人は”キンタコ”と呼ぶ。金武(きん)は地名、キングは店名。どちらでもかまわないが沖縄は金武にある”パーラー千里”は正真正銘のタコライス発祥の店である。そう!元祖である。本家である。(同店は沖縄に”キングタコス”という名称で6店舗構えている。)
大体、タコスはメキシコ生まれだ。トルティーヤ、ブリートス、ドリートス、ナチョス、タコスとメキシコ料理数あれど(なんだかチープなものばかりしか名前が思い出さない・・・・)そのタコスが革命的にディフォルメされたのが沖縄産の”タコライス”なのだ。そもそもタコスはトウモロコシの粉を溶いて薄く焼いた皮(トルティーヤ)に牛ひき肉やチーズ、レタス、トマトをはさんだ物がタコスなのだが、タコライスはそのトルティーヤを白いゴハンに変えたものだ。ゴハンに具材を乗せて好みによりトマトベースの辛いソースをかけて食す。混ぜないでスプーンで縦にすくい食べるのが王道とされている。この店は1984年に開店してアメリカ軍キャンプ・ハンセンのゲートのまん前に簡易フードの焼きそばやフライドライスを提供する店だった。そして店主が何か新しいメニューを開発したいと試行錯誤してタコスをヒントに考えられたのがタコライスの始まりで、当初はゴハンに牛挽肉を載せたものをタコライスとして400円(4ドル)で発売。チーズをトッピングすると100円増し、野菜(レタス、トマト)で100円増しとした。これはアメリカ兵は野菜嫌いが多いので最初から乗せると嫌がると経験上考えた結果らしい。かくしてウワサは口コミでアッという間に広がり大繁盛。金武にタコスありと観光客まで訪れる有名店となった。なんと沖縄の吉野家(牛丼チェーン)にも沖縄限定商品としてタコライスがあるのだ。そしてこのブームは沖縄弁当業界にまで波及して、市内の公設市場の弁当屋での売り上げ1位は当然のタコライス弁当。インスタントやレトルトまで多数販売されている。そこまで影響を及ぼしたタコライス。まずは敬意を表して食べてみようではないか!!
本当に美味いです。これぞB級グルメの醍醐味です。この創造力を模倣して新らしいアイテムを考えてみましょ! バーガーライス(メシの上にレタス、トマト、ピクルス、そしてハンバーガー)、 春巻きライス(ゴハンの上に春巻きの中身をピリ辛にアレンジして春巻きの皮を細かく刻んで・・・) ピザライス(ごはんの上にトマトソースとトマト、他のピザの具材をかけてチーズをのせて焼く!)なんてどうかなぁ。そんな事を考えていたら料理は無限なのだと思えてきた。今日も新たな食べ物を考えてみよう・・・・・
- キングタコス 金武本店 金武町金武4323-1 電話無し 営業時間11:30~17:00
- ソース・皮・ミートは、KING TACOSオリジナルで金武にある工場でつくられて運ばれてきます。 おいしさは、門外不出の企業秘密! KING TACOSは、全部で7店舗。ここ金武が本店です。
- ターコス(4コ) ¥500 ($5.00) ターコライス ¥400 ($4.00) ターコライス(S) ¥250 ターコライスチーズ ¥500 ターコライスチーズ野菜 ¥600 ターコチキンライス ¥500 チキンバラバラ ¥500 タコバーガー ¥250 オレンジジュース Big:¥250/S:¥100 コーラ Big:¥250/S:¥100 ルートビア Big:¥250/S:¥100 キングタコス(元祖タコライス、タコス、ジャンボチーズバーガー)
- 電話5132(それしか書いてないんだけど・・・・・)