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創業71年の銀座の焼き鳥専門店。 エルメスもブルガリも所詮、新座もの。焼き鳥屋・鳥繁(とりしげ)

イキナリなんですが、皆さんに言いたかったことがある。人間誰にでも秘密がある。別に秘密という程の事ではないかもしれないが、あまり声を大にして自慢したり吹聴する程の事ではない。人から指摘されたら怒るかもしれないが、前々から誰かに聞いて欲しかった事なのだ。それは・・・・・それは、うちの奥さんは”鳥”に似ているという事実である。シマじゃないよ、良く読んでね、バードの鳥です。愛犬家が犬系の顔、愛猫家が猫系の顔をしている様にだ。そして彼女の親、兄弟も、やはり鳥に似ている。出会って20年近くになるがだんだんと一層、似てきている。彼女の実家において鶏肉というのは世の中の人とくらべて別の意味がある。尋常ではない鳥マニアなのである。関東方面の一般的家庭が日曜日の夕飯に家族で御馳走で何を食うかといえばすき焼率が高い。北海道ならジンギスカン、関西だとお好み焼またはたこ焼き・・・・家庭によっては多少の違いがあれど、うちの奥さんの家庭は全員、強烈な鳥マニアで特別な食事イコール焼き鳥なのである。ただし焼き鳥と一言でいってもその幅は広い。駅前屋台から居酒屋もあればコダワリまくった店もある。

創業71年の銀座の焼き鳥専門店。 エルメスもブルガリも所詮、新座もの。焼き鳥屋・鳥繁(とりしげ)

ここで紹介する銀座・鳥繁はモチロンうちの奥さんから教えてもらった。彼女は子供の頃から外食というとこの店に連れて来られたらしい。幼児体験のなかにこの映像がしっかりと焼きついている。彼女はもし自分が死に場所を選べるならここのカウンターで焼き鳥を食いながら死にたいという。(死なれた焼き鳥屋はたまったもんじゃない。)葬式では献花の変りにネギマを供えて欲しいとも言っている。そこまで惚れ込んでいるというには素晴らしいじゃないか。(夫としてジェラシーすら感じてしまう。しかし焼き鳥屋にジェラシー感じてどうする。)確かに店に来ているお客は銀座という土地柄、勤め人風が圧倒的に多いが、やはりレベルの高いビジネスマンが多い。以前にカウンターで食ってた時に隣り仲良くなったオジさんは某映画会社の社長だったなあ・・。共通項は全員、美味しそうにそして嬉しそうに食っているということだ。例外なく嬉しそう・・。愚痴っている野暮なダサイ奴はいない。焼き鳥はどれもモチロンにピカイチだが、最後に締めくくりに昇天、絶叫、感動、嗚咽な”ドライカレー “を出してくれるのだが、これが究極に美味い。モチロン、生の米から炒めた本物で鶏油にて作る。そして、そのアルデンテな感触はどこかの”炊きこみ御飯”みたいな根性無しとはワケが違うゾォ。心してイタダキたまぇぇ・・・。どんなに食っても最後にこのカレーピラフと鳥スープで胃腸内は”完全”の域に入る。パーフェクトである。是非、ここ銀座で愛される本物の味を確めて欲しい・・・・・・。

創業71年の銀座の焼き鳥専門店。 エルメスもブルガリも所詮、新座もの。焼き鳥屋・鳥繁(とりしげ)

ちなみにこのドライカレーはテイクアウトが出来て持って帰ると翌朝に幸せな朝が迎えられる。この店は全てのパートに専門家がいて、専任で作業をこなすらしい。奥さんいわく、店員は殆ど昔と持ち場も変っていなく、同族経営らしい。そんな家族的な店に銀座、新座モノのエルメス、ブルガリは敬意を表していただきたい。

  • 鳥繁 東京都中央区銀座6-9-15
  • TEL 03-3571-9372
  • 営業時間 17:00~21:30(L・O)休業 第2、3土曜日、毎日曜日、祝日
  • 場所は交旬舎の横、資生堂ザ・ギンザの裏手で4丁目交差点から徒歩5分。 注文は食いたいものを季節に合わせて食う・・・合鴨は冬場、などと上品にダイナミックに楽しめる。値段は酔っていてあまり、記憶に無いが一人5,000円があれば充分。最初にドライカレーは注文しておくこと。トリスープとのハーモニーは究極です。

世界つくね選手権堂々の金賞受賞の快挙…目黒・鳥繁

そうなのだ。世界つくね選手権堂々の金賞受賞の快挙という偉業を成し遂げたエライ店がここ、目黒の”鳥繁”である。しかしこれは全くの波田の作り話。しかし、そう言っても過言でないほどの美味さなのだ。(一緒に行った奴にその話しをすると、何故か必ず信じている。)いったい、この秘密は何であろうか。その製法は明かされていない。というか、聞いたところで自分で作るはずもないし。将来の焼き鳥屋開業の予定もない。しかし、昔レシピを聞いたらドンドン教えてくれたなあ。秘伝とかいう神秘的なモンは何もないのかな。

世界つくね選手権堂々の金賞受賞の快挙…目黒・鳥繁

とにかく、ここの焼き鳥は全てに美味しいのだが、特筆すべきはここで紹介する”つくね”なのだ。地域によってはダンゴとも言う。要は鳥挽肉(ミンチ)のボールなのだが、その挽き方が素晴らしい。荒荒しいその感触がたまらない。いったい、何をツナギに使っているのか。そして焼き方は個人的に焼き鳥は”塩”と決めている。これは、世界焼き鳥業界代表者会議で決定済みの事実なのだぁ。というか,肉の味がわかるのが”塩”なのだ。大体、この店に行くとワサビを大量にもらい、それで食うことが常となっている。そして、レバー、ささみ、砂肝、ポンチリ、皮、ネギ巻き、ナンコツ、の定番メニューも絶好調。とにかく、肉の根性は体育会系丸だしのやる気満々だ。多分、この鳥は素性からして日本体育大学卒業生だ。それも陸上部か体操部だろうか。また、ダキ刺し、砂肝刺し、レバ刺し、鳥しょうがなどの”なま物系”が、またまた、やる気満万、最後の鳥そぼろ御飯も涙。充実度150万点(9月からは100万点)。

世界つくね選手権堂々の金賞受賞の快挙…目黒・鳥繁

波田家は先祖代々、”焼き鳥道”にはうるさく、先代からもその店の激しいチエックを日夜、怠る事なく、続ける事を家訓として言われている。この店は”平均点がおもいっきり高く満足度90点、そして、つくねの部では完全優勝”というのが評価である。(何を偉そうに。)今後、波田は心のよりどころとしている良質な焼き鳥店を紹介したいと思っています。

  • 鳥繁(とりしげ) 東京都目黒区下目黒4-11-16 共和下目黒マンション1階
  • 03-3760-3060 営業時間17時30分~23時(LO 23時)
  • 目黒通りを目黒駅、白金方面から世田谷方面に向かい、環6を越して、大鳥神社を左にみて、200m先、東急ストアーあり、そのトナリ、元競馬場前バス停前。車なら窓開けて走ってきたら、その目黒通りに充満しているニオイと煙で発見可能。
  • お値段は・・・・・一人3000円程度。