明石焼が好きだ。
明石の人々が好んで食べたのが明石焼なのか、タコの名産地なので名前が決まったのかその違いは良く知らない。
とにかく他の何とも似ていないのが“明石焼き”だ。
形は確かに “たこ焼き”には似ているけど味は違う。
小麦粉使っているのも似ているけど違う。
卵焼きっぽいけど、それもまた違うんです。
食事なのかと言われれば、これまた違う気がするけど、オヤツなのかと言われれば、やはり違う気がする…
かなり柔らかいけど、間違い無く“飲み物”でもない。
独特の“明石焼専用の台”だ。
少し斜めに作られたこの台は他の料理では使い物にならない。
全くもって明石焼にしか使えないモノなのだ。
いよいよわからない不思議な物だ。
さて、そのお味は…というか、お味ウンヌンよりも、その食感が不思議だ。
まずこの料理は素人が出来るモノではない。
中は生のごとくトロトロで、外側はそれを包む様に少しは硬いけど、いや硬くはない。
それ自体には味は殆どなくて、出し汁に付けて食べたりする。
これゴハン!?
もうわからない。
お腹にたまるのか、たまらないのかもわからない。
とにかく改めて見てみると不思議な食べ物だ。
オレはこの明石焼が大好きだ。
神戸、いや明石か?
とにかく関西方面に出かけると、この明石焼が食いたくなるのはごく自然現象ですよね。
一度食ったら病み付き間違いないのが明石焼なのだ。
菊兆 (麦とろ・明石焼専門店)
神戸市中央区中山手通 1−10−5
078−331−9813
三宮駅より北野坂を上がって左側