「バインミー」タグアーカイブ

ベトナム”皿まで舐めたい店” バインミー(ベトナムサンドイッチ)が食いたい。もう一度食いたい!

この店、波田が人生でもう一度食いたい店の代15位にエントリーされていた。最近訪れたホーチミンは残念な事に交通事情からシクロ(三輪自転車の前に客を乗せるカゴが付くベトナム的な代表的乗り物)が禁止となった。数年前、まだそんなに経済化が進んでいなかった頃は町中がシクロであふれていた。当然にスピードの違いから交通の妨げがあり非難轟々、クラクションの嵐だったのは記憶に新しい。しかしシクロで進むホーチミンのスピードは正に優雅で風を気持ちよく感じられたのだ。そのシクロでこの店Nha Lan (ニューラン)にH氏(※1)が案内してくれて、店前に横付け!!H氏は何の説明も無くホーチミンで最高のサンドイッチですよと言い買いたてのバインミー(ベトナムの庶民のフレンチテイストのサンドイッチ)を食わせてくれたのだ。

ベトナム"皿まで舐めたい店" バインミー(ベトナムサンドイッチ)が食いたい。もう一度食いたい!

その味は正にフランスだった。ご存知の通り、ベトナムはフランスから統治されていた。現在、その名残は街の造り方(道とか公園)とか少しの建物位にしかフランス色を感じないがバインミーの味はフランスだった。昔、20代初めに超貧乏旅行でヨーロッパを旅していた。2週間近くパリでフラフラしていたが貧乏旅行の自分がフランス料理を食えるわけもなく、ファーストフードやカバブーなどのアラビアンフード(安いメシの代表選手)を食って過ごしていた。その頃、安食生活でも唯一フランスを感じられたのがフランスパン(バゲット)でハム、野菜などをはさんで食べるサンドイッチだった。このサンドイッチと安い白ワイン一杯の夕飯なんて良くあったが、それでも充分にフランスを満喫できていたのだ。だからボクのバインミーには別の想いもあったのかもしれない。

ベトナム"皿まで舐めたい店" バインミー(ベトナムサンドイッチ)が食いたい。もう一度食いたい!

このベトナムのバインミーを今回、また食べてわかった。その美味さの秘訣にどこかベトナムアレンジが効いているのだ。多分、バゲットに少しの大豆醤油(ヌク・トゥオン)がかけてあり、それがオリエンタル的な美味さを出しているのだろうか。僕の中では期待と楽しみで脳内爆発していたが連れの3人は実際の感動度数は4,35位であったようだ。(10段階評価)これはボクのプレゼンが激しすぎて期待度数が激しくアップ。そしてこの庶民のサンドイッチだったからであろうか。(だから皆さんも実際に食ってみて感動的美味さじゃなくてもオレを恨まないでね。)そう、個人が感じる美味しいものとはその期待感、過去の印象、思い出など全てが相まって感じるのだ。だからオレは美味かった!! うるせぇ~~また行こう。(実は一緒に食った三人は全然受けが良くなかったのだ・・・淋しいぞ)

ベトナム"皿まで舐めたい店" バインミー(ベトナムサンドイッチ)が食いたい。もう一度食いたい!

※1 我がホームページの情報収集任務を遂行する秘密情報部員、正確な肩書きは “食生活友の会・情報調査局国際部門アジア地区主任兼ベトナム社会主義共和国担当一等書記官、雑務兼任”のH氏(ベトナム地区ではミスターホイガーと恐れられている。)

  • Nha Lan (ニューラン)パン屋  66Ham Nghi  (ハムギ) ホーチミン市
  • 営業時間など不明 とにかく有名な店。