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京都のエルメスな八百屋

“おいでやす。京都のエルメスな八百屋と長寿料理。”

京都の中心に錦市場(にしきしじょう)という京都の台所的な市場がある。料亭、料理屋、また家庭などに食材を提供している鮮魚屋、乾物屋、京漬物屋、八百屋、豆腐屋、総菜屋、干し物屋、昆布屋、そしてダシ巻き屋、焼き穴子専門店、生麩(ふ)屋、川魚専門店、ゆば専門店、などが所せましと美味しそうな食材を並べている。関東方面ではお目にかかれない店や食材がいっぱいある。波田は市場というのは何処に観光しても必ずチェック入れるポイントだ。そしてデパートの地下の食料品売り場同様に波田はエキサイトする場所なのだがその理由は”試食”にある。

京都のエルメスな八百屋

“試食”・・・ナント、ロマンチィックでエキサイトな言葉であろうか。・・・ここの市場を端から端まで歩いても15分程度だが相当に腹が膨らむ程に試食が出来る。デパートと少々違うのは小皿に食べてくださいとばかりに並んでいないしドーゾという空気もない。しかし食えるのだ。それにはコツがある。プロっぽく “食ってみて美味かったら買おうッカナァァ・・! “という空気をかもし出すのだ。従って何でも試食可能だ。(決してコレが出来るのは俺の図々しさではない。)そして食ったもの全部買っていたらプロっぽくないので”フフゥゥーーンン”という顔して立ち去る技術もこの際、会得しようではないか。片手に白いご飯を持ちながら自前のハシでオカズを食いながら歩けたらイッパシの京都人だ。(これはウソだぞっ!!)とにかく試食が何でも出来てお得感100万点。そして、そこで感動の京野菜専門店を発見。こんなに美しい八百屋を見た事が無い。まるでエルメスの新事業としてスタートした八百屋だ。伝統の京野菜は”これぞホンマの野菜どず”とばかりにエネルギーがある。一年を通して山菜から竹の子、夏野菜、松茸、シメジ・・・丹波黒豆、九条ねぎ、堀川ごぼう、加茂なす、鹿ヶ谷かぼちゃとイチイチ名前がつく苗字付きの野菜ダゾォ。

京都のエルメスな八百屋

その美しき八百屋の二階に名前もそのもので”八百屋の二階”という屋号の野菜専門の食事をする店を発見。”長寿のランチ”1500円(野菜の煮物が数点と卵焼き、竹の子御飯、味噌汁)、デザート付きは1800円、あとはその日のお薦めのアイテム(野菜煮物系)が数点あるだけだが、その食事自体のパワーがスゴイ。さっぱり、あっさりしているのに大地のエネルギーを充分吸い取っているというやる気の野菜がメインだ。なんだか、この手の食事をすると身体が浄化されているという感覚になる。”京都にお越しの時は寄っておくれやすぅぅぅ・・”
『追記』 どうしてだろう?。「京」という言葉に関東人は弱い気がする。「京」の一文字は絶対に京都を連想させて、きっと味にコウルサイ京都人はこんな物を食ってるんだろうと連想するのだ。テイクアウト寿司の”京樽”、たこやきチェーンの”京タコ”、立ち食いうどんにも”京うどん”間違いなく「京」の一文字が無ければ食っていなかったであろうモノも多い。(そしてそれらは期待を裏切った。)そう言えば”京子”という女もいたなあ・・・。

  • “八百屋の二階”野菜中心の長寿料理。
  • 京都府京都市中京区錦小路柳馬場西入
  • 電話・ファックス 075-221-1388
  • 京都、錦市場の真中辺。一階は同店が経営している明治15年創業の京野菜の八百屋さん。 “かね松”その八百屋さんは美味しい京野菜の地方発送もしてくれる。詳しくは0120-083172(おやさいなーに)