そのまま、話をしよう。 ある日、居酒屋”東大”に行きたくなった。(この店の”焼きテビチ”は異常なうまさだ。波田はテビチ(※1)が得意ではないが、そんな好き嫌いなんて軽く超越する程にここのテビチは美味い。おでんも本当に美味い!それも沖縄で・・)それはなんの問題も無い事だ。
ところが、この店、何回通っても、その営業システム、予約システムが理解不能なのだ。だいたい21時からのスタートと聞いているし(雑誌などを見ると19時からとある。) 店主に聞いても21時からだという。ところが21時に行ったってシャッターは閉まったまま、そしてその状況に慣れている沖縄の友達は換気扇とガスの検診メーターを見ながら、『うぅーん、まだ来てませんねぇ!』と一言。なんなの、その冷静な判断は・・・・そしてまた別の店で待機。その十数分後に、また彼が店をチエックしに行くと、冷静な友達が、換気扇が動きだし、ガスメーターも動き始めました。しかしシャッターをいくら叩いても反応はありませんでした・・・との報告。
そして時間は9時半をまわっている・・・ちなみに電話は鳴りっぱなし・・・電話には出ない。(あなたが電話をして出たとしたらただの気まぐれ)そして他店で待つ事50分、その店で誰かが『東大が開いたみたい!』と噂をしてるではないか!! 焦った我々は東大に走った。するといつのまにか開店していてすでにほぼ満席!! すでに数人の客は出来上がってる・・・・わからない。電話は相変わらず鳴りっぱなし・・・店の前に他のお客さんが待っていた形跡すらなかったのに・・・・他の客に聞いたら”来たら開いていたから入ったんです”だって!! ウソつくなぁ!! とにかく毎回、死闘の様に散々と試されて入店するのだ。(その後、その謎は解けたのだ。まさか・・・知りたかったら一緒に行こうじゃないか!)
冒頭で話したが、ここの焼きテビチは宇宙一だろう。”世界焼きテビチ・コンクール”が開催されたら間違いなくゴールドメダルを獲得するだろう。写真のコゲ茶色の一品だが、どうやって焼くのか察しもつかない。いいじゃないか、とにかく美味いんだ!! ここの店のメインの料理は冠になっている “おでん”です。おでんも美味いよ。間違いなく美味い。暑い沖縄で食べても美味い!! ミミガーも全員注文の傑作! ところでどうして店名が”東大”? そんなシンプルな疑問すら薄れてしまう程に不思議だらけのパラダイスなのでした。
- おでん 東大 営業時間 19時~26時(とは言うけれど・・)
- 那覇市那覇市栄町388-8 098-884-6130 定休日 日曜、祝日(とは言うけれど・・)
- ※ 1 豚足(とんそく)とは、食用とされる豚肉の部位で、通常は足関節より先の部分をさす。肉質部分は少なく大部分が皮とスジ、軟骨から構成されゼラチン質でコラーゲンを多く含む。中国、東南アジア、朝鮮半島ではポピュラーな素材で茹でて唐辛子味噌を付けて食べる他、柔らかく煮込んだり燻製などにも用いられる。