世界中に麺ファンはどこにでもいる。蕎麦、うどん、パスタ、ラーメン、ビーフンやソーメン・・・・本当に幅広い。麺類は地球人全般から好かれている。そういえばパンや御飯が嫌いという奴(こんなヤツは奴である。)は時々いても麺が嫌いという人に出会った事無いなあ。いたら是非、紹介してください。世界平和と興味本位でインタビューしてみたいもんだ。だって麺はカワイイじゃないの。あの細くてツルツルとした風貌は何だか守ってやりたくなると言うか、哀愁すら感じてしまう。そしてあの触感というかプルプル感はたまらない。ミズミズしさも万人から好かれる理由だろうか。絶対に人を裏切る事は無いそんなイイ奴を感じてしまう。(オレ実は相当な麺フェチなんだ。)

そんな麺類に新しいお味の仲間入りが正式に国連の安全保障理事会で決まったらしい。そんな、初めての食感がこのベトナム麺”フォー”である。歓迎の意を込めてスタンディングオーベーションで迎えてください。パチパチ・・・。こんなに美味しいモノに今まで出会えなかったなんてオレって可哀想な奴だったんでぁぁと涙も出てしまう。親までは恨まないがもっと早く知りたかったもんだ。波田的な食するのに正しい時間は二日酔の残ったお昼、または外食が続いたすこし身体が弱った感がある週の半ば。野菜不足でイライラのつのってくる昼下がり。金は無いが正しい栄養補給をしたい・・・・そんな時こそフォーの出番だ。しかしそれは波田の推測で、本当はいつでも食いたい時に食って欲しいが、あなたの近所にはこんな店はまずは無いであろう。困ったもんだなあ。その本題のフォーである。フォーの基本は米粉で作った白い平麺に牛骨か鶏ガラで取ったスープが基本。(従ってあっさり系)フォー・ボーといえば牛肉入り、フォー・ガーといえば鶏肉入り。好みでライムを絞り辛味を入れて食す。値段は50円~100円が相場。スープの味は北(ハノイ)があっさり系、南(ホーチミン)がこってり。香草、ネリモノ、揚げ物のトッピングあり。シャン菜、ミントが大量にそして無料で加えられるのは嬉しい。

そして”混んでいる店は美味い”という鉄則は正しい。ここで紹介する店、”フォーボー”はハノイッ子の一押しの店。いつも混んでいる。しかし日本のラーメン屋と一緒で地方により相当色々と幅があって面白そうだ。ヤバイ世界に突入してしまったぞぉ!。
- PHO BO 2B Ly QuocSU.Hanoi 電話はナシ。
- 場所はタクシー、またはシクロに住所を見せれば一発でいけます。
- 営業時間は”永遠”。 さあ、飛行機乗って食いに行こう!!。
初夏のある日、移動で飛行機に乗っているときにその機内誌に衝撃の事実をみつけ目が釘付けとなった。 JALの機内誌のアゴラに特集されていたのは、想像もしなかった特集だった。
さてラーメンの日本一の出荷量を誇る県はどこであろうか・・・(誇ってないかなぁ!) と聞くからには想像を超える県であることは想像するに易しい。 ラーメン出荷量の一番の県はどこであろうか・・・推測してみよう!! 元祖サッポロラーメンの北海道、福島の会津は喜多方ラーメンで有名だ。豚骨ラーメンのメッカの福岡、和歌山ラーメンも有名だし。栃木の宇都宮は餃子が多いからついでにラーメン!? 熊本も有名、いやいやラーメン博物館がある横浜、などとも思ったが、それはなんと “山形県”なのだ・・・どうも理解が出来ない。良く読めば、なんと山形県はラーメンという食文化が日本一、それもダントツに根付いているというのだ。 その後、山形県出身の友人に聞くところによれば、山形では大切なお客様が自宅に来ると、注文するのは出前のラーメン・・・それが、お客様に振る舞われるのだ。 東京ならば寿司か蕎麦・・まさか来客にラーメンなんて! かなりの習慣の違いに驚いた。その基礎知識なく山形の友人宅を訪問してラーメンを出されて、それが大歓迎の意味だなんて誰が想像つくであろうかぁ!

そんな事を考えるうちに好奇心はだんだんと膨らんで来てしまった。とりあえず、その機内誌に特集された6軒は是非とも制覇しようと画策! そしてもっと山形県民にインタビューもしてみたい! そんな日は意外に早くおとずれた。友人・高橋クンと仲間達が案内してくれるという。 ということで一軒目は本にも出ていなかった山形県の上の方にある新庄市の“末広“へ!夕方で終わってしまう店を新幹線の時間に合わせて店を閉めないで待っていてくれる様に段取りしてくれたという荒技を披露!かなりサッパリめなスープ&麺。夕方の5時に仲良しオバーちゃん二人が麺をすすりあっているのが印象的だった。 二日目のスタートで行ったのが山形市の ”栄屋本店“ここはまさに”冷やしラーメン“発祥の店! なんとこの冷やしラーメンは”冷やし中華“とはまるで違うモノ。見た目はナンと暖かいラーメン、しいて違うのはキュウリが一枚のっている処かぁ~! 食べた瞬間に衝撃が走った。冷たいスープに冷たいラーメン、暖まらない様にスープが氷になって浮いている芸の細かさ。良く考えたら冷えているのに油が浮いていない・・・研究の成果なんでしょう。 その後に訪問したそれぞれのラーメン屋さんに様々な特徴があった。さすがにラーメン王国・山形県!! 基本が東京で言うところの”中華そば“または”支那ソバ“なのでビックリする違いがないのだが各店、本当に美味しく、楽しくいただけた。(8人で3個を食べまわし・・・を繰り返した。最後には究竟な若者が待機して処理班として全てを制覇!! しかし逆に、ストレスなのは、本当は美味しくて、もっとガッツりと食べたいのに、次に店の事を考えると控えめになってしまっている事!(笑) また行きたい!! 山形バンザイ!! (しかし山形県民は自己主張があまり無い人々・・こんな美味しい山形ラーメンがどうして全国的に有名にならないんだろう!?冷やしラーメンなんて冷やし中華がひれ伏しますよ!)
世田谷の住宅地で、アメリカ人が作るラーメンが評判だ。その話をしたら、友人Fは “アメリカ人の作るラーメンなんて美味いわけがない!”などと、のたまわった。

ならば、キミに質問だよ! キミは日本人の作ったハンバーガー美味しく食べてないかぁ? 日本人の作った中華料理、日本人の作ったイタリア料理、その上、そのシェフはイタリアなんて行った事も無い・・・・なんていくらでもあるはず!! アメリカ人がラーメンを作って何が悪い!! しかしだぁ、これが不味かったら話にならない。

という事で、その差別的暴言をはいたF君と、その店に乱入したのだ。 そのメニューを見て驚いた。 アイバン氏はなんとラーメンの王道である醤油と塩で勝負したのだ。(味噌はゴマかしが効くと言われている。素人がスミマセン!) 彼は元々、アメリカ、それもニューヨークでフレンチのシェフをしていたらしく料理のセンスも相当にあるようだ。 アメリカ時代に日本のラーメンに出会って深く感動して、この道を極めようと考えた。

サイドオーダーの豚トマト丼は必ず注文すべく一品です。 それはそれは上品な味の”豚トマト丼”は、トマトを低温で数時間かけて焼いた心のこもる一品。 とにかくラーメン戦争”火中”の東京に間違いなく一石を投じている。 アメリカ人アイバンが日本人好みのラーメンを作り出す!!応援しようではないか。その応援こそが国際親善に通じるのだ。

3000円のラーメン! これだけで話題にはなる。1000円のラーメンだって高いのに3倍の値段だ。 ある時、友人の数人でラーメン談義となった。 あそこが美味しい、ここが不味い・・・・・そんな論議が交される中で、I君は他者の言葉を挟ませるスキも与えないままに、断言をした。 “藤巻さんが一番に決まってるじゃないですか!!” その店が、今回、紹介する”藤巻激城”だ。この激城・・・劇場じゃないの!? 激情じゃないの!? 違うんです。過激の”激”に、お城の”城”なんです。 カゲキナオシロ・・・・店というか城(高級住宅というか要塞・・・)は本当にわからない場所にあった。行き着くまでに随分と時間がかかったし、やっとの事で発見しても駐車場は無く、近所にも無く、結局10分は歩いた、当然に看板も無く小さな表札があるのみ・・・・完全に試されいてる!

さすがに完全予約制の高級ラーメン! そして予約より15分遅れて入店したらあからさまな嫌悪感の満ちあふれた顔! 完全予約制なので、約束の時間に遅れたのだから仕方が無い。だからってそんなに怖い顔しなくたっていいじゃない・・・この時点で完全に店主とお客の関係は変わった。 店主様とお客ヤロー・・・完全にバランスが崩れている。 そしてこの店主の風貌はオセイジにも優しそうな顔つきではないしヘアースタイルではない。 そしてそれを強調するかの様なピシッとノリのきいた白衣+ピンクのシャツとピンクのポケットチーフ、最初の説明も完全に”もう説明しなくても、わかってんでしょうねぇ!旦那ぁ!”(なんて高飛車では無いですが・・・つい意識的に演出をしています。) という事で初心者は例外無くトムヤンクン・ラーメン”赤”を注文する事らしい。聞けば他に”白”と”黒”があるという。しかしそれは最初の赤を食べたヒトのみが発注出来るモノなのだ。オレも早く這い上がって白や黒を頼める身分になりたいものだと思いながら、早々に”赤”が出てきてビックリ仰天! 置かれたドンブリの淵にはデンファレ(ランの一種)が飾られ、そこにピッタリとスポットライトが当たっていてキラリと光って、まるで後光が射したかの様な演出にビックリ。

(ちょっとヤリ過ぎ感が!! しかしこれも演出、そして3000円のショーの一部)ラーメンは、中国からきたラーメンというよりタイから来たトムヤンクン。 麺もさすがに上品で美味しい。(さすがなんて表現するところが3000円に負けてる!) でも不思議だなぁ。フレンチのコースで3000円なんて言われると安いなんて感じるのに、ラーメンだと高い・・・ラーメンは損な値段帯で生きているのかもしれない。 フレンチのコースならば5000円から10000円は当たり前。しかしラーメンだと500円からせいぜい800円・・・・それが常識を破る3000円とは全くもって常識を超えた戦略ではないか!! とにかく話題作りに一度は食べてみよう。 店主の藤巻さんも『しょっちゅうなんて食べなくて良い!なぜならば、どんな美味しいモノでもしょっちゅう食べていたら飽きるのが普通。ウチは一ヶ月に一度だけ来てもらえば十分』と豪語していた。そして聞けば10000円の皇帝麺なるものもあるらしい。 好奇心と勇気が爆発しそうな時、だれかと賭けでラーメンを勝ち取った時にでも行ってみるかなぁ!!

余談・・・ お隣の超上品な御夫人二人と知り合い、ひとしきり盛り上がり、聞けばナンと、日本を代表する電機メーカー某S社の創業者御夫人だったのだ・・・・そう、あの伝説の故人、Mr.M氏の婦人でビックリ! そういえば外にお抱え運転手付きのトヨタ・プリウスが待っていた。ひょっとしてそのイキな選択はと思い話し始めたら・・・私、普段はマイバッハなんですの!!と一発!(その車は6000万円)流石に3000円のラーメン屋さんは出会う人が違う!!!
- 藤巻激城(ふじまきげきじょう) 東京都目黒区上目黒3-36-28 電話 03-3792-7743
- 問い合わせる時にハダのHPで見たなんて言わないでね。なんだか怖いから・・・・ヨロシクお願いします。御主人と食事の後で話をしたけど、とても男気を感じる素敵な方でした。
- ※東急・東横線の中目黒から徒歩10分、駅を出て線路沿い都立大学駅方面に進み遊歩道のある交差点に出たら一番右側の坂を昇り細い道を道なりにしばらく進み突き当たりの交差点を鋭角的に左に曲がる。次の角をやはり鋭角的右に曲がりしばらく進んだコンクリートの壁の真ん中の穴が入り口。まさかぁ?ウソでしょ?なんて思うその奥にある。
横浜ラーメン博物館に行った。基礎知識なく、ここに行ったら衝撃を受けるであろう。ここはラーメンを究極のエンターテイメントにまで持ち上げたスーパーアミューズメントだ。間違ってもただのラーメン横丁とは違う。”全国各地のラーメンを飛行機に乗らずに食べにいける”をコンセプトに作られた通称”ラー博” 別名”ラミュースメント”とも呼ぶ。

この博物館を真似してカレー博物館、餃子博物館、ドンブリ博物館が全国で後に続いたのは承知の事実だ。一階にはラーメンの歴史を学べるミュージアム。歴史はそんなに長くないからあっという間に見終わる。ただどうやって集めたか、日本中の有名店のラーメンドンブリがディスプレイ。また展示品から日清のカップヌードルは人類の食生活に大きく影響している事を知った。創業者の安藤百福氏がカップヌードルを作るまでのドキュメンタリーフィルムなんて泣けてくるぜ!様々な展示も実にお勉強になる。1971年にデビューしたカップヌードルはJAZZボーカリスト笠井紀美子が歌う”常識”がCMソングに起用されていた。”♪常識ってやつとオサラバした時に自由と言う名のキップが手に入る♪”感動じゃないかぁ。カップヌードルは日本のみならずアメリカ、メキシコ、ブラジル、ドイツ、中国、香港、インド、インドネシア、フィリピン、タイの拠点から近隣諸国へ流通し、世界販売累計数は230億食と記録更新中。その数を並べると地球56周になる。安藤百福氏のお言葉”発明、開発、そして事業は時代を読む作業である。どんなに優れた思い付きでも時代が求めていなければ、人に役には立てないのである。”と深いメッセージも書かれていた。

さて、館内の階段から地下に降りると吹き抜けの巨大空間は完全に昭和30年代を作り上げた映画のセットの様なつくりになっている。当時の郵便局やたばこ屋、駄菓子屋、映画館などが精巧に再現されている。そしてその細々した仕掛けが本当に気が利いているのだ。当時の姿をした警官が巡回していたり、昭和三十年代に生まれた波田としては懐かしさを隠しきれない・・・・なんかいい時代だったんだなぁ。さて、どのラーメン屋に入るかは本当に悩むところだ。札幌の人気店から、旭川、喜多方、和歌山、鹿児島、熊本、久留米ラーメン、そして東京ラーメン、一時は沖縄ラーメンもあったなぁ・・・・・そんな日本中のご当地ラーメンの有名店がひしめき合い、この場で全ての名店が味わえるのが、ここ新横浜ラーメン博物館なのだ。殆んどの店で半ラーメンが存在して、ラーメン屋のハシゴが出来るのだ。

ラーメンのサイドメニューも各地おもしろく、バッテラ(鯖寿司)いなり寿司と楽しめる。ただ”ラーメンを食う”という事をこれだけ楽しめるアミューズメントにしたのはアッパレだ。行くと決まるとメチャメチャにワクワクする!
- 新横浜ラーメン博物館 http://www.raumen.co.jp/home/
- 横浜市港北区新横浜2-14-21 TEL 045-471-0503
世は不況である。どんどんひどくなって先行き不透明感も日を追うごとにひどくなる激しい状況なのに、それに加えテロだぁ、狂牛病だぁとロクなニュースが無い昨今、用賀の裏通りに斬新な経営をする店を発見した。その店は”昼は精肉店、夜はラーメン屋”という”二足のワラジ商法”で世の商店街の売上が上がらない事を不況のせいにしている経営者を一括する素晴しい発想の店だ。用賀にも有名ラーメン屋が何件かあるが、そんな店を差し置いて人気を博している。普通そんな店はあまり味は期待出来ないと思うのがシロウトさんなんでしょうなぁ・・。実は波田もそうだった。『フン!!、所詮、肉屋のサイドビジネスだろうがぁぁ、本業しっかりせにゃあかんでぇぇ・・・』といつか誰かに言われたような事を思い出しながら乱入。しかしその既成概念は間違いだった。その店は、素晴らしい美味さだった。こんな店があるなら世間の店も、もっと色々と考えて不況を脱出しようではないか!。

以前、ベトナムのホーチミンで昼は自動車修理工場で6時過ぎると全てが片付けられて、貝料理専門店になり、相当に美味いハイレベルな貝料理を出すという店があって感動したけど・・・(勿論、インテリアは工場そのまま・・・でもそれが良かった。)そして翌日行ってみたら、朝一番にはチャンと自動車工場になっていたなあ。例えば、昼は魚屋で夜は立ち食い寿司屋とか、昼は病院で夜は店員が看護婦のコスチュームのコスプレ飲み屋とか(それアブナイかぁ!)、昼はガソリンスタンドで夜は野外シアター、昼は保育園で夜はカフェ、昼はプールで夜は釣り堀。(臭そう・・)。昼は家具屋で夜はレストラン、昼は体育館で夜はディスコ(クラブ)なんてのもいいねえ・・・。考えていたらキリがない。とにかく、店の軒先で兼業しているのだから特別な投資も要らなかったし結構な事だ。(余計なお世話だ。)きっと、本業の精肉店での余分な(決して余ったではないョ。)肉、骨が美味しいスープになっているのだろう。ラーメンの味の好みはヒトそれぞれだと思うけど店主の意気込みというかヤル気を感じちゃう素晴らしい店です。

ラーメンは6種類。開店時間は午後8時(冬場は7時)から10時にたったの2時間だけ。そして一日、限定100食のみ。本業をあくまでも大切にしています。是非、この”2足のワラジ”商法を見学してみてくださいな。まだまだ考えれば生きる道はあるゾ!!。世の中捨てたんもんじゃない。 訂正:不況脱出とか余分な材料でスープとかは波田啓次郎の憶測以外のなにものでもありません。でもラーメンマニアが喜ぶ美味しい店です。

最初は2種類だけのメニューだったが、現在は新化して6種類。米久ラーメン(500円)、トリソバ(塩味)(800円)、鴨ネギソバ(800円)、牛肉角煮ラーメン(800円)、軟骨ラーメン(800円)、チャーシュー麺(800円) 塩は3種類の天然塩をブレンド、極細たまご麺が美味い。チャーシュー麺のチャーシューはトンカツ一枚分位のボリュームの肉で驚いた。冬場は寒いよ。なにせ”外”なので。
個室とは通常”密室”を指す。密室とは怪しい行動を取るものにとってはとても都合のヨロシイ空間である。密室政治というと世間から完全に隔離されたスペースで怪しき人々が様々な思惑で勝手に進めていく政治。まあ、プライバシーが尊重されているのが個室と考える考えもあるのだろうが・・・。この店には本当に驚いた。福岡といえばジャンクフードのメッカである。福岡といえば”とんこつラーメン”が定番アイテムだ。今日は驚きを通り越して唖然としたラーメン屋を紹介。福岡のラーメン屋といえば赤系の”のれん”にカウンターがあって壁には品書きがあるか、または屋台が一般的だ。ここは福岡でも有名店の一蘭(いちらん)という店。あえて、ラーメンの美味しい不味い、好き嫌いについては語らない。(毎度のことですが、食卓で宗教とラーメンの話しは避けるというのが波田家の家訓、だから味に関しては誰かにお任せします。)入って驚いたのはとてもラーメン屋とは思えない趣き。何屋に似ていると思えない。しいて言えば選挙の投票所かなぁ。これは味を集中して楽しむということに突き詰めたらこうなったらしい。よっぽど世間話しをしながらラーメンを食われるのが許せなかったんだろうねえ・・・。まあ写真を見てください。世界初の”味集中カウンターシステム”。ジャーーン

レストランの個室とは、グループなり仲間、または接待するためにゆっくり話したり、する際に料亭、中華料理屋などに用意されているのは親切として歓迎するが、ここは食券を購入して食うラーメン屋で一人一人は個室的カウンターなのである。そう、究極の個室スタイルがここにある。(と店主は語る。)のれんからは店員の顔も見えない。そしてカウンターの前の注文表に好みの麺の硬さ、濃度、こってり度、にんにく、ネギ、秘伝タレの増減、を各自が記入してベルをならして提出。すると丁寧な口調で店員がその紙をピックして調理場にオーダーを通す。そして数分後に出来あがってノレン越しにラーメンが出てきてひたすらに邪念をすててラーメンのみを見て食うのである。ひたすらに・・・・・。左右にはツイタテがあるので隣人の様子はわからない。美味しそうに食っているのかナンなのか。とにかく無駄口を一緒に来た友人とするスキは一切ないのである。かつて厳格なオヤジが無駄口たたいて食っていると怒る店はあったが、それを最初から店の方針で造作したカウンターなんつうものは初めてだった。食事は楽しまなくて良い・・・。孤独にストイックに味わって帰れ・・・よければ、また来い!!。以上である。しかし人間味とか情緒なんてナンにも無い、正に必要な事だけを追求した”近未来的ラーメン屋”なのであった。ただネェ、店から出た時、なんだか淋しかったなあ・・・・・ナンデダァ??。(味は俺は好き・…数ヶ月に一回程度ならオッケー)・・・・。店には誇らしげに芸能人のサインが飾ってあったゾ。しかし店員と遭遇しないのにどうしてサインもらえるの??。カメラで見てるのかなあ・・・・。どうでもイッカァァ。

一蘭(いちらん) 24時間営業、味に関しては添付のカウンター前のノレンの注釈を読んでみて想像してください。なんだかこの講釈読んでるとスゴイモンじゃなあ・・・と思うねぇ。 店は九州方面に9店、東京に2店ある。 http://www.ichiran.co.jp

君はハネチン・ラーメンを知っているか・・・・。多くは知らないと思う。だって、僕の友達が勝手に作っているラーメンだからだ。そのラーメンの選び抜かれた厳選素材でココまでラーメンは進化したかと痛感してしまう素晴らしい逸品を紹介しょう。まず、これは別名”牛乳ラーメン”という。しかし、その名前を言うと、殆どのラーメン道3%の初心者および人生に何の好奇心も遊び心もない馬鹿者は顔をしかめて”今、急にお腹一杯だぁぁ”とのたまう。どう考えたって牛乳とラーメンは違和感がありすぎる。アルマーニと亀の子だわし、フェラーリとスジ煮込み定食、パソコンと伊藤シンペイと言う位、想像困難な組み合わせなのだ。そうだ、これも名前が直球すぎるのだ。だから波田啓次郎は製作者(開発者とか発明者が正しいかな、)のこの壮大で崇高な創作力を持つ羽根田正人氏(通称・はねちん)の俗称を取って”ハネチン・ラーメン”と命名。まだ、特許庁の商標申請登録をする予定はない命名なのだが、これを食ったらハネチンの想像力にスタンディングオーベーション間違いない。君はひれ伏し羽根田一神教に入信だぁ。いったい、何の話をしてるのだぁ。話は限りなく吹っ飛びまくっている。

本題に戻ろう。ハネチンラーメンは厳選された素材選びが命だ。まずは、札幌一番塩ラーメン。(銘柄指定だ。しかし他社で色々やったが、実は何でも大丈夫。)水、牛乳、野菜多量(白菜またはキャベツ、必須アイテムとしてニラ)。ベーコン。それらを全てクイーンウオック、またはフライパンに入れる。一人前として通常のラーメン用スープの水の量で水8に対して牛乳2程度。スープから野菜、麺をイッキに放りこむ。(投げなくてもイイよ)そして着火。グツグツして弱火で約10分弱。麺はテロテロ野菜は水分が出てしんなり。食す前に白胡麻を多量にかけて完成。ラーメンは爆発的量に変身。牛乳と塩ラーメンで味は博多風というか長崎ちゃんぽん風でもないし、とにかく新時代の味です。ちなみに、波田啓次郎は相当の創作意欲で色々チャレンジ。鶏肉、桜海老、挽肉、もやし、あさり・・・・・調合も5:5から1:9まで散々様々なパターンを人体実験しました。どれもそれなりに美味しい。最初は基本お薦めパターンで、まずは試して見ましょう。

ハネチン・ラーメン(3人前)・・・・すべて、何処でも売っている物です。 (ウオックでも3人前が限界です。とにかく膨れ上がる) 材料:札幌塩ラーメン3ケ、水800cc、牛乳200cc,白菜4分の1、またはキャベツ2分の1、ニラ1束(何か足りなくても全く問題なし) ベーコン(または鶏肉、)残り野菜あればこの際投入。濃い味好みの労働者諸君はチキン・コンソンメ一個。 作り方:上記の食材をイッキに投入。着火してグツグツしたら8分から10分で完成。麺はテロテロニュルニュルに。そして白胡麻をかけて食う。食って食って食いまくる。 (お正月に雑煮、御節を食い飽きて参っている時に相当に幸せに食えます。)
気分は香港にひとっ飛び。世田谷で香港擬似体験。 世の中にサッポロラーメン、九州ラーメン、喜多方ラーメン、シナソバ系、などなど沢山の種類わけできるラーメンだが、この店はどことも似ていない味。でも、ひょっとして、これぞ全ての原型なのかもしれないという店。香港または上海(中国本土)で本場のラーメンを食ってみたいと思うのは、全人類の夢。(ホントかよ)しかし、その本場の味は日本で食うラーメンとは一線を画す。そんな体験をした人も多いのではないだろうか。私は初めて香港でラーメンを注文して出てきたものが、あまりにも想像からかけ離れていてテーブルひっくり返して怒り狂った記憶があるはずもないが、相当にイメージが違う物で驚いた。

そこから私の本物のラーメンを捜す旅が始まったのである。どんな旅だかワカランが、とにかく何処に行ってもナイナイナーーーーーイ、ナンニモナーーーイのが日本で食うところの、ラーメンなのだ。結局の話し、日本で食いなれた、我々が想像する美味しいラーメンは本国には無いのである。どこ捜したって無いものはない。なぜ、中国4000年の歴史から旅に出たラーメンが本国の味とは似ても似つかぬ形で日本に伝わってしまったのか。御先祖様への申し訳は立つのか、倫理綱領は大丈夫なのか。何が起こってこんなことになってしまったんだろうか。まあそんなこと知ったこっちゃない。ちなみに私の友人が本場、香港にサッポロラーメンの店を開いて大当たりしている。いったいドウナッテンジャ。いいかげんに本題。この店、三宿”新記”は相当に香港地元状態。この店構えというか店の雰囲気も香港。看板も香港。一緒にいった友達も中国人に見えてくる。そして味はまったくもって香港。乾麺なのかなあ?。普段日本で食い慣れた麺とは違うぞ。メニューに日本麺と香港麺の選択があるが、初心者は香港麺から入るのが正しい。スープは魚なんだか鳥なんだかヨーワカラン。考えちゃイカン。そして高菜、魚のツミレ、牛バラ、ワンタンなどのオプションも実に本国仕様。

何だか西洋料理を食い飽きた今夜、一般的ラーメンを食い飽きた今夜、トライする価値ありです。 場所はオシャレな店の建ち並ぶ三宿。ちょっと、気軽に香港ワープをお楽しみに。創業80年の歴史の香港本店も美味と評判。 日本麺と香港麺の選択、チャーシュウ麺、牛バラ麺、魚蛋麺、高菜麺、海鮮ワンタン麺、また、ツユ無し麺(波田は未挑戦品)、一品料理もあり。平均価格700~800円。
- 香港麺 新記(しんき) 世田谷区池尻3-30-10 三旺ビル2階 (渋谷より国道246を三軒茶屋方面に向かい池尻大橋を過ぎて数個目の信号は三宿、その手前右角2階。1階は牛丼の松屋。)
- TEL 03-3419-4123
- 月~金曜 AM11:30~PM15:00 PM18:00~AM2:00
- 土・日・祝 PM12:00~AM2:00 (年中無休)
- 八丁堀にも支店あり。03-5541-2003
新しき食感、煮こみソバ。これを詳しく説明するならば”強力濃厚鶏がらスープ仕立てグツグツ煮こみ麺・中華仕立て”それでも理解できなかったら”鳥そばの注文を受けて作ってたら、彼女から電話がかかってきて話しこんでしまって、で気づいたら、もう手遅れなドロドロ、仕方なしにもったいないから食ったらコリャいける、メニューに載せたらウケチマッタ。人生チョロイもんジャ”というカンジ。とにかくこの独特なスープが美味いんです。そして全くやる気も何もあったもんじゃない麺・・・生まれた時はやるき満々だったのに、親の言うこと聞いて一流大学出て社会に出て就職したら、コキ使われてクタクタ。もう人生(じゃない麺生)に生き甲斐も何も無いもんねェ・・トホホ)というくらい、根性無しの麺。そう”根性無し煮こみ麺”と、改めて命名しようじゃないか。

六本木という土地柄か、怪しい人が多い・・・・どころか、良く見まわしたら変な人だらけ。何か、ワケアリ系な人々にはやる気満々な麺はキツすぎる。故郷の優しさがこの、トロトロ麺に感じるんじゃなかろうか。ちょうどこの場所は麻布警察と○○組の中間点。そうだ、このやる気なさが平和協定に一役かっているとも考えられるじゃないか。人の役に立っている麺なんて、日中友好連盟あたりから表彰されたって良さそうなもんじゃないか。なんだかわからん解説だが一度食べて見てください。3ヶ月に一回位、無性に食いたくなる味なんです。 (御家庭でも楽しめる煮込み麺があります。超簡単。そのうち御紹介しましょう。) 他のメニューは正直なところ・・・・。しかし何故かメニューにかいてある”カレーライス”というのが、なんで中華料理店にあるのだか判らないが・・・・美味しい。不思議だ。 多分、あまりヤヤッコシイ事がキライな店なんだとおもう・・・・・。
- 香妃園(こうひえん)
- 東京都港区六本木6-1-23 TEL03-3405-9011
- 日比谷線・六本木駅下車、首都高速の下をアマンド左に見て渋谷方面に37秒の左側。麻布警察の少し手前。駐車場は東京日産ビル地下を利用。
- 鳥の煮込み麺1200円、カレーライス800円
- 営業時間 午前11:45~午前4:00
PV-BV Corporation. Presented by Keijiro Hada