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特集・イタリアかぶれになろう・その2。 《衝撃のイタリア、役立たず情報》 観光地の笑うウマさ!。マンジャーレカンジャーレ~。 ベニスの発展は”国際交流的営業努力”にあり。

場所はベニスである。アドリア海に浮かぶ水の都”ベニス”は素晴らしい場所だ。9世紀から19世紀に独自の文化で発達、14から16世紀には地中海貿易で大量の富が流れこんだ、この街の歴史は簡単には語り尽くせないし波田が語っても、観光ガイドブックのコピーと直ぐにバレる。ベニスは御多分にもれず、観光の波というか観光が主な産業資源なので仕方ないが、そこではたらくヒトは観光客を楽しませる技を日夜、磨いているが、時としてウットおしいサービスもある。今回紹介する、この店はかつて観光地でイヤな思いをした店とは一線を画すのだ。(ウマけりゃ許せるんだぁ。)ナントこの店は観光ガイドの本に載っていた。勿論、そんな情報だけでは”サイギシンの塊”の波田は興味をもたないが、”食生活友の会・準構成員、堀正樹氏”のタレコミで知って乱入取材した。・・・・・結論は”モノォスゲッー美味い”の一言。

ナンとなく皆さんにも理解してもらえると思うが海外旅行をしていて、何処かの店に入ったらそこの店員に下手クソな日本語で語りかけられたり、日本語メニューなんか出されたらシラけてイヤな気分になるのは、私だけではないと思う。正にアリガタ迷惑。この店は”波田海外で行きたくない店の重要2条件”を充分に満たす店だったのに楽しかった。(大人になって人間が丸くなってきたのかなあ・・・。)店員は全くのイタリア人ばかりが大量に配備されている。店内は物凄い人気でヒトの洪水状態だった。87,97%の客が地元民と推測。ガラスケースに美味しそうな魚介類が並んでいるのだが、波田が店員に下手な国際公用語・エイゴで魚名を聞いたらなんと日本語で”メゴチ””スミイカ””シャコガイ”とイントネーション無しの宇宙人語のような話し方で回答。店内みまわしても日本人は他にはいないのに物凄い学習能力だ。そして殆どの店員がカタコト単語羅列で話す。最後に”チェックプリーズ”と言ったらニコニコと”ハーイ、オアイソ~ネ~ココロズケ(チップの事)ヨ~ロシ~クネ~ソレ、ジュウヨウネェ~”(宇宙人イントネーション)と返答が来てぶっ飛んだ。きっとこの店員達はイタリア語は当然としてフランス語、スペイン語、ドイツ語程度は同じ程度に話すんだろうなあ。

特集・イタリアかぶれになろう・その2。 《衝撃のイタリア、役立たず情報》 観光地の笑うウマさ!。マンジャーレカンジャーレ~。 ベニスの発展は"国際交流的営業努力"にあり。

観光名所リアルト橋からスグ。すこし路地を入った決して好立地ではないのに食うために長蛇の列が出来ている程の人気店。店は100人以上収容可能、ひょっとして数百年改装はしていない趣き。でも清潔。”トラットリア(食堂)”と名打っているだけあって超庶民的に海の物をふんだんに使ったイタリア家庭料理の店です。前菜の盛り合わせ(アンティパストミスト)を注文して試してみましょう。(約1400円)スゴイゾォ。魚のスープ、魚介類のフライ、シャコのレモン・オリーブ油あえ、も絶品でした。その他、アカザ海老、やりイカ、イワシ、マト鯛、ウナギ(絶品)、各種貝類、などなど食材の種類も豊富で感激!!。観光地にも”良心”はあったのです。ツーぶっていないで観光ガイドをしっかり見るのも大事だなあと反省しました。あ~~美味かったぁ。

  • トラットリア”アッラ・マドンナ”
  • 住所: Calle Della Madonnna.Solo 594, Venezia. ITALIA.
  • 041-52-23-824 (予約可能)
  • 営業時間 11:30~15:00 19:30~21:30
  • 水曜日定休  (リアルト橋の左岸、川下に向い一本目を入った左側。) とにかく、何でも食ってみよう。指差し注文、日本語メニューあり。一人死ぬほど(死ななくても良いけど。)食っても3~4千円程度の良心価格です。