こここそニューヨークが誇るベーグルサンドイッチの老舗!
創業は1914年だから、まさに100年を超える店で、ダウンタウンのローワァーイーストサイドでもシンボル的な店だ。
元々はジューイッシュ(ユダヤ系民族)の為の店だけれど、
この時代、そんな異文化の美味しいモノを共有できるなんて幸せな事だ。
(ユダヤ教徒には甲殻類、豚肉が食えないとか様々な細かい戒律がある。)
一見すると外観は食料品店の店構えだけれど、
正式には“アペタイジングストア”でジューイッシュの料理用語で
“ベーグルと共に食べる食材を扱う店”というカテゴリー。
従ってここのベーグルこそホンモノの中のホンモノ、
そしてフィリング(サンドイッチなどの具材)も美味しいに決まっている!
店内は、味にはウルサそうなお客でいっぱい。
決して愛想が良さげではないスタッフがキビキビと働いている。
どの人も勤続何十年の職人肌の年季を感じる。
初めて来たのだから、オーソドックスな一品を注文すべし。
きっと食べたら美味しそうなポピーシード、セサミ、ガーリック、オニオン、パンパーニッケル
(重量感のある食事パン)はあきらめて王道のオーソドックスな
“プレーン”をチョイス。
具材として挟むのは、やはりベーグルと言えばスモークサーモン。
厚みがあって塩気と脂分のバランスがスバラしい。
それにたっぷりのクリームチーズで至福の美味さなのは間違いない。
そう言えばスモークサーモンも数種類はあった。
(もちろん次回のお楽しみ!)
ネギの入ったクリームチーズ、キャビア、トビっ子
(これジャパニーズかな!?)イクラなども絶対に美味そうだが、
オレが食べたのは結局、シンプルなベーグルサンドだけれど、
お値段はひとつ14ドル!(1600円)
まさにサンドイッチのロールスロイスかベントレーだ。
これはテイクアウトオンリーなので、
どこかの公園かユダヤ移民の歴史的住居がまだ多く残るロウワーイーストサイド界隈でも歩いて食べたら、
あなたも立派なニューヨーカーだ。
実は半分は当日、残りの半分を翌日に食べたんだけれど、
信じられない位に翌日のモノが美味しかった。
いつかここのお惣菜(フィリング)を買ってワインでも飲んでみたいなぁ。
夢はどんどん膨らんでくる。
美食は人をハッピーにするね。
RUSS & DAUGHTERS(ラス&ドウタース)
179E, HOUSTON STREET. NewYork
電話 212−475−4880
地下鉄 2nd Ave駅から徒歩二分
営業時間 8:00から20:00(平日)
9:00から19:00(土曜日)
8:00から17:30(日曜日)