文明人のサラダ好き、
菜食主義者は往々にして弱々しいイメージの人間が多い
・・・そして、肉好きのマッスル野郎
(筋肉ムキムキのマッチョ)
の対局の様な奴らと心から思っていた。
だからサラダ専門店なんて“オンナ、コドモの店”
にしか思っていなかった。
ニューヨークに早朝に到着しての昼下がり、
時差ボケで少々、食欲もないと言う事で通りがかったサラダ専門店を覗いた。
店の前には長蛇の列。
その人数は推定50人、正直それを見て唖然とした。
それも大きなマッチョ男、ドデカイ黒人、
太った甘党の女子、肥満気味のビジネスマン
(もちろんスマートな人々も沢山だ。)
・・・・・・なぜ列に並んでまでサラダが食いたいのだろう?
早々に並んでみた。

列が短くなるごとに人々は高揚はじめている。
20分近く待ってやっとオレの順番が来た。

まずはメインの野菜を選ぶ。
もちろん基本は手差し確認だ。
レタス、ホウレンソウ、ロメインレタス他いろいろ。
そしてトッピング、ものすごい数が用意されている。
ドレッシングも順列組み合わせを考えたら品数は膨大だ。
こんな選択は本当に楽しい。
いつの間にかオレもサラダマニアになっている。
サラダ職人を見ていて、ある事を学習した。
それはドレッシングとサラダの和え方だ。

通常、世の中を見渡せばテレビの
ドレッシングのコマーシャルで流れる様に
サラダの上からグルグルと掛け回し、
そして食う。
以上だ!
ところがそれではドレッシングと野菜は絶対に一体化はしない。
正しいのは相当に大きめなボールに野菜を投入してミックス、
そこにかなりのスピードで野菜を回しながらドレッシングを少しづつ、
そして素早く投入して全てを混ぜる。
相当なスピードでボールがキッチンのカウンターに
カンカンと甲高い音が響き渡る。
これがノロノロとやっていると、
塩分の関係で野菜から水分がでて漬け物状になってしまうのだ。
あくまでも“素早く”が命なのだ。
(帰ってきて開眼してずいぶんとトライしてみた。)
動画でお見せ出来ないのが残念だけれど。
とにかく自分オリジナルのサラダを作ってくれる店に
朝から晩まで長蛇の列が出来ている意味も理解出来た。
それはひたすらに野菜のパフォーマンスを引き出したお味があるからだ。
ただ野菜を買ってドレッシングをかけたのとは
全く違う世界の味と舌触りがそこにはあるからだ。
日本にもこんなサラダ専門店があれば良いのにと思う
ニューヨークの昼下がりでした。

SWEETGREEN サラダ専門店
http://sweetgreen.com/
ニューヨークからジャマイカ、キューバ、ケイマン諸島を廻るかなり変態な旅を予定していた。

大平夫妻を飲んだ席で気楽に何気なく誘ったら一緒に来るという返事!
(誘ったクセにビックリ)

とにかく約10日間はよく飲んで食って話して楽しい時間だった。
ただ大平マコトが甲殻類アレルギーでメニューが限られた。
(と言うか世の中のメニューに甲殻類が以外に多いのに驚いた)

普段、甲殻類は俺は積極的には食べないんだけど、
ダメと言われるとやたらに食いたくなってきたのは不思議な現象。
キューバで別れてから、ひたすらにエビを食った。(笑)


2016年3月11日
早朝の成田発のANA便にてニューヨークに深呼吸しに来た。
何度来ても、変わらない街、そして恐ろしいスピードで変わる街がニューヨーク。
良いモノは変わらず、進化する部分はどんどん変わる街だ。
初めてこの街を訪れたのが21才の冬だった。
まだバックパッカーで今でこそ、信じられないけれど、
まだバックパッカー人の当時のバイブルである“地球の歩き方”なる本も出版されていなかった。
(数ヶ月の旅の途中で、その本を持って旅している旅人に見せてもらって衝撃を受けた記憶がある。こんな便利な本が発刊されていたんだ・・・それなくしてどうやって旅が出来ていたのかなぁ。ネットの携帯も何も無い時代に・・・)
とにかく初めてのニューヨークは鮮烈以外の何ものでもなかった。
時代はニューヨークの最悪期で犯罪だらけ。
夜になると銃声も聞こえるし、あっちこってでレイプなんて話も沢山出ていた。
事実、チエックインしょうとした安宿のオヤジに意味不明な因縁をつけられてファイトして、
そのオヤジを階段から落として逃げた記憶もあるけれど、そんな事を差し引きしても、オモシロかったのがニューヨーク。
21才の記憶は鮮烈だ。
何日か、お茶も飲むお金も惜しんでいたので、
当時の最高級だったプラザホテルのロビーでずっとソファに座っていたのを思い出す。
通り行く人々を眺めて、想像力をどんどんと膨らませてた。
『この人たちは何をしているんだろう?どんな生活を日常にしているんだろう?』
そして次に来たのが31才、ビジネスではまあまあな結果も出ていて、憧れのプラザホテルに宿泊していた。
(招待旅行だったので感無量だった。)
その次は41才、リッチデボスのご招待でボストンから船で深夜に走り早朝にイーストリバーから降りてきて見たマンハッタンの景色は生涯、忘れないだろうなぁ。
ツインタワーが朝日に当たってキラキラしていたのが印象的だった。
そし52才は娘との一週間だった。
オレにとっては素晴らしい時間だった。
そして今回は57才・・・とても呼ばれたんですよ。ニューヨークに!

少々自慢だけれどオジイちゃんとオバアちゃんが出会ったのが1930年代のニューヨーク。
ここでフォールインラブ(恋に落ちて)生活を15年間していたと聞いてます。
まだ飛行機もプロペラ、もちろん最初に来た頃は飛行機どころか貨物船だったと聞いている。
ルーツとまでは言わないけれど、なにか謂われはあるでしょう。
年老いたバアちゃんが色々と思い出話を語ってくれていた記憶はあります。
なんだか、そんなニューヨークにいるだけで、興奮できますよ。
今回は何も決めていない4日間だけれど、毎日がとてもエキサイティング!
こここそ定点観測をしておかないとイケナイ街!
そして年齢、年齢で楽しみ方もどんどんと変化する街!
これからも世界各地を旅する予定だけれど、ココは何度も来て確認をする、エネルギーをもらう街だと痛感します。

明日はここからカリブ海、そしてこれから変化する国、キューバ、そしてロサンジェルス、ポートランドに行って帰ります。
また新しいエネルギー、アイデアを様々もらえるかと思うとワクワクしますね。
自分にBon Voyage!(良い旅を!)

ニューヨークでのランチは、相当に幅広い楽しいランチが選べる。日本のサラリーマン向けランチみたいに短時間で低価格なものとは趣向が違うが、とにかく早いメシ関係はファーストフードにでも任せておいて、あくまでもスローフード的要素が強いものが数多くの幅で選べる。 まぁ、ガタガタ言ってないで・・・・・・とにかく何が何でもアメリカ大都市で食いたいものは何故か中華の定番ランチの”飲茶”(やむちゃ)なのだ。

これは世界中、結構 何処に行っても必ず食べるモノと決まっている。そして何故か日本の中華街には存在しないのがこの手の飲茶屋なのだ。(海外の飲茶屋は巨大中華料理店のランチで、店内を熱々の点心をワゴンにのせて店内を回って提供するもの。)ロサンジェルスでサンフランシスコで、シドニーで、バンクーバーで、シンガポールで、当然に上海や香港で・・・・・少人数で、そして大人数で点心類(数十種類の餃子、焼売、小皿に盛られた蒸し物他)を食って食って食いまくるのが飲茶の定義なのだ。ニューヨークの中華街はアメリカでも最大の中華街だ。ただエリアが広いので横浜みたいに集中した中華街ではなくダラッーと広域に渡っている。タクシーで中華街を目指して適当なところで降りた。この店がベストという情報も無いし、嗅覚や勘で店に入って間違いはなかったが、今回もまたまた、聞き込み調査を行う事にした。ここで大切なのは”誰に聞くか!”で話は全然、変わってきてしまうのが”聞き込みの調査”の最重要ポイントなので覚えておきましょう!!

ということで道行く人の容姿、雰囲気をチェック!慎重にチェック! 若いねーチャン、作業員風、配達員、学生風、商人風オヤジ、家庭生活に疲れた風の主婦もパス!!パス!パス!!当然、観光客もパス! 通り過ぎる人23人目で、遠くからこちらに向かってくる、介護人に付き添われた上品なお婆さんを発見! そのお婆さんは身体こそ弱りはしているものの、眼光に力強さを持ち合わせ、目の奥には多くの人に支えられて今の自分があるのよ!という優しさを秘めて先祖、華僑に恥じない人生を私は過ごしてきた・・・という、どこか哀愁を感じさせるオバーちゃんだ! 中華街に暮らして73年、中国からの移民として入り苦労に苦労を重ねて、いまは子孫にも恵まれ老後の生活を悠々自適に楽しんでいるのだ。そう、オジーちゃんに先立たれたオバーちゃんはこうやって毎日、介護人に付き添われて中華街を散策している時間が大好きなのだ。・・・・・・というのは全て想像の粋であるが、そのお二人に丁寧に”私は日本から来ました! どこか美味しい飲茶屋さんを教えてください!”と言ったら、二人が瞬間的に打ち合わせをするでもなく”ハーモニー”と”正”にハモったのだ。ということで迷わずその店に入った!

美味しい店に共通する空気を感じながら入店して着席。(全然案内もされないので勝手に座る。200人は入る店内には店員もスゴイ数で様々な点心を載せてテーブルからテーブルの注文に応じて回っている。早々に近くに来た十数種類のワゴンから、食指の動いた5~6品を選んでテーブルに置いてもらい”いっただきまぁーす!”海老シュウマイにニラ饅頭、餃子に春巻きに・・・牛や豚のスペアリブの薄切りを蒸し煮した料理が美味い!とにかく名前も分からないけど、美味しい点心と炒飯などを食いまくり、片っ端から食いまくり!!どれだけの量を食べたであろうか。 そして、お一人1100円でした。まったく便利で美味しい最高なランチになったなぁ。今後も海外での”醤油系体内注入願望”を満たすには、やはり”飲茶”に限ります!
- グランド ハーモニー レストラン 喜萬年大酒楼 98Mott Street, New York 10013
- 電話 212-226-6603 ファックス 212-941-4697
みんなで、ニューヨークに遊びに行っているときに、サプライズで皆(約60人)で波田啓次郎に誕生日プレゼントを考えていたらしい。そしてその時、何を買 うかを一任されたシンペイ・イトウは、その予算で画材を購入。そしてソーホーのゴミ置き場に落ちていたダンボールをベースに一日、部屋に閉じこもってこの 絵を書き上げたのだ。額縁の裏側には皆のサインとメッセージが書き込まれている。これこそ、ニューヨーク的なアーティスティックなプレゼントだ。

PV-BV Corporation. Presented by Keijiro Hada