長崎に行く事になった時に、友達に”トルコライス”を紹介された。その名前を聞いた事は無かった。そしてイメージも出来なかった。トルコ・・・・・何故トルコ!?何故、長崎がトルコ・・・・・ さぁ世界地図をひろげてみよう。トルコは中東の左側でギリシャのお隣に位置する。トルコを一言で言うならば”East meets West(イーストミーツウエスト)”もっとわかりやすく言えば東側の文化(アジア、中東)と西側の文化(ヨーロッパ)の融合がトルコの歴史なのだ。このトルコライスを発明した長崎の超・有名店”ツル茶ん”だ。
だいたいこの名前、穏やかじゃない! 店員さんに聞き込み調査をした。その昔、長崎は”鶴の港”と言われた。(港の形状)そして”ツル”を採用。カフェなので売るのはお茶ということで”茶”そして語呂合わせで”ん”を採用。ということで”ツル茶ん”となったらしい。創業者の河村岳男は相当な洒落モンであったようで、九州で最古の歴史を誇る”ツル茶ん”を1925年(大正14年)に開業した。当時は、蓄音機で洋楽を流し外国映画を参考に内装も凝りまくったらしい。当時から自家製のアイスクリームやミルクセーキを考案。以来90年近くも原爆や戦後を乗り越えて長崎の町に”憩いの場”を提供して来たのだ。この”トルコライス”のネーミングにも唸りながら考えたのだろう。(トルコライスは二代目が考案。50年の歴史!) 長崎は貿易の町。そうだ、まさにこの町から西洋との交流がはじまったのだ。長崎こそ日本のEast meets Westのトルコなのだ。
長崎市民が愛するトルコライスのオリジナルバージョンは全部で6種類。それぞれに世界旅行の趣がある。 元祖《トルコライス》チキンライスにポークカツがのりカレーがかかる。横にはパスタとサラダ。これが王道! 《シーフードトルコ》海老フライにシーフードクリームソース、 《フリカンデルトルコ》フリカンデルはオランダ生まれのハンバーグのルーツ(昔は牛のかまぼこと言われたそうだ!)。スパイシーに仕上げデミグラソースとカクテルソースをダブルでトッピング。 《ランタントルコ》海老のフライに中華クリームソース。洋食のトルコライスに中華のエッセンスでピリ辛! そしてこれも元祖な長崎のミルクセーキは”食べるミルクセーキ”でシャリシャリ感のある美味しい傑作。
アナタも長崎でクリエイティブ魂を刺激してみたら!!
世界三大料理というモノをご存知であろうか。 何となくフレンチ(フランス料理)は入るのは想像が付く。フランスを入れておかないと、なにかと今後、厄介なことになりそうだ。(事実、フランス人は意外にもヤッカイな旅行者としても欧米人から嫌われている。ホテル関係者1万5千人の調査で最も嫌われている国民がフランス人。まず、自国語しか話そうとしない。現地のモノなど食おうとしない。そんな事が理由。ちなみに一番人気が日本人、行儀が良くて静か。またアメリカ人も二番目で騒がしい事がマイナスだが現地に溶け込む姿勢。気前の良さで人気は二位、前回のトップのドイツ人は『ケチでチップの支払いが悪い』と評判を落とし5位に転落。毎日新聞より。)
話は戻り二番目の三大料理は中国料理! なんと言っても中国4000年の歴史は侮れない。この人達も入れておかないとヤッカイそうだ。 では三つ目はナンであろう。 和食かぁ、ひょっとして人数的にインド料理・・・違うナァ。奥深さでタイ料理とか、やはりイタリア料理なのか!!いやいや意外にも辛口で韓国料理・・・・・結論から言うと、それは”トルコ料理”なのである。ここで疑問が湧く。 トルコ料理って何!!?? わからない。想像が付かない!! それ以上に疑問が・・・・その三大料理って誰が決めたのダァ!? さて、トルコ料理の歴史をひも解けば、世界史的に言えばオスマン帝国が繁栄した時期(14世紀~20世紀始め。)にシルクロードとも交差したために東西の国々から食材が集まった。当然、繁栄している社会なので料理人も集まり、芸術も振興したので料理も開発された・・・・・・・トルコ伝統料理、ギリシャ、グルジア、シリア地方の料理の要素が交じり合い、独特の発展をした。オスマン帝国の支配下にあった地域は地中海の東側の国々はおおむねトルコ料理の影響を受けている。ということはギリシャ、レバノン、イスラエル、エジプト、チュニジアに影響。最近ではトルコ系移民の多いイギリス、ドイツにも及ぶ。・・・ということなのだ。いろいろと複雑なのだよ・・・・そんなこと文句を言ってたって仕方が無い。
ということで青山の名店”ハレム”を訪れた。青山はトルコ料理激戦区と聞く。激戦・・・・これも謎。”ハレム”は一般的にはハーレムと言われる王様(スルタン)以外の男性は許可がなければ足を踏み入れる事は許されない場所。そこには皇太后、御后、女中を含め400人もいたらしい。そこでは沢山の物語が生まれたのだ。ここは宮殿の中で最も刺激的で美食を楽しむ空間であったらしい。ハレムの料理は野菜をふんだんに使ったディップ(エキメキというパンで食べる)が爽やかに美味い。パトルジャンエスメ(ナスのペースト)フムス(ひよこ豆のペースト)ウスパナック・タラトル(ほうれん草とヨーグルトのペースト)ほかどれも相当に意外性があって美味しい。(カルシュックエスメという盛り合わせのチーズ添えがお奨め、3種1600円、4種1900円) メインはケバッブというラムのジューシーなつくね串焼き、チキンのジューシーはつくね串焼きが本当に美味しかった。コースで注文すると鳥のローストとつくねが双方付いてきて、食べ較べて幸せ。あとクイマル・ピデはラムの挽肉のトルコ風ピザ、カリデスリピデ(アボカドと海老のピザ)も抜群。 レカナッティ・シャルドネ(深みのあるイスラエルのワイン)と合わせて食べたら満塁ホームランだった。
そして、なんと8時半から今話題のトルコのダンス”ベリーダンス”を見て鼻血が出た~~~そのエロチズムは間違いなくハレムの中での生き残るための手段であったに違いない。めちゃめちゃのエロエロなのだが、本当に美しかった。 もし、貴女がフェロモンの”出”が足りない、男性からの視線を感じない女性ならば・・・・・是非、見ておいたほうが良いと思う。お茶だ、お花だ、お作法だの花嫁修業も良いだろうが、大切なのはベリーダンスなのだ。フラダンスもフラメンコもいいぞ・・・・でも大切なのはベリーダンスだよ。 いったい何しに行ったのかわからなくなってきたが、とにかく美味しく艶やかな上質な時間であった。 またいっちゃうよ・・・・・・・・・ ちなみに世界三大料理はフレンチに変わってイタリアン、中華に変わってフレンチなんてこともあるらしい。 波田が聞いた情報はトルコ・びいきな意見だったのか。
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