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酒亭なごみ・・・・・・おもしろくない!ただ美味い!

最初に言うが、この店、面白く書きようも無い。何度か通ってるが、面白いなんて思った事も無い。だから最初から言っておくが、面白いエピソードなんて何も無い店なのだ。

酒亭なごみ・・・・・・おもしろくない!ただ美味い!

そしてこの店は本当は教えたくない・・・・・・しかしいい加減、このホームページの題材もネタ切れの粋に入っている。ということで大好きな店も小出しに出すしかない。なぜ、言いたくないかと言えば、そこは静かに飲みたい、そして美味しく食べたい店なのだよ。 何度も言うが、ネタ切れなので仕方が無い。波田にもささやかな悩みがあって、好きな店にも行きたいが、新規開拓も怠りたくない、そしてそんなに日夜、外食をしているわけではないという事実。波田には波田の悩みがあるのだ。  本題に入ろう。この店、本当に狭いのだ。それなのに人気は抜群で、事前の予約は必須。何日も前から行く事を決められるほどの雰囲気の店でもないから、打率が低くなりがちだ。人気店にありがちな横柄な態度とは無縁の、本当にカンジが良い接客態度で感心する。味も“抜群”だ。 まず注文すべきは“刺身の盛り合わせ”だ。

酒亭なごみ・・・・・・おもしろくない!ただ美味い!

その日は二人分なのにかかわらず “メジマグロ、桜鱒、ノドグロ、鯛の昆布ジメ、キンメダイ、ホウボウ、ヒラマサ、真鯛、”(あと一種あったが興奮してメモを取り忘れた!) 冷奴(国産無農薬大豆)(525円)は醤油などつけないでそのままで美味い! 栃尾の油揚げはきざみネギまたは納豆で(577円、630円)、東京Xとプラチナポークのバラ串焼き(話題の豚の改良種)900円、ほとんどが日替わり、季節代わり的メニューなので、いつのシーズンも日本の美味さが凝縮されてあるのです。最後の手前2品目は決まっていて“スルメイカの肝あえ焼き、しょつる風”という鉄板ジュージュー系の料理。それ自体、イカも美味しいが味付けのタレが抜群!そしてタレを意識的に残すと、そこに白ゴハンを適量、投入してくれて、そのタレと合えて食べると美味すぎて昇天するのです。それが日本酒や焼酎と合うんですよ! そんな日本酒、焼酎を美味しく平和に飲めるのがこの店!!

酒亭なごみ・・・・・・おもしろくない!ただ美味い!

あぁ消極的にオススメするつもりが、思い出したら思わず興奮してしまった。オススメしたいが静かに食べたい・・・・そんな葛藤がこの店にはあるのです。あぁ・・・・・教えたくない・・・・・・

  • 酒亭 なごみ 渋谷区恵比寿南2-1-2 丸山酒店2階
  • 電話 03-5722-6544 営業時間 18:00~24:30 (LО11:30)
  • 定休日 土曜日、日曜日、祭日
  • 恵比寿駅西口を駒沢通りを世田谷方面に向かい最初の恵比寿南交差点を左折してすぐ(蕎麦屋)を右折して数軒目の右側二階。あぁ教えたくない・・・・・・

エビスの豚屋でブヒブヒ”豚三昧”

豚三昧ナイトを体験した。豚は身体にいいと言うけれど、こんなに豚ばかり食べたら良いものも良くなくなるかと思うが、そんな事は無い! 今、豚は確かにブームである。豚は美味いのだから、牛に優位を取られているのも可笑しな話だ。俺は豚と牛が海で溺れていて、どちらかしか救出、出来ないならば”豚”を選ぶ。しかし、どちらかをくれるというならば間違いなく”牛”を選ぶ。(だって”牛”の方が高く売れるから・・・意味になってない。) 馬鹿な話はさておいて豚は美味いのだ。豚がチープで美味しくないと思う奴は美味い豚を食った経験の無いかわいそうな奴に他ならない。そうだ俺は正真正銘の豚の見方なのである。

エビスの豚屋でブヒブヒ"豚三昧"

豚料理のレパートリーは激しく広い。身近な豚料理といえばトンカツ、豚肉の生姜焼きあたりだろうか。とにかくこの”豚屋”は豚料理に関して相当に幅広く網羅している。 まずは酢モツ、ガツ刺し(豚アワビと呼ばれる食感)、豚耳ねぎ塩、ねぎモヤシ、と食欲をそそる! そしてトマト角煮、ゴリゴリ軟骨炒め、挽肉と春雨の炒め煮、レバーカツ、豚足蒸し、バラ軟骨蒸し、肩ロースの黒酢あんかけ、蒸し豚ワサビ風味・・・・そして豚シャブへと続く。値段も野菜付きで1380円、ロースシャブで1500円!とにかく肉が美味い!そうだぁ串焼きも充実でレバー、豚タン、ハツ、ネック、肩スペアリブもある。そして最後の〆が充実で、名前からすると決して食いたくない名称だが”ラードゴハン”が満塁ホームラン! そしてダシ汁で食べる豚茶漬けも美味かった。ここは場所柄、飲み物も充実でワインもフルボトル、グラスで12種類も揃っている!焼酎もスゴイ!そこらの元気しか売り物になっていない安い大手フランチャイズの居酒屋に行くよりは100万倍幸せを感じる。

エビスの豚屋でブヒブヒ"豚三昧"

余談だが、最近、気がついたヒトツの現象を今、実地調査をしている。『ここは美味い!!』と思う店のトイレには殆んど必ず”手洗い石鹸(ハンドソープ)”が設置してある。おそらく店の従業員や店主も手洗いを徹底しているのであろう。これは食品を扱う心構えとしてはとても重要なことで食中毒の回避に繋がるのだ。そんなことに神経が行渡る店はレベルが高いと思って間違いない。衛生的には魚を扱ってから肉を扱う時は必ず手を洗わなくてはならない。そんな事は客へのサービスにも現れるのだ。そしてこの豚屋が驚いたのは、ハンドソープだけでなく簡易ハミガキセットが置いてあるのだ。(これは食中毒とは関係ないが・・) 旅行用の簡易なものだが、これには驚いた。これも素晴らしいサービスでしょ!! さて、今後、豚をバカにしたモノは波田が許さないから! (誰もバカになんかしてないって!バカにしてたのは波田だった・・・)

エビスの豚屋でブヒブヒ"豚三昧"

  • “ぶた家”別館 東京都渋谷区恵比寿西1-4-11 恵比寿吉川ビル1、2階 03-5459-8877
  • ランチも日替わりからトンカツ、コロッケなど。またお持ち帰りのコロッケ、メンチ、ハムかつ、ロースかつもあり。

チキンライスでご満悦! 素晴らしき国際的山の手の中の下町、麻布のチキンライス

麻布はとても奥深い町である。バリバリの山の手地区、となりは六本木ヒルズの超高級エリアなのに、とても庶民的な店や施設が沢山あるのだ。”麻布十番温泉”は都会の温泉。東京の蕎麦屋の代表の更科(さらしな)もこの地にある。有名なのに支店を出したりしないここだけで商いをする名店も沢山。またインターナショナルさはモノスゴイ。この界隈には大使館が数多く点在。またその職員の家、宿舎もあるし外人向けのスーパーも色々ある。毎年夏に行われる”麻布十番祭り”なんて、ここが何処の国か分からなくなる程に国際色豊かなのだ。様々な国の大使館が威信をかけて出し物的”屋台”で御当地料理を披露している姿は、この人たちは頑張って異国ニッポンに私たちの国を知って欲しいという情熱を感じる。

チキンライスでご満悦! 素晴らしき国際的山の手の中の下町、麻布のチキンライス

さて今回、紹介する店”海南鶏飯食堂(ハイナンジーファン食堂)”は正に新しいファースト&スローフードだ。一般的にファーストフードとはセントラルキッチンで作られたレトルトとか冷凍食品フル活用で電子レンジも多用、注文ご速攻で出てくるある意味で時代にもてはやされている食品だ。それの対極はスローフード。広義には有機野菜や加工食品などでない食材。そしてのんびりゆったりと食べる事も指すものだ。このチキンライスはまさに手がキッチリ入るスローフードなのに出てくるのは速攻な双方の良い部分が特徴か。本来は中国は海南地方のファーストフード。ところがシンガポールでこの味は大ヒットとなりシンガポール人の定番的なファーストフードとなった。

チキンライスでご満悦! 素晴らしき国際的山の手の中の下町、麻布のチキンライス

そしてそこから日本に入り、この店が火付け役となり評判を呼んでいるのだ。(大評判はまだ嘘だなぁ。中評判かなぁ・・いやいや大評判だ!) まあ、とにかく食べてみよう。白いゴハンの上にヤル気のあるような無い様な白いブルルンとした鶏肉が乗っていてタレがかかっている・・・・・と説明すればそれだけなのだが、なんとも味わい深いものがある。鳥はスープと生姜で煮込まれて味わい深い。店のメニューにはわざわざレシピーまで公開してこの味の伝道に努める姿勢を感じたが、これはこの店で食べる味と感じるナァ。そう、ここに来てこの味を楽しみたい・・・・そんなホンワカなモノを感じる店、そして、素晴らしい味のチキンライスでした。 考えているだけで食べたくなってくる・・・・・・・・・

チキンライスでご満悦! 素晴らしき国際的山の手の中の下町、麻布のチキンライス

  • 海南鶏飯食堂(ハイナンジーファン食堂) 港区六本木6-11-16 中銀マンシオン裏手
  • 電話 03-5474-3200
  • 営業時間 11:30~14:00(月~金曜、LО13:30)      11:30~15:00(土、日、祭日 LО14:30) ディナー 18:00~23:00(LО22:00)
  • 第三月曜日は休業 ○ 恵比寿店もあり!! 渋谷区恵比寿1-21-14 03-3447-3615

キッチン・ボンの歴史は恵比寿の歴史。

店名に名前を何と付けようが勝手である。料理を出す店には値段的区別をする為に冠(かんむり)的に店の大まかな区別を付けるために呼称が付く。レストラン、ビストロ、定食屋、居酒屋、割烹、小料理屋と色々ある。しかしこの店は”キッチン”という呼称を選んだ。出している食事の内容なら充分にレストランでも良かっただろうに。さてキッチンとは、いったいナンなんであろうか。外国にもあるのだろうか? そのまま直訳で”台所”だぞ。しかし出てくる食事は超が付く高級な味である。ということで久々に乱入! オレも20年ぶりのキッチン・ボンなのだ。まず、久しぶりに店に行ってみて、この20年の間にバブル景気が通過したことを痛感。

キッチン・ボンの歴史は恵比寿の歴史。

昔はオンボロな昭和初期の木造建築だったと記憶したが近所も含めてキラキラな店に変わっていた。(たぶんキラキラになって10数年は経過している。)しかしキッチン・ボンの雰囲気はいたって控えめなままだった。開店時間は12時05分とある。サラリーマンが12時の時報とともに食事に向かう。そして目的の店に向かったら既に開店していて満席・・・・とほほ。これを避けるために考案されたのが12時05分なのだ。(波田の推測)この5分で開店にこぎつけ平和に平等に入店。落伍者無し、落ちコボレ無しを目指した結果と見た。事実、今回は早めに到着をして10分位、店の前で待っていたが12時3分45秒位までは僕たちしかいない。そして12時4分を過ぎてその1分の間になんと12人に客がやってきて見事に定刻12時05分に開店して平和に全員入店したのだった。一件落着!!(しかし先日またまた久々に行ってみたら営業時間が普通の12時00分に変更されていた。いったい何があったのだろう・・・・) さて食事はいたってトラディッショナルな洋食だ。

キッチン・ボンの歴史は恵比寿の歴史。

20年前に頑固親父だった店主は相変わらずでそのまま20年経過していた。そのサブを横で勤めている息子さんもそのまま20年経過していたのがおかしかった。20年間の歳月の間、この親子はこの店を守ってきたんだなあと再会を喜び合おうと思ったら店主はボクのことなんか全く覚えちゃいなかった。メニューに従って、お昼のお得感いっぱいなランチを発注。そうしたら常連風の俳優・三国連太郎氏の弟と推測されるジェントルマン(波田の推測)がメニューにはないカキフライを注文。そうこれは裏メニューに違いない。ということでオレも常連ぶってカキフライを注文したらコレが驚異的に美味しかったのだ。(値段も格別だった。8ヶで2600円これも次回行った時にはメニューに出ていた。)

キッチン・ボンの歴史は恵比寿の歴史。

ここの名物はボルシチ。酸味とニンニクの強さの下には野菜と肉の旨みが広がる。これも相当に美味い! しかし値段が相当にぶっ飛びなものがあるが、恐ろしくてランチでの注文は避けた。とにかく何処の店とも似ていない世の中の流れには迎合なんかしないキッチン・ボンに賛辞を送りたい。

  • キッチン・ボン 渋谷区恵比寿西1-3-11 オクタゴンビル1階
  • 03-3461-8538    12:00~13:30LO  18:00~20:30LO 水曜日、第3木曜日定休   ボルシチ1400円