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男の祭り!”博多祇園山笠”を体験!!

2014年7月15日 福岡で山笠なる祭りの名前を聞いたのが正直、昨年の秋。その山笠(やまがさ)なる祭りをどれだけの福岡市民が待ちわび、それを中心に生きているかという話を聞いたのが初耳に等しかった。700年間も続く博多の最大のイベントは7月1日から15日までの長期にわたり、山笠のファン(こんな陳腐な言葉ではいけないが思い当たる言葉が見つからず。)は仕事もなにも上の空だという。その間は戒律(?)も厳しくセックスも禁止であるらしい。 少々、語弊があるけれど九州はいまだに男尊女卑的な男女関係が存在し、それで均衡がとれている様な風習があるけれど、まさにこの山笠は女子禁制なる世界なのだ。

男の祭り!"博多祇園山笠"を体験!!

キザな言い方をすると、オレは東京の西半分、いわゆる山の手地区の育ちなので、あまり祭りは盛んでなくて、今イチ、人々が祭りに熱くなる意味もわからなくて・・・とにかく熱い博多の人から、そのオモシロさのレクチャーを聞いたら何がナンでも見てみたくなったワケです。そして毎年同じ日に開催という事で7月15日(最終日でスタートは朝の4時59分/追い山という)をブッキング! あと先程は”お祭り”などとわかった様な説明を書いたが、正しくは”博多櫛田祇園宮夏期例大祭”と言って、櫛田神社に奉られている”祇園宮”の奉納行事なのだ。(櫛田神社は京都の八坂神社と共に全国でも珍しい神社合祀(しんぶつごうし)の神社山笠行事は神社の祭りではなくて仏教の定例行事が正しい。)

男の祭り!"博多祇園山笠"を体験!!

さて、最終日の”追い山”は開始時間が4時59分。その見物客の数も70万人と言われる。もう夜中から人が沿道を陣取って追い山見物を待ちわびているのだ。観光としても十二分にものスゴい規模なのですよ。男達はフンドシいっちょ!そのお尻の出方も素晴らしいのだ。”おっしょい”というかけ声で山笠(いわゆる神輿)を担いで市内を回るのを山笠の”かく”と言い、その担ぐ人を”かきて”というそうだ。その山笠をかついで走るスピードはハンパ無い。1トン以上はある山笠を20人から30人で交代交代しながら走るのだ。その姿は”男らしい”の一言。オレは郷土愛を持つ人に憧れるし尊敬するけれど、博多の人々にとって、この催しこそ郷土愛をひとつに強くしている最大の結びつきになっているのは間違いない。最後に印象的だったのは、参加している家族だ。フンドシいっちょのオジイさんが孫の手を引きながら誇らしげに歩く姿を何人も見た。きっとジイ様には至福の時間であったことだろう。ジイ様は孫に、この行事の大切さをしっかり伝えてきた事だろう。孫達はそんなジイ様の後ろ姿(ひつこいけどフンドシのね)を見て”おとこ”を感じて引き継いでいくのだろう。 ニッポンジンは素晴らしいと思えた三日間だった。
全国の祭事、全て見てみたいと新たな夢もフツフツと湧いてきた。 (ナニもわかっていないオレに丁寧に案内、解説してくれたりつ子さん、元ちゃん、冨士美ちゃん、ありがとうございました。)
正しい言葉で解説出来てなく失礼しました。正しくは下記のHPで!
博多山笠オフィシャルサイト http://www.hakatayamakasa.com/index.php