“スープカレー”なる食べ物を御存知ですか。読んで字のごとく考えると、そんなに美味そうな響きは無い。タイ風カレー、カシミールカレー、ジャワカレーとか具体的な名称が入っているほうがなんとなく食欲をそそる。北海道の札幌には100軒以上のスープカレー屋専門店が点在している事は意外と知られていない。札幌の人はラーメン同様に自分のお気に入りのスープカレー屋の1軒や2軒知らないと話しにならない程に定着。札幌人に一週間の海外旅行をして札幌に帰って最初に何を食うかと質問をすると65,31%の市民がスープカレーと答える。波田としてもスープカレーを知る事は札幌人を知る事と考え何度となく名店、マニア的な店、通りがかりの店、雑誌に出ている店、クチコミの店・・・食ったけど強烈に美味い、また食いたい、地球が明日終るならこのカレーを食いたい・・・とまでは思わなかった。
少なくとも札幌で限られた時間の中、貴重な一食を食うならば札幌ラーメンとか寿司、ジンギスカン、炉端焼きなどが正しく札幌滞在3日目の二日酔いがまだ残る食欲の無い昼メシあたりに誰かが連れて行ってくれて御馳走してくれるなら食うカァ程度の認識だった。(北海道のお友達諸君、盛り上げる為の多少オーバートークだからネェ。スンマセン!)がぁがぁがぁがぁだぁ!。驚く美味さのスープカレーの店があった。それはなんと東京を通りこして京都にである。インドに始まったカレーはシルクロードを抜けて(ホントか!??)中国大陸を渡り、油っぽくなる事もなく、朝鮮半島を拉致からくぐり抜け、韓国の激辛に影響される事なく、ヨン様にも浮気せずに到着した日本で随分と加工されて子供達の一番お気に入りフードと定着していたが、その王座に甘んじているうちにラーメンに首位を明渡したがぁだぁぁぁ・・温情深い札幌人の手により王座復活をかけて起死回生、スープカレーとして再デビュー!、開発競争は留まる事なく、そして京都人の手によって新たな新境地に突入したのだ。どぁーーだぁ!。
スープカレーの食い方は至って簡単。スプーンにゴハンを乗せてスープ状のカレーを付けて食う!!。逆もあり。要はお好きにドーゾ。とにかくルーを使わないでメリケン粉も使わずにスパイスのみの調合なのか、全く重くなくて爽やか感がイッパイなのだ。カレーで満腹になると当然、胃腸がドォーンと重くなるが、このママロのスープカレーにはそんな重さがまるで無い。ヘルシーとは正にこの事だ。(ダイエット効果有りとまで言われている。)そして例えば野菜カレーは季節のニンジン、カボチャ、ジャガイモなどが入っているが野菜類のヤル気が満々、どこかの作り置きヤル気無しのドロドロ野菜とは別物だ。とにかく一度食ったら必ずまた食いたくなる不思議な感覚です。そんな一生、付き合う事を覚悟して挑んで食って欲しい美味さです。アナタの胃腸が浮気を許しません!。 (そういえば昔、ロンドンでハマったナゾのインド料理店があってカレーを食いに3日間通い詰めたことがあったけど、その不思議なスパイスが共通してるのかなあ。この際、スープカレーを改名して”サイババカレー”とかにしてみたら・・・・)
- ママロ、スープカレー 075-212-4173 営業時間 11:30~25:00
- 京都市上京区河原町丸太町上る 西信号ひとつ目 河原町、丸太町上ル、1ヶ目信号手前の西側、 京都御所近く
- 定番というか入門編は”チキン”920円、ベジタリアンでもボリューム満点の”ベジベジ”880円、そして”トロトロ角煮”970円と、ちょっと豪華に”シーフードスペシャル”1480円、ライス大盛りは100円(なんと学生は無料)サイドオーダーはフライドポテト180円、コーンサラダ150円、 ランチセットもお得です。そしてモミティーが素晴らしく美味しい!!。(少し甘めのロイヤルミルクティーにブラックタピオカが入った冷たいドリンク)ハワイでは今、静かなるモミティーブームだがこんな美味いモミティーが日本で飲めるとは・・・・とモミティー専門家・マサト氏の弁。480円
- 実はこの店の美味しさの秘密がある。実はAM製品がフル活用されているのだ。クインクック、浄水機、エサンテ・・・と当然、お味に影響している。そうだよねぇ。このお米の美味さは尋常でわないぞ。そしてオーナー桝本氏の美意識が反映されているのである。