波田には不思議なことがある。最初に言っておくが、今から書くコメントには悪意はない。東北のどちらかというと地味な福島県の新しい地域活性化の提案になればいいと思う。
餃子の有名な街、有名なB級グルメの傑作、そして町おこしとして成功した町は言わずと知れた、栃木県宇都宮市だ。 駅前には餃子の銅像が誇らしげに飾ってある。(笑) 宇都宮の人々は餃子を食べる事が多いということは数値的データがあるらしい。しかし、いつの間に人々の餃子を食べた数を数えたのだ。 大手の餃子の皮の会社の出荷個数・・・その出荷個数がうんぬんなんて話がよくわからない。 美味しい餃子屋さんは皮から作っているし、出荷個数なんて関係ない店はいくらでもある。テレビの視聴率みたいに、なにか機械に仕掛けられているのか?・・・・わからないけど、どうだっていい。

さて東京から見ると宇都宮(栃木県)の少し先に、福島県があり、そこの県庁所在地が福島市なのだ。 ここの街にも昔から餃子の名店が沢山ある。そして、その名店の何処に行っても相当に美味しい。 円盤餃子とか地方によっては鉄鍋餃子と呼ばれる丸い淵が2?3センチある鍋で焼く餃子だ。 皮は厚めでバリっとして具もボリュームがあってどれも甲乙付けがたい。それ単体で立派なお食事だ。 そんな専門店同士も仲良しらしく、皆さんで協力し合って”餃子による町おこし”をしようとしている。その話を聞いて、何を今更(いまさら)と率直に思った。 これは単純には比較は出来ないし、比較する事でもないのかもしれないけど・・・・とにかく、出遅れ負けをしたのは事実だ。 世の中には”早く言ったモノ勝ち!”という法則がある。・・・・でも良いじゃないの。 もともと自己主張が激しくない、控えめな人々なのだから! 大丈夫、間違いなくわかる人にはわかってもらえるから・・・・餃子が美味しい、有名にしたい、村おこしがしたい・・・そんな同じ気持ちを持った人がたまたま近所に、先にいただけの事。 福島は福島で、今さらっぽいけど主張しましょう!! ”第二の餃子の街”宣言!! 人は食べれば、必ずやわかってもらえると思いますよ。 昭和39年から続く福島の伝統の餃子は、二日間、熟成させたモチっとした皮、舌触りにこだわった具材の切り方、肉と野菜の比率、そんなこだわった餃子は明らかに美味しいから・・・・・・・・・・・

山女餃子 1皿 20個 1100円、水餃子550円 持ち帰りは第2、4木曜日は30%オフ 他のおつまみも美味しい!
- 餃子の店 山女(やまめ) 福島県福島市早稲田5-23 523-1772 他にも名店はいろいろあります。
餃子が好きだ。皮が厚い、薄い、具に肉が入っている、入っていない、白菜なのか、キャベツなのか、ニラは入っているのか、量が多いのか、少ないのか、大手チエーンなのか、家庭で作るモノなのか・・・・・どれにしろ、美味しいのが餃子だ。 栃木県の宇都宮は日本一、餃子の消費量が多い街らしい。いったい誰がそんな数値を出したのだ。 あなたは誰かに餃子の消費量を計算された事があるか! 餃子を食べる姿を盗撮されたか・・・・・まぁ、どうでもいい。

要は、中国から渡ってきた餃子が日本で様々に解釈されオリジナルに広まっているという事は素晴らしい文化交流だとおもう。ラーメンもたいした進化だが、餃子もたいしたもんだ。(だいたい中国で美味しい餃子とかラーメンに巡り会った事はない。数ある料理、点心の一つであって、日本人の餃子専門店とは違う。) 博多は奥深い街だ。まさにジャンクフード天国の博多で”鉄鍋餃子”など様々にこの餃子を進化させたのは素晴らしいことだ。そういえば博多ラーメンも札幌ラーメンに比較して小さめになっているし、文句のある人には親切に”替え玉”なる簡単オカワリ・システムで対応、餃子も小振りな作りで世間一般的餃子サイズからすると”発育不全”に属する。不健康的に小さいし、皮も薄くてボリューム感に欠ける。ところが実際に食べると、そのインパクトは絶大に強い。小さくてインパクトのある仕事をする・・・・日本人の原点ではないか! デカくて大味なアメリカン、小粒で繊細なジャパニーズ! まさに昭和からの経済発展の日本の姿がこの餃子に凝縮しているではないか!!

さて数ある餃子屋でも、その義理人情の厚さではこの店にかなうものは無いのであろうか。(10年前に一度、通販で買ったが、それ以来、事あるごとにダイレクトメールを送って来てくれるのが”宝雲亭”ということで波田の中では義理堅い店という印象になった。実際”一口餃子”を初めて作ったのはこの店だ!) 店に入ると三人の店員さんが並んで下を向いて作業をしている。その流れ作業は、やはり日本の経済を発展させた”トヨタカンバン方式”にならい効率化している。まず一番作業員が、皮の素材ををコネて、団子にすると、出来た瞬間に脇目もふらずに隣の係にピュッと投げる。となりの二番作業員が受け取った団子を綿棒でキュキュキュと広げて丸くすると、出来た皮を隣にピュっと投げる。当然に沈黙している。皮を受け取った三番作業員は皮の中に”具”を適量いれて、キュキュッと餃子を仕上げるという一連の作業を見ていると、マシーンになりきった芸術的な作業なのだ。見ているだけで、その手さばきには感動する。よく看板に”手作り餃子”なんて書いてあるけど、まさにこの店が”手作り餃子”なのだ。

さてお味だが、小さいのにギュッとしてパリッして美味しい。とにかくキュキュでピュッで、ギュッとしてバリっなんです!(注文が入ってから作り始める) 餃子ファンの皆さん!この餃子を食わないで”餃子道”を語ってはいけません!!
宝雲亭の一口餃子は昭和24年に創業(なんと58年の歴史)創業以来変わらない味は。ニンニクを使わず、厳選されたタマネギとニラのみ。注文が入ってから皮から製作に入るスタイルはまさに”手作り”。 そして多い日にはなんと一日に6000個もの餃子が売れる! そしてこの店で始まった一口餃子は博多の定番となった!! 素晴らしい歴史のある店なのです。
小泉首相曰く”人生色々”・・・”波田曰く食生活も色々”である。アナタにも突然に何かが食いたくなる衝動は無いだろうか。俺はある晩に無性に餃子が食いたくなった。時間で言うと深夜12時を回っていた。そんな事はダイエットなんて考えない奴ならば全然普通の事で、ラーメン屋でも餃子専門店にでも行けばよい。しかし一緒に飲みたいものがビールでもない、老酒でもない・・・・やっかいなことにワインだった。ワインなんていくらでもどこでもあるだろうに、この面倒な性格、欲求は美味しい白ワイン(冷えたシャルドネ、樽香が少し残るような・・・ドシィーンとしたボディーの・・)と共に美味しい餃子が同時に食いたい・・・・・という厄介さであった。しかし何度も言うが時間は深夜である。美味しいワインは家のワインセラーには少しはあるがこの時間から美味しい餃子入手は難しい。”困ったときの大塚健司”とまで考えたが、いくらなんでも夜中の12時過ぎに冷凍餃子なり餃子の材料を買って行ってケンちゃん宅に乱入したら・・・・嫌われる。これは間違いないから、そんなことは考えるのは止めておこう。自分で作る能力もないし料理の本を見て作るのも時間が違う。ということで外食にしよう。この際、この夢は叶えられる術もないので明日に持ち越し・・・・友人と街に向かって走っていたら深夜に怪しい看板がぁ・・・・何故か飛び込んだ看板には”餃子・坦々麺”とある。

この際、餃子×ビールで妥協! ワインよ!サラバ!! と思いクルマを停車。そして怪しげな店を観察しようとしたら店前に転がるはワインの空瓶の山!!それもなかなかなワインが転がっている。(店側の意向はディスプレイなのかなぁ)この意味不明な店は何なのだ。ひょっとしてと思い店内に入ると、この店は”美味しいワインと餃子、坦々麺の専門店”だったのだ。この組み合わせに、そして深夜の出会えるとは本当に驚いた。どう考えたって、ありえない組み合わせだよ!!!強運だぁ。じゃなくて単なる偶然かぁ。かのリッチ・デボス氏は”望めば叶う!”と言ったが正にこのことであろうかぁ。(餃子との出会いの為の名言とは思えないが・・・)とにかく出会えたのだ。そして早々に発注!!食いたいものは決まっていたから座って2秒で注文出来た。どんどん出てきた焼き餃子、水餃子は当然に抜群に美味しかった。皮のパリッと感は抜群。水餃子もタレが美味い。そしてワインも豊富な在庫で好みのそのままを伝えたらドンピシャが登場。おつまみ数品も大満足だ。途中のハシ休め的なモヤシや炒め物も美味いんですよ。

最後に坦々麺で閉めたが大満足の夜食でした。食いたい時に食いたいものが食える幸せを満喫したなぁ・・・。冗談みたいな偶然の出会いだったが、今夜は満塁ホームランという日だった。
- “ならさん” ワインと満州風餃子、麺の店。
- 世田谷区上馬2-22-2 セントヒルズ三軒茶屋1階
- 環状七号線と国道246の上馬交差点を渋谷に向かい127メートル左側。赤い怪しいネオンひょうたんが目印。ビビらず入ろう!
- 電話 03-3412-8448 営業時間 19:00~26:00 定休日は不定休なので電話していくのが正解。
熱海は好きな街だ。薄目を開けて視力を0.3位に落として遠くから見ると地中海のモナコに見える。(事実、バブルな時代に熱海でF―1を誘致というアイデアはあったらしい。)なぜか、急な山肌にはいつくばる様に建った高層の建物、海岸線に並ぶホテル街はモナコっぽい。少年時代に親友がここ熱海の旅館の息子ということもあり良くこの熱海にやってきた。そのころ街の人から愛される普通の中華料理屋があった。それが”中華・壹番”(いちばん)。その店が進化しつづけている。

当時は黄色系のバカ明るい蛍光灯100W×10本と言うカンジの店内は普通の中華料理屋な店構えだった記憶があるが、今は重厚感漂う店になった。そして照明も蛍光灯に代わり電球の暖かい光りとなって・・・・聞くところによると主人は料理の鉄人にも出場してダレか巨匠を負かしたとも聞く。そうラーメン屋をナメちゃいけないのだ。(今は間違ってもラーメン屋ではない!、高級中国菜館です。)そんな東京から車で1時間半の熱海にわざわざ東京から車を飛ばして(飛ばない・・)行く価値が充分の店だ。ここのメニューの特にお薦めは”焼餃子””水餃子”だ。ちゃんとニンニクもニラもしっかり入っている口臭対策の無い素晴らしい一品だ。皮は”パリッ+ウニャ”である。ただパリでは味気ない。そんなのを求めるならばセンベイでも食っときなさい!。正しくは”パリッ+ウニャ”です。これは権威ある”アジア餃子研究センター”の統計上でハッキリとした数値で表されている。

この評価点数をを完全に満たしたものがココにある。だから是非、明日にでも食べに行きなさい!(命令口調になってしまった!)。そして進化を感じて下さい。しかし麺類、飯類、点心類・・・・全部美味かった!。マァチィガイナァイ!。
- 中華茶室 壹番(いちばん) 静岡県熱海市咲見町7-48 0557-83-4075
- 11時30分~14時30分 ラストオーダー 木曜日定休 土日は要予約(夜のみ)
- 値段は・・・・安い。さて、肝心な焼き餃子の写真を撮っていない事に気付きました。美味しい麺類の写真から連想してください。
- “アジア餃子研究センター”もうわかってると思うが・・・・所長はボク、所員はいません。ウフフ~~~。
PV-BV Corporation. Presented by Keijiro Hada