのストーブを囲みますよ!! 値段は大分、幅があるけど二万円チョイです。
≪英国アラジン社 ブルーフレーム石油ストーブの歴史≫
1930年代の始め(昭和初期)米国アラジン社と英国の企業家ジャック・インバー氏との間に合弁会社英国アラジン社が設立されました。 当時の米国アラジン社は青災式バーナーを使った優秀な石油ランプを製造しており、米国は勿論、広くヨーロッパ各国に輸出していました。 英国アラジン社構想は、このランプを英国で製造し、ヨーロッパのみでなく、全ユーラシア大陸に販売するというものでしたが、この構想が軌道にのると同時に、英国アラジン社のジャック・インバー社長は、もしこのすばらしい性能の青災バーナーを暖房器具に使えば画期的な石油ストーブができるのではないかと考えるようになり、さっそくその商品開発のためのインバー・リサーチ社を設立し、ブルーフレーム石油ストーブの研究開発に着手しました。 長期の研究、開発のすえ完成したのが現在のアラジンブルーフレームの原型となった「I.R.」です。「I.R.」とはINBER RESEARCH社の頭文字です。このI.R.ブランドのブルーフレームも日本に相当輸入されています。この石油ストーブに絶対の自信をもったジャック・インバー社長は、インバーリサーチ社を英国アラジン社に合併させアラジンランプの広い販路にのせて世界的な拡販をはかるため、著名ブランドの“アラジン“をこの商品につけ、アラジンブルーフレームとしました。
PV-BV Corporation. Presented by Keijiro Hada