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少年の夢は永遠なり!

2015年6月26日(金)
男はクルマが好きである・・・
おれはそう信じている。
クルマが好きではない男なんて男じゃない、とすら思っている。
オレの少年時代は頭の半分はクルマのことであった。
いや、それ以上だったかもしれないという程に頭はイッパイ。
今の少年、少女がゲームに狂うのと同じレベルかもしれないなぁ。

とにかく明けても暮れてもクルマ(脳の残りはチャリンコと好きな女の子の事。)
少年だから当然に実際にクルマを操縦するわけではなく、全てはバーチャルな世界。
だからか想像力はドンドンと膨れ上がっていったわけ!
当時はクルマのカタログを集めるのが趣味で、その夢いっぱいのカタログやクルマ雑誌を眺めているだけ幸せだった。
通り過ぎるクルマの名前は当然に言えた。
そして未来はこんなクルマに乗る、あんなクルマに乗ると想像を巡らせているのであった。

そんな良き日の時代のクルマが一堂に集まっているのが愛知県にあるTOYOTA博物館と聞いて、いつかは行ってみたいと思っていた。
そして、その好奇心に火を付けられたのは、その博物館のポリシーだ。
今まで行った海外のクルマ会社の博物館はドイツのBMW、ポルシェ、そしてメルセデスベンツ。
どこも共通しているのは自社のクルマだけを並べているのに(まぁ当然の事)なんとTOYOTAはTOYOTA車以外の名車やライバル社をわざわざ展示、それもいつでも動く最高のコンディションにして展示しているのだ。

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そして幸運にも友人のイラストレーター松山氏(彼の作品はTOYOTA博物館にも展示。過去にここで個展を開催した経緯がある。)の紹介でバックヤードを見学させて頂けた。
博物館では展示してあるものは、じつはごく一部。
その他の膨大なコレクションは裏側で待機しているのが世の常。
マニア必見の超お宝アイテムが山盛りにあるのだ。
それを個人的に博物館の偉い方のガイド付きて見られるなんて幸せの極地。

とんでもないレアなクルマが何十台も見れて感動だった。
もちろん常設展も見応え抜群でずっと唸ってた。
そこにはリアルのボクの少年時代に憧れたクルマそのものが展示されていた。
スカイライン2000GT、TOYOTA1600GT、いすずベレットGTが一度にみられるなんてそうは無い事。
名車TOYOTA2000GTもベストコンディションで五台も!
日野コンテッサやHONDA N360、シビックの初期型、ゴルフ1などまさに時代を作った普通の人々の為のクルマもあったなぁ。
もちろん1910年代の自動車創世記のころのT型フォードとか珍しいキャデラックもあった。

とにかくここで過ごした三時間はアッというも間だった。
少年時代の夢がすべてここにあった気がした。

またいつかここを訪れて、少年時代にタイムスリップしてみたいと思う。

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TOYOTAさん、本当に素晴らしい事業をされている。
ありがとう!

新横浜ラーメン博物館でエンジョイ・ラーメン!

横浜ラーメン博物館に行った。基礎知識なく、ここに行ったら衝撃を受けるであろう。ここはラーメンを究極のエンターテイメントにまで持ち上げたスーパーアミューズメントだ。間違ってもただのラーメン横丁とは違う。”全国各地のラーメンを飛行機に乗らずに食べにいける”をコンセプトに作られた通称”ラー博” 別名”ラミュースメント”とも呼ぶ。

新横浜ラーメン博物館でエンジョイ・ラーメン!

この博物館を真似してカレー博物館、餃子博物館、ドンブリ博物館が全国で後に続いたのは承知の事実だ。一階にはラーメンの歴史を学べるミュージアム。歴史はそんなに長くないからあっという間に見終わる。ただどうやって集めたか、日本中の有名店のラーメンドンブリがディスプレイ。また展示品から日清のカップヌードルは人類の食生活に大きく影響している事を知った。創業者の安藤百福氏がカップヌードルを作るまでのドキュメンタリーフィルムなんて泣けてくるぜ!様々な展示も実にお勉強になる。1971年にデビューしたカップヌードルはJAZZボーカリスト笠井紀美子が歌う”常識”がCMソングに起用されていた。”♪常識ってやつとオサラバした時に自由と言う名のキップが手に入る♪”感動じゃないかぁ。カップヌードルは日本のみならずアメリカ、メキシコ、ブラジル、ドイツ、中国、香港、インド、インドネシア、フィリピン、タイの拠点から近隣諸国へ流通し、世界販売累計数は230億食と記録更新中。その数を並べると地球56周になる。安藤百福氏のお言葉”発明、開発、そして事業は時代を読む作業である。どんなに優れた思い付きでも時代が求めていなければ、人に役には立てないのである。”と深いメッセージも書かれていた。

新横浜ラーメン博物館でエンジョイ・ラーメン!

さて、館内の階段から地下に降りると吹き抜けの巨大空間は完全に昭和30年代を作り上げた映画のセットの様なつくりになっている。当時の郵便局やたばこ屋、駄菓子屋、映画館などが精巧に再現されている。そしてその細々した仕掛けが本当に気が利いているのだ。当時の姿をした警官が巡回していたり、昭和三十年代に生まれた波田としては懐かしさを隠しきれない・・・・なんかいい時代だったんだなぁ。さて、どのラーメン屋に入るかは本当に悩むところだ。札幌の人気店から、旭川、喜多方、和歌山、鹿児島、熊本、久留米ラーメン、そして東京ラーメン、一時は沖縄ラーメンもあったなぁ・・・・・そんな日本中のご当地ラーメンの有名店がひしめき合い、この場で全ての名店が味わえるのが、ここ新横浜ラーメン博物館なのだ。殆んどの店で半ラーメンが存在して、ラーメン屋のハシゴが出来るのだ。

新横浜ラーメン博物館でエンジョイ・ラーメン!

ラーメンのサイドメニューも各地おもしろく、バッテラ(鯖寿司)いなり寿司と楽しめる。ただ”ラーメンを食う”という事をこれだけ楽しめるアミューズメントにしたのはアッパレだ。行くと決まるとメチャメチャにワクワクする!

  • 新横浜ラーメン博物館 http://www.raumen.co.jp/home/
  • 横浜市港北区新横浜2-14-21 TEL 045-471-0503