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“かき小屋”の新たなビジネスモデル!

カキ小屋というのは九州地方にみられる海辺のレストラン。
テント風の簡易な建物。
中にはビールや日本酒の運搬用のケースを使った椅子やテーブルがならび、
これ以上は簡素化は無理って雰囲気な店内。
そもそも床とかなくて砂浜や砂利の駐車場のそのままだったり。
だから極端に暑くて寒い。
海辺でバーベキュー、そこに風よけがあると思えば、
その陳腐な建物も許せる。
そして囲炉裏を囲んだ様なスペースに
仲間と、家族と、カップルと、
ひたすらに海産物、
主に牡蠣を焼いて食いまくると言うシステムだ。

 

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その簡易さを取り入れて、
テキトー王国の沖縄で受け入れられているのが、
那覇のディープな平和通りから入った桜坂にある“かき小屋”だ。

 

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メニューを見れば
“飲み物持ち込み
一人600円、
食べ物持ち込み
一人600円、
お通し一人500円”
とある。

 

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飲み物はわかるけど、食べ物の持ち込みって!?
そう、ここの近所には沖縄の台所と言われる
“公設市場”が存在するのだ。
そこで買ってきた食材を
好きに焼くなりして食べてヨロシイというシステムだ。
逆を言えば、何も頼まなくてもショバダイ(場所代)
だけ払えばオッケーという事だね。
これが安いのか高いのかは判断難しいけれど
明朗会計で親切な事に思える。
店内はバカ明るく飾りもない倉庫的な店内。
大漁旗みたいなデザインのハッピがかかっていて、
みんなでそれを着て囲炉裏を囲むから
コスプレパーティー状態で一体感は抜群だ。

こんな店は味が美味いとか、不味いとかの話にはならないので、
評判は良いに決まっている。
“水曜日は焼き牡蠣が半額デイ、
苦情がくるまでやっちゃいます!”
そして1キロ目は無条件で半額、
2キロ目からはジャンケンで勝ったら半額、
負けたら通常金額。
勝っても苦情は一切、受けません!

 

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どうですか?
この潔く、エンターテイメント性も抜群な姿勢は!
せっかく沖縄に行ったら沖縄料理も良いけれど、
こんなテキトー沖縄スタイルもオススメです。

 

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かき小屋 BBQハウス 那覇桜坂店

沖縄県那覇市牧志3−2−37

098−917−0932

営業時間 月曜から金曜 16:00〜23:00

土日祝    12:00〜23:00

飲み物持ち込み 一人600円

食べ物持ち込み 一人600円

お通し     一人500円