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“山形ラーメン”・・・最高の接待はラーメンで!

初夏のある日、移動で飛行機に乗っているときにその機内誌に衝撃の事実をみつけ目が釘付けとなった。 JALの機内誌のアゴラに特集されていたのは、想像もしなかった特集だった。
さてラーメンの日本一の出荷量を誇る県はどこであろうか・・・(誇ってないかなぁ!) と聞くからには想像を超える県であることは想像するに易しい。 ラーメン出荷量の一番の県はどこであろうか・・・推測してみよう!!  元祖サッポロラーメンの北海道、福島の会津は喜多方ラーメンで有名だ。豚骨ラーメンのメッカの福岡、和歌山ラーメンも有名だし。栃木の宇都宮は餃子が多いからついでにラーメン!? 熊本も有名、いやいやラーメン博物館がある横浜、などとも思ったが、それはなんと “山形県”なのだ・・・どうも理解が出来ない。良く読めば、なんと山形県はラーメンという食文化が日本一、それもダントツに根付いているというのだ。 その後、山形県出身の友人に聞くところによれば、山形では大切なお客様が自宅に来ると、注文するのは出前のラーメン・・・それが、お客様に振る舞われるのだ。 東京ならば寿司か蕎麦・・まさか来客にラーメンなんて! かなりの習慣の違いに驚いた。その基礎知識なく山形の友人宅を訪問してラーメンを出されて、それが大歓迎の意味だなんて誰が想像つくであろうかぁ!

“山形ラーメン”・・・最高の接待はラーメンで!

そんな事を考えるうちに好奇心はだんだんと膨らんで来てしまった。とりあえず、その機内誌に特集された6軒は是非とも制覇しようと画策! そしてもっと山形県民にインタビューもしてみたい! そんな日は意外に早くおとずれた。友人・高橋クンと仲間達が案内してくれるという。 ということで一軒目は本にも出ていなかった山形県の上の方にある新庄市の“末広“へ!夕方で終わってしまう店を新幹線の時間に合わせて店を閉めないで待っていてくれる様に段取りしてくれたという荒技を披露!かなりサッパリめなスープ&麺。夕方の5時に仲良しオバーちゃん二人が麺をすすりあっているのが印象的だった。 二日目のスタートで行ったのが山形市の ”栄屋本店“ここはまさに”冷やしラーメン“発祥の店! なんとこの冷やしラーメンは”冷やし中華“とはまるで違うモノ。見た目はナンと暖かいラーメン、しいて違うのはキュウリが一枚のっている処かぁ~! 食べた瞬間に衝撃が走った。冷たいスープに冷たいラーメン、暖まらない様にスープが氷になって浮いている芸の細かさ。良く考えたら冷えているのに油が浮いていない・・・研究の成果なんでしょう。 その後に訪問したそれぞれのラーメン屋さんに様々な特徴があった。さすがにラーメン王国・山形県!! 基本が東京で言うところの”中華そば“または”支那ソバ“なのでビックリする違いがないのだが各店、本当に美味しく、楽しくいただけた。(8人で3個を食べまわし・・・を繰り返した。最後には究竟な若者が待機して処理班として全てを制覇!! しかし逆に、ストレスなのは、本当は美味しくて、もっとガッツりと食べたいのに、次に店の事を考えると控えめになってしまっている事!(笑) また行きたい!! 山形バンザイ!! (しかし山形県民は自己主張があまり無い人々・・こんな美味しい山形ラーメンがどうして全国的に有名にならないんだろう!?冷やしラーメンなんて冷やし中華がひれ伏しますよ!)

叫べよ! 山形県! 自慢しろよ山形県!! 庄内平野は日本の北イタリアだった!

東北地方は寡黙(かもく)な性格な人間が明らかに多い。言葉数も少ないし、地味で実直な性格の人間が多い。実際に言葉数も少なく、青森県の方言で”私”は”ワー”で”アナタ”は”ナァー”と短縮されるのは、寒くて話すのも辛いので言葉が少なくなったと聞いた。(本当かねぇ!?)ちなみに、私とアナタでワァーナァーと理解する青森県人は”ワーナーパイオニア”というレコード会社を青森の会社だと思い込んでいる奴がいると聞く。それはさておいてアピールするということはプレゼンテーションが大切なこの世の中でとても大切なことだと思う。庄内平野・・・・場所、特産、交通アクセス方法・・・正直、正しくは知らなかった。 ちなみに山形県に関しての基礎知識は無いに等しかったし山形はサクランボと米沢牛、米はまあまあ有名・・・そんなところかナァ。

叫べよ! 山形県! 自慢しろよ山形県!! 庄内平野は日本の北イタリアだった!

ところがある写真を見て驚いた。その写真はまさにイタリアは北部のアルプスを望むロンバルディア地方かトスカーナに見える・・・ところがその写真は紛れも無く山形県庄内平野ということ。アルプスではなく出羽三山。そしてこの地こそが美味しいイタリアンに必要な大切な食材(店のパンフレットには食財とあった。)が手に入る、世にも貴重な場所だとのこと。そこで営業する幸せなシェフは奥田政行氏、季節の豊富な食材を使った上質のイタリアンの店”アルケッチャーノ”を知って久々にドキドキした。山形県庄内平野は新潟の上、山形県の日本海側である。そして交通は新潟から電車で二時間、空路ならば庄内空港で羽田から45分に位置する。という事で悲願のアルケッチャーノを目指した。山形県酒田市は昔、海上交易で栄えた街だけあって古い海運会社の倉庫が河川沿いに立ち並び函館を髣髴させる情緒豊かな町並み。その隣接する鶴岡市近郊にこの名店はある。夜の7時にこの店を予約した。

叫べよ! 山形県! 自慢しろよ山形県!! 庄内平野は日本の北イタリアだった!

有り難き地元の知人(船岡氏)に店まで案内してもらい、店を見て衝撃!!まぁさかぁ!!!街道筋にありがちな純喫茶的店構えで”朝はモーニングやってます!””様々なマンガも置いてます!””お昼はスパゲッティーナポリタンまたは生姜焼き定食プチサラダ付き”がお似合いな店構え。(失礼!)店内に入るとおよそ上等なイタリアンとは思えない庶民的な内装。しかし内装を食いに来たのではない!店構えも食わない! カウンター上に書かれた黒板の本日のアラカルトの品目数と幅広いメニュー構成には度肝を抜かれた。何度も現実に立ち戻りここは人里はなれた山形県庄内なのだと・・・圧巻である。(黒板メニューも含めて常時100種類を越えるメニューが用意できるらしい。)今回はやはりシェフのお奨め(レコメンド)が正しいと考えコースで注文しておいた。

叫べよ! 山形県! 自慢しろよ山形県!! 庄内平野は日本の北イタリアだった!

この季節で庄内平野の美味しい食材は全て網羅されている。ワインも適当なお奨めが十分に美味しく安くて満足。料理は一品一品がしっかりと素材のうま味、甘さや香りを感じられる満足度150%の品々だった。夏牡蠣とモロヘイヤのケッカソース。カルパッチョ、庄内米”はえぬき”のリゾット、山羊(当然地元産)、パスタを茹でるのは中硬水の月山の水を使い、素材を引き出すには鳥海山の軟水と使い分けているらしい(正直、味はわからなかった。) 当然な無農薬有機野菜も根性が違う、シャキシャキだょ!・・・・・また行きたい!!用事を作ってまた行きたい!! そう思わせる最高な店だった。

叫べよ! 山形県! 自慢しろよ山形県!! 庄内平野は日本の北イタリアだった!

出来ることならば、この店構えでずっとやり続けて欲しい。そんな店のドアにはきっと毎晩出されているであろう案内板”今晩はご予約で満席です。またのご来店をお待ちしています”とあった。何度も、しつこいが、ここは山形県庄内平野の田んぼの中だ。もっと自慢すべきなのだ。

  • アルケッチャーノ 山形県東田川郡櫛引町下山添一里塚83
  • 0235-78-7230 (国道112号線沿い 鶴岡方面から櫛引町の玄関口)
  • ランチ11:45~14:00 LО  ディナー17:30~21:00LО 月曜日定休
  • お任せコース6300円~(お任せだとその日の湿度、温度、客の年齢、性別、職業まで意識してコースが出る。事実、予約時のインタビューはすごかった。しかしサーブされる時でも、いちいち講釈がないんですよ。東京だったら説明で数分かかる、すごいメニュー構成、食材なのにねぇ・・。もっと自慢して欲しい。)

《山形県酒田市でのミーティング》

2007年7月12日 山形県酒田市の今井絹子さんグループの応援で新潟から仙台に 移動の途中で訪問。 現地の船岡君が全てを仕切ってくれて、長南DDの店を貸 切りミーティング&アフターが開催された。正直、山形にこんなに沢山の人が集 まるなんて衝撃だった。 この70人は東京ならば650人位に相当するであろ う。 道には人なんか歩いていないんだから・・・・・・今井グループも新規を 動員していて、いい風が流れ始めているなぁ。  みなさんどうも有り難うござ いました。

《山形県酒田市でのミーティング》

《山形県酒田市ミーティング》

《今井兄妹》 ニュージーランドのグループからリレーされて頑張る今井陽介(ニュー18%)と妹のメグ。そして実家で燃えるお母さんの今井絹子さんと次女のチサトちゃん!その応援で山形県酒田市までやってきた! みんな本当にスマイルが素敵な家族だ。昼に飛行機は到着して空港で熱烈な歓迎を受けて、酒田観光ツアーへ! 麦きり蕎麦を食べて、漁業の神様を祭る善宝寺、そして羽黒山まで行き山頂から山道を下山!!強力なマイナスイオン浴びまくり脳はおもいっきりシャープに変化!ミーティングは思いっきり盛り上がった! 仙台から駆けつけてくれた田中ダイヤ、熊谷奈保子FDD、地元の船岡SP(なんでこんなスゴイ夫妻がSPレベルなのかが謎だった。)にも本当に感謝だ!

《山形県酒田市ミーティング》

《山形県酒田市ミーティング》

『パパとママのどっちが好き!?』山形ラーメン みなとや

山形県はかなりおもしろい! それを、だいたい面白がっている人間は他府県の人間で、当の本人は全く何を面白がられているのかわかっていない位、どこでもそうだが現地の常識が非常識なのだ。 県民ショーなる番組が評判だが、だいたい“落ち”的には住んでいる人は当たり前、しかし外から見ればビックリ仰天みたいな感じでないと話が盛り上がらないのだ。そんな観点から山形は深いのです!

『パパとママのどっちが好き!?』山形ラーメン みなとや

山形の“熱い支那そば(ラーメン)”と“冷やしラーメン”(冷やし中華ではないのですよ!見た目はラーメン、食べると冷たい・・・)の唯一の見た目の違いはキュウリがのるかのらないかなのだが、それが双方ともかなり美味いのだ。なにより山形県が日本で最もラーメンの消費量が多いという事実はビックリだったが・・・さて、ラーメンはラーメン屋の管轄であるのが世の中の常ではあるが、ここ山形では全く違う。

『パパとママのどっちが好き!?』山形ラーメン みなとや

かなりのラーメンは蕎麦屋の管轄なのだ。それが一昔前の町のソバ屋みたいな蕎麦(というかソバ)うどん、カツ丼、ラーメン、何でもござれ・・・なんて店とは全く違う、上等な、東京的な見方で考えるならば、『なぜ、アナタ方がそんなモノに手を出さなくてはイケナイの!?』的な、蕎麦屋さんだけで充分にやっていけそうなのに・・・とにかく美味しい蕎麦屋が定番としてラーメンを出すのだ。

『パパとママのどっちが好き!?』山形ラーメン みなとや

今回紹介の“みなと屋”もそうであるが、蕎麦屋として完璧・・・なのにラーメンも扱う。(これ以下は緊張して冷静に読んで下さいね。)それは支那ソバ的なラーメンと、 蕎麦のお汁(当然和風ね!)にラーメンの麺が入っているラーメン(わかりますかね!?)を市民の方々が普通に食べているのだ。これが、意外や意外、美味しいのですよ! その、ややっこしい二つを並べて食べてみると、それぞれの美味しさがまたまた違う美味しさなのです。

『パパとママのどっちが好き!?』山形ラーメン みなとや

このどちらを選ぶかは個人の気分、味覚のセンスに違いないが、どちらを選ぶかは子供に『パパとママのどっちが好きなの!?』と聞く程に愚問なことではないかなぁ! 両方、美味い物は美味いのだよ。 迷わず、二つ頼みなさいっ!! ラブ山形っ!

  • 手づくりの蕎麦と器 みなと屋
  • 山形県山形市和合町2-1-30
  • 023-622-8921

山形に行くには意味がある!

2010年7月22日 朝から新幹線で長野県上田市に向かい午前中にミーティングをしてから、昼過ぎの新幹線で、一度、大宮に戻り東北新幹線と山形新幹線を乗り継ぎ、終点の新庄まで向かった。・・・遠い!! なんだか一日中、新幹線に乗っている気すらする。 今回は勢いで約束をしてしまった事を実行するツアーだ。 話せば長い・・・数ヶ月前に飛行機で国内移動をしている時に、JALに機内誌(アゴラ)をながめていた。すると“山形ラーメン”の特集がなされていたのだ。山形ラーメン・・・聞き慣れない名前だ。しかし読んで衝撃を受けたのが、なんと山形県はラーメン出荷量が日本一とある!! かなりビックリな事実だ。和歌山でも、福岡でも、横浜でもなく、そして人口も決して多くはない“山形が日本一”!!そして新庄、山形、米沢の名店が6軒、丁寧に取材されていた。その味はそれぞれだが、“丁寧な中華そば”が基本になっている。 とにかく食べたい・・・そんな事を思っていたら、数日後のミーティングに山形の女性がいらしていた。・・・何かの縁かなぁと思いつつ、後日上海に行った時に紹介された高橋クンが山形に精通しているらしく、ゲストに来てくれたら山形ラーメン6軒を案内してくれるとステキな提案を!! 日にちは仙台、福島にボクが行く時に絡めてくれるという事で決まり!! もう一度、JAL機内誌を読んで胸を膨らませた!!
そして約束の日は訪れた。夜に新庄でミーティングをする関係上、早めに新庄に入り、まずは一軒目の“末広”で一杯!量的にも軽く、何よりオバアちゃん二人連れが楽しそうにラーメンを食べているのが可愛かった。ここは地元民にこよなく愛されている店との事。地元では“モツラーメン”が有名だ。(本に紹介されていた2店は様々な事情により割愛!) 翌日は一路、山形市を目指した。途中の道は牧歌的な景色が連なり、蝉が鳴き狂い、入道雲が空イッパイに広がって正に“ニッポンの夏休み”だった。山形には11時半に到着して、そこで仙台から来たケージローチームの桂さん、中村とも合流して二軒目の老舗“栄”へ乱入。開店と同時に地元の門間さんご夫妻が席を確保してくれたおかげでスムーズに注文!その先制パンチに衝撃!!~~~その後、一行は山形市でもう一軒、米沢市でもう二軒を食べたのだ。 もう限界!!

山形に行くには意味がある!

波田は夕方に皆さんと分かれて福島に向かった。福島の長谷川さんチームとの夕食会があるからだ。そして数あるお店から選ばれていたのが・・・餃子専門店の“山女”だった。 胃腸の中は中国人だ!(笑)
高橋英臣クン&チームの人々、本当にありがとうございました! 頭らか冷やしラーメンが離れません。 詳しくは“食次郎”で書きます。