「豊見城」タグアーカイブ

海もなければ魚もいない。なんでだか海洋食堂。

タクシー運転手は日本中、どこでも情報通が多い。特にラーメン屋とか定食屋は確実なデーターを持っているのだ。聞くところによるとタクシー運転手には様々な業界用語があるらしい。タクシー無線では使われている『マルジュウ』はVIP客、『○○で渋滞中』は○○でねずみ捕り(スピード取り締まり)、『ノイズ』は帰り際に無線配車が入る事、『ダイヤ』はナンと長距離客、『コマモノ』酔い客の嘔吐など・・・『大きい忘れ物』とは凶悪犯のこと。

海もなければ魚もいない。なんでだか海洋食堂。

凶悪犯がタクシーに乗って逃走した場合の警察がタクシー会社に協力を要請して各タクシーに大きい物忘れ物を乗せていないか無線で連絡が入るのだ。そんなこと知ってたって凶悪犯になる予定がなければ役には立たない。もし将来的に突然、銀行強盗を思い立ってしまい逃走しなくてはならずにタクシーを使ってしまって、こんな無線が流れたら逃走経路を変更しよう!。しかし、そうやって確実に業界ではクチコミで美味しい定食屋が伝わる。(無線では伝えないネェ。)今回の定食屋にはシビレてしまった。確かに店の前にはタクシーがガンガン停車しているし次から次へとやってくる。ここは沖縄の那覇空港から10分の《海洋食堂》である。廻りをいくら見まわしても海洋にまつわるような景色はないし特に魚のメニューが充実とも思えない。店内も飾り気は一切なく”カイヨー”はしていない。

海もなければ魚もいない。なんでだか海洋食堂。

さて、ここのダントツの一押しは豆腐料理である。独自で毎日作製している豆腐が驚異的に安くてボリュームがあって美味しい。大体に沖縄の豆腐レベルは相当に高いのだが、その仲でも際立って美味いのだ。《豆腐ンブサー》(豆腐の優しい煮付けかなぁ)(この名前覚えているとシリトリの際に役に立ちます。”ん”が付いたら永遠にシリトリは終らない!。)《豆腐チャンプルー》、そして《ユシとうふ》などが抜群に美味い。この店に行く際はユージンと行くが、つい色々と食べたいので相手にオカズの選択権はなく、今回の写真にある様にボクが食いたい物を注文しまくり、つつきまわし食うのだ。(ひどいワガママだがタマにしか来れないので仕方が無い。いつもスンマセン!。)そして今回もトータルで東京方面の通常サイズの豆腐に換算すると3,75トーキョートーフは一人でくったであろう満足感と大豆感があった。なんだか身も心も豆腐的フニャフニュ状態してる。

海もなければ魚もいない。なんでだか海洋食堂。

しかしメニューを見ていると好奇心が湧いてくるではないか。”なかみ””フーイリチャ””野菜おかず”・・・・なんだろう??????。

  • 海洋食堂 豊見城村字名嘉地192-10 店主は當間邦男さん。
  • 098-850-2443
  • 空港から糸満街道に向う手前。小禄(おろく)のジェフが右手で過ぎて左側。正面はモスバーガーがあり。