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看板に偽りあり!“煮こみや・なりた”

友人から興奮して電話がかかってきた。『ケッケッケッケージローさん!大変なんです。取れたんです!取れたんですよ!!予約が!煮込みや・なりたガァ!』・・・さっぱり意味がわからなかった。そして、その日が二ヶ月も先の日にちを言っている・・・何故に煮込みごとしに二ヶ月も、そしてその意味不明な興奮!・・・まぁとにかくその日は空いていたのでスケジュールには書き込んだ。

看板に偽りあり!“煮こみや・なりた”

そしてその後、冷静になった友人がちゃんと説明をしてくれたのが、この店!とにかく予約が相当にハードルが高くて、普通には電話では無理という。まぁ、とにかくせっかくのチャンスなので行くしか無い! そしてその日は訪れた。・・・・代々木駅から歩いて『ここです!』と言われた時に、思わず『どこです?』と聞き返す程に、店ではなくテント!(笑)入店すると一見、落ち武者のような店主の成田さん(だとおもう。それ以外、考えられない!)がキリっとスマイル! そして職務に戻る。『あっ、この人は良い人だぁ!』と直感で思う。トイレに入って手洗い用に、恐らくフランス製の大きな石けんが!これ見て『美味いに違いない!』と確信。(美味しい店には例外無く石けんが置いてあります。従業員の衛生管理がちゃんとしている店はお客さんにも石けんを提供している。と波田の持論)

看板に偽りあり!“煮こみや・なりた”

煮込み屋なる屋号は、昔は確かに煮込み専門店であったらしい。しかしその後、料理が上り詰めて行くに従い、全然、煮込みではなく一般的に言うならばビストロになっていったのだ。ちなみに店名には一切、ビストロなどという名称は無い。お客が勝手にビストロと位置づけているのだ。(ビストロはレストランよりずっとカジュアルな店、定食屋のような感覚。) さて早々に注文! 唯一の店員さんもかなり不思議な空気!なかなかじゃないか!?気が利かない様で気が利く、話しにくそうで話しやすい! 好きだなぁ~~エスカルゴ、砂肝のサラダ、フォアグラとキノコにパイ包み、ホロホロ鶏のフリカッセ、ラムのハンバーグを注文・・・どれもがものすごいボリューム! そして果物の使い方が新鮮! カウンターに三組のお客さん(8人)が座り、同時にパイ包みが出たのだが、カウンターが一丸となり驚喜! そしてグサッとフォークでつついてガブっと食べて全員、再度驚喜!~こういうの楽しい。他人様が一体になるのだ。ワインもご機嫌に美味しく好みを言えばドンピシャ!そして好みを言っても、それを超えるお勧めを出してくる。値段もビックリだ。

看板に偽りあり!“煮こみや・なりた”

とことん幸せな時間を過ごせた。気が付けば7時に入店して11時半・・4時間30分のディナーはまさに『あっ!』という間であった。 チエックをしてビックリ!! 『安っ!!!!』ビール3、ワイン3本、グラス3杯、料理5品でなんと2万6千円!!! 御会計が終わり、初めて次回の予約を受け付けられる権利が発生する。日にちの好みなど聞いてはくれない。そして二ヶ月後のとある日を言われ、当然『喜んで!』とお客のオレが言う始末! 1グループ1予約、それも3人まで。4人席は相当に常連化しなくては勝ち取れない。(だいたい一つの料理のポーションが多いので2人ではどうにもならない!)そして、飲めない人は入店不可!(最低ドリンク数も設定あるらしいが、それは大丈夫!) とにかくハードルの高さはピカ一でした!(笑)

看板に偽りあり!“煮こみや・なりた”

メニューにはフォアグラとキノコにパイ包み、鶏のビネガー煮込み、ホロホロ鶏のフリカッセ、鴨のコンフィ、鴨の胸肉のポワレ、豚ほほ肉と豚足のアミ脂包み、豚のホホ肉の赤ワイン煮、ラム骨付き背肉のロースト、ラムのハンバーグ、他いろいろ・・・一皿が1500円から2000円!とにかくスゴいっ!

たまたま”TAMA”だった! 青山の小さな幸せ。

夜の遅めの時間に、青山の裏通りを歩いていた。代官山から何となく渋谷に抜ける道だった。そういえばこの道、昔はボートハウスというキャラクターのお店があり、朝から連日行列が出来ていたし、大繁盛したレストランもあったが、時代とともにいまでは無くなった。とにかく出入りも激しく、残るにはそれなりの店でなければ難しい都会のブラックスポットが “青学西門通り”で人通りは青山でも少なめなエリアだ。

たまたま"TAMA"だった! 青山の小さな幸せ。

その通りに、そこだけ明るい、外から見てまさに盛り上がっている店があった。そして引き寄せられる様に全く予定せず、ブラリと入って・・・・深呼吸三回! この店は間違いなく”美味い!”それは第六感でわかった。 さて、この店のコンセプトが最高にオモシロいのだ。それは台湾料理と沖縄料理が両方食べられ、合わせるモノは泡盛もあるが、ワインなのだ。何故コノ店のコンセプトに至ったかといえば、すごく簡単!! 店主の玉代勢(たまよせ)氏は父上が台湾出身で母上は沖縄の方、なので家庭ではいつも台湾料理と沖縄料理が両方出ていたとの事。タマ氏にとっては当たり前な事がこの店のウリになっている。

たまたま"TAMA"だった! 青山の小さな幸せ。

そしてここのカジュアル感は抜群でスタンディングでも楽しめるし着席もオッケーなのだ。店の外側には、まさに通行人に対しての餌(えさ)としか思えないオリジナルの”腸詰め”がぶら下がり、否応も無く通行人の胃袋を引っとらえる。(事実、オレはこの腸詰めに引きこまれた。それも食後なのに・・・)美味い腸詰めとワイン・・・意外にありそうでないのがコレ。プロシュート(生ハム)とワインももちろん美味しいが、この食い合わせも格別だ。ここは完全なオープンキッチンなのでカウンターに立って飲めば、店主やスタッフとの陽気な会話も暴飲暴食魂に火がつく!!(笑)スタッフが最高なんですよ!

たまたま"TAMA"だった! 青山の小さな幸せ。

その後は空腹度合いに合わせてドンドン注文して片っ端からいただこう! グラスワインもその時々で美味しいモノを勧めてくれる。着地点であるシメは当然に重要である。・・・この店では、激辛・麻婆豆腐と沖縄ソバをいただく。これまたありそうで、世の中には無いメニュー。中華好き、沖縄好き、そしてワイン好きならばこの店は見逃せない。  この店、深夜になるとこの界隈にある有名レストランのカリスマシェフが登場する。そしてカウンターの片隅で一時の幸せを感じている姿を良く見かける。そんな都会のオアシス(ちょいと陳腐な言葉で失礼!)がこのタマでした。

たまたま"TAMA"だった! 青山の小さな幸せ。

  • 琉球チャイニーズダイニング たま
  • 東京都渋谷区渋谷2-3-2 03-3486-5577
  • http://tama2007.jp/

迷走の鍋42種類!それは

“鍋の専門店、常時42種類の鍋モノ” もうこれだけで行く気は満々となる。 鍋モノに始まり鍋モノに終わるのが、渋谷の”ゆらり”だ。初めてこの店に行ったときは友人4人で行った。別に二人でも行けたし、10人でも大丈夫だったが初めての時は4人にこだわった。通常ココの店のナベは二人前からなので、小食な人は一人で行くのは無理! 二人で行って一種類を注文して二人で分け合いながら食べるのがノーマル。 従って逆算して、三品目のナベを制覇したいということになれば四人で三種類(合計6人前)を頼むしか無い。従って波田のコンピューターがはじき出した正しい人数構成は4人となったのだ。(店員さんには食べっぷりに感心された!) 四品目を注文したければ6人から8人で行かなければならないが、そうすると一品のナベを8人で食べなくてはならなくて分け前が減る。・・・・・いったい一度に多品目を制覇するにはどうすれば良いのだ。問題の根は深い! 要はコマメに通って片っ端から制覇が正しいんだろうなぁ!

迷走の鍋42種類!それは

そして紆余曲折を繰り返し、最終的に選ばれた栄えある鍋は、一品目が(12番・とり柚子鍋)、二品目が(28番・白ごまとトマト担々麺鍋)三品目目が(3番・イタリア漁師鍋) を注文した。この三つを選ぶ為にも四人の参加者は様々な主張を叫び、ワガママを貫こうとし、なかなかコンセンサスを得るには道のりが長そうだった。  最終的にはオトナであるケージローさんが、様々な妥協案、折衷案を提案して、民主的に選挙制度を取り入れて平和にこの3品を選ぶに至った。まさに選ばれたエリートなのだ。美的には 透明→白→赤 と美しい上に 国際感覚も素晴らしく日本→中国→イタリアと旅ができるのだ。 柚子鍋(ゆず鍋)は鍋に大きめな柚子がむかれていて投入されていて衝撃。それが一品目に相応しい良い薫りなんです。当然、そこに入れられた野菜や鶏肉は何とも言えない香ばしさがあり美味しい。あぁ日本のワビサビを感じる日本ならではの味わいだ。

迷走の鍋42種類!それは

二品目は担々鍋。これはイメージ的に言うと特大大盛り・坦々麺の麺無しというカンジ。白ごまと味噌の薫りがホンノリしてこれも美味しい。白味噌とラー油で辛さと甘さのバランスが素晴らしい。白ゴマの香りも相当にヨロシイ。 そして最後はイタリア漁師鍋。なぜこの漁師という言葉を使うと食材がイキナリ、新鮮に美味しそうに見えるのだろう!!イタリアと言えばトマトだ。最初に言っておくがイタリアのどこの港町にいっても漁師は、この鍋は食べてはいない。あくまでも日本人の考えた独創的な鍋に他ならない。(ちなみに坦々鍋も中国の何処に行っても誰も食べてはいない!)まぁ、本国でどうのなんて関係ない。美味ければ良いじゃないの! イタリア鍋は察するに鶏スープをベースにトマト+ホール・トマト缶で味付けをしている。トマトのスープのベースに何の具材を入れても間違いなくイタリアンの味になるのだ。

迷走の鍋42種類!それは

これはホームラン!(個人的見解としてはこれほどワインと合うナベはない!) 本日の対戦成績は三連勝! 本日の対戦成績に満足しながら、改めてメニューを見直して、新たな好奇心が膨れ上がる! この選抜チームの三点がコレだけ美味いのだから、きっと・・・・・・想像すると頭の中が鍋モノでいっぱいになる。  いかがですか!? このナベの深い世界に一度、飛び込んでみませんかぁ! では、みなさん、想像力を働かせて一品、一品を頭の中で空想しながらメニューを読み進んで下さい。行ってらっしゃーイ! 新しきナベの世界へ!

迷走の鍋42種類!それは

“ゆらり”の42種類の鍋モノ・・・・・・・・
《海の鍋》 (1)北の漁師鍋 (2)蟹味味噌 (3)イタリア漁師鍋 (4)ちゃんこ海鍋 (5)鮪ぶつ切り鍋 (6)ねぎ鮪鍋 (7)カキ鍋 (8)アンコウ鍋 (9)鱈たらちり (10)鯛白みそ鍋
《柚子鍋》 (11)鯛柚子鍋 (12)とり柚子鍋 (13)豚柚子鍋
《名物鍋》 (14)極楽ふんわり鍋 (15)黒地獄鍋 (16)赤地獄鍋 (17)闇鍋 (18)白ぐつぐつ鍋
《ぐつぐつ鍋》 (19)芋山鍋 (20)牛バラ牛スジぐつぐつ鍋 (21)今年名物キーマカレー鍋 (22)とり豚味噌煮込みぐつぐつ鍋  (23)カキ、キムチ、コチジャン味噌ぐつぐつ鍋
《田舎鍋》 (24)農民鍋 (25)鉄砲打ち鴨田舎鍋 (26)九州雑炊
《他国鍋》 (27)世界一を誇る唐辛子鍋 (28)白ごまととまと担々麺鍋 (29)餃子春雨鍋 (30)異国カレー鍋 (31)蒸し五段鍋
《元気鍋》 (32)美人なべ、すっぽん鍋 (33)長寿すっぽん鍋 (34)スタミナ豚鍋
《モツ鍋》 (35)味噌モツ鍋 (36)塩モツ鍋 (37)しょうゆモツ鍋 (38)唐辛子モツ鍋
《せいろ蒸し鍋》 (39)鯛野菜蒸し鍋 (40)牛野菜蒸し鍋 (41)豚野菜蒸し鍋 (42)かき野菜蒸し鍋

  • 鍋料理 ゆるり 東京都渋谷区円山町5-18
  • 道玄坂スクエアビル2階 電話 03-6415-1596
  • 神泉駅から3分、渋谷駅から道玄坂を上がり交番を過ぎた右側。
  • 営業時間 18:00~23:00 金曜、土曜は深夜2:00まで営業。 土曜、日曜日は休業。

酒亭なごみ・・・・・・おもしろくない!ただ美味い!

最初に言うが、この店、面白く書きようも無い。何度か通ってるが、面白いなんて思った事も無い。だから最初から言っておくが、面白いエピソードなんて何も無い店なのだ。

酒亭なごみ・・・・・・おもしろくない!ただ美味い!

そしてこの店は本当は教えたくない・・・・・・しかしいい加減、このホームページの題材もネタ切れの粋に入っている。ということで大好きな店も小出しに出すしかない。なぜ、言いたくないかと言えば、そこは静かに飲みたい、そして美味しく食べたい店なのだよ。 何度も言うが、ネタ切れなので仕方が無い。波田にもささやかな悩みがあって、好きな店にも行きたいが、新規開拓も怠りたくない、そしてそんなに日夜、外食をしているわけではないという事実。波田には波田の悩みがあるのだ。  本題に入ろう。この店、本当に狭いのだ。それなのに人気は抜群で、事前の予約は必須。何日も前から行く事を決められるほどの雰囲気の店でもないから、打率が低くなりがちだ。人気店にありがちな横柄な態度とは無縁の、本当にカンジが良い接客態度で感心する。味も“抜群”だ。 まず注文すべきは“刺身の盛り合わせ”だ。

酒亭なごみ・・・・・・おもしろくない!ただ美味い!

その日は二人分なのにかかわらず “メジマグロ、桜鱒、ノドグロ、鯛の昆布ジメ、キンメダイ、ホウボウ、ヒラマサ、真鯛、”(あと一種あったが興奮してメモを取り忘れた!) 冷奴(国産無農薬大豆)(525円)は醤油などつけないでそのままで美味い! 栃尾の油揚げはきざみネギまたは納豆で(577円、630円)、東京Xとプラチナポークのバラ串焼き(話題の豚の改良種)900円、ほとんどが日替わり、季節代わり的メニューなので、いつのシーズンも日本の美味さが凝縮されてあるのです。最後の手前2品目は決まっていて“スルメイカの肝あえ焼き、しょつる風”という鉄板ジュージュー系の料理。それ自体、イカも美味しいが味付けのタレが抜群!そしてタレを意識的に残すと、そこに白ゴハンを適量、投入してくれて、そのタレと合えて食べると美味すぎて昇天するのです。それが日本酒や焼酎と合うんですよ! そんな日本酒、焼酎を美味しく平和に飲めるのがこの店!!

酒亭なごみ・・・・・・おもしろくない!ただ美味い!

あぁ消極的にオススメするつもりが、思い出したら思わず興奮してしまった。オススメしたいが静かに食べたい・・・・そんな葛藤がこの店にはあるのです。あぁ・・・・・教えたくない・・・・・・

  • 酒亭 なごみ 渋谷区恵比寿南2-1-2 丸山酒店2階
  • 電話 03-5722-6544 営業時間 18:00~24:30 (LО11:30)
  • 定休日 土曜日、日曜日、祭日
  • 恵比寿駅西口を駒沢通りを世田谷方面に向かい最初の恵比寿南交差点を左折してすぐ(蕎麦屋)を右折して数軒目の右側二階。あぁ教えたくない・・・・・・

エビスの豚屋でブヒブヒ”豚三昧”

豚三昧ナイトを体験した。豚は身体にいいと言うけれど、こんなに豚ばかり食べたら良いものも良くなくなるかと思うが、そんな事は無い! 今、豚は確かにブームである。豚は美味いのだから、牛に優位を取られているのも可笑しな話だ。俺は豚と牛が海で溺れていて、どちらかしか救出、出来ないならば”豚”を選ぶ。しかし、どちらかをくれるというならば間違いなく”牛”を選ぶ。(だって”牛”の方が高く売れるから・・・意味になってない。) 馬鹿な話はさておいて豚は美味いのだ。豚がチープで美味しくないと思う奴は美味い豚を食った経験の無いかわいそうな奴に他ならない。そうだ俺は正真正銘の豚の見方なのである。

エビスの豚屋でブヒブヒ"豚三昧"

豚料理のレパートリーは激しく広い。身近な豚料理といえばトンカツ、豚肉の生姜焼きあたりだろうか。とにかくこの”豚屋”は豚料理に関して相当に幅広く網羅している。 まずは酢モツ、ガツ刺し(豚アワビと呼ばれる食感)、豚耳ねぎ塩、ねぎモヤシ、と食欲をそそる! そしてトマト角煮、ゴリゴリ軟骨炒め、挽肉と春雨の炒め煮、レバーカツ、豚足蒸し、バラ軟骨蒸し、肩ロースの黒酢あんかけ、蒸し豚ワサビ風味・・・・そして豚シャブへと続く。値段も野菜付きで1380円、ロースシャブで1500円!とにかく肉が美味い!そうだぁ串焼きも充実でレバー、豚タン、ハツ、ネック、肩スペアリブもある。そして最後の〆が充実で、名前からすると決して食いたくない名称だが”ラードゴハン”が満塁ホームラン! そしてダシ汁で食べる豚茶漬けも美味かった。ここは場所柄、飲み物も充実でワインもフルボトル、グラスで12種類も揃っている!焼酎もスゴイ!そこらの元気しか売り物になっていない安い大手フランチャイズの居酒屋に行くよりは100万倍幸せを感じる。

エビスの豚屋でブヒブヒ"豚三昧"

余談だが、最近、気がついたヒトツの現象を今、実地調査をしている。『ここは美味い!!』と思う店のトイレには殆んど必ず”手洗い石鹸(ハンドソープ)”が設置してある。おそらく店の従業員や店主も手洗いを徹底しているのであろう。これは食品を扱う心構えとしてはとても重要なことで食中毒の回避に繋がるのだ。そんなことに神経が行渡る店はレベルが高いと思って間違いない。衛生的には魚を扱ってから肉を扱う時は必ず手を洗わなくてはならない。そんな事は客へのサービスにも現れるのだ。そしてこの豚屋が驚いたのは、ハンドソープだけでなく簡易ハミガキセットが置いてあるのだ。(これは食中毒とは関係ないが・・) 旅行用の簡易なものだが、これには驚いた。これも素晴らしいサービスでしょ!! さて、今後、豚をバカにしたモノは波田が許さないから! (誰もバカになんかしてないって!バカにしてたのは波田だった・・・)

エビスの豚屋でブヒブヒ"豚三昧"

  • “ぶた家”別館 東京都渋谷区恵比寿西1-4-11 恵比寿吉川ビル1、2階 03-5459-8877
  • ランチも日替わりからトンカツ、コロッケなど。またお持ち帰りのコロッケ、メンチ、ハムかつ、ロースかつもあり。

チキンライスでご満悦! 素晴らしき国際的山の手の中の下町、麻布のチキンライス

麻布はとても奥深い町である。バリバリの山の手地区、となりは六本木ヒルズの超高級エリアなのに、とても庶民的な店や施設が沢山あるのだ。”麻布十番温泉”は都会の温泉。東京の蕎麦屋の代表の更科(さらしな)もこの地にある。有名なのに支店を出したりしないここだけで商いをする名店も沢山。またインターナショナルさはモノスゴイ。この界隈には大使館が数多く点在。またその職員の家、宿舎もあるし外人向けのスーパーも色々ある。毎年夏に行われる”麻布十番祭り”なんて、ここが何処の国か分からなくなる程に国際色豊かなのだ。様々な国の大使館が威信をかけて出し物的”屋台”で御当地料理を披露している姿は、この人たちは頑張って異国ニッポンに私たちの国を知って欲しいという情熱を感じる。

チキンライスでご満悦! 素晴らしき国際的山の手の中の下町、麻布のチキンライス

さて今回、紹介する店”海南鶏飯食堂(ハイナンジーファン食堂)”は正に新しいファースト&スローフードだ。一般的にファーストフードとはセントラルキッチンで作られたレトルトとか冷凍食品フル活用で電子レンジも多用、注文ご速攻で出てくるある意味で時代にもてはやされている食品だ。それの対極はスローフード。広義には有機野菜や加工食品などでない食材。そしてのんびりゆったりと食べる事も指すものだ。このチキンライスはまさに手がキッチリ入るスローフードなのに出てくるのは速攻な双方の良い部分が特徴か。本来は中国は海南地方のファーストフード。ところがシンガポールでこの味は大ヒットとなりシンガポール人の定番的なファーストフードとなった。

チキンライスでご満悦! 素晴らしき国際的山の手の中の下町、麻布のチキンライス

そしてそこから日本に入り、この店が火付け役となり評判を呼んでいるのだ。(大評判はまだ嘘だなぁ。中評判かなぁ・・いやいや大評判だ!) まあ、とにかく食べてみよう。白いゴハンの上にヤル気のあるような無い様な白いブルルンとした鶏肉が乗っていてタレがかかっている・・・・・と説明すればそれだけなのだが、なんとも味わい深いものがある。鳥はスープと生姜で煮込まれて味わい深い。店のメニューにはわざわざレシピーまで公開してこの味の伝道に努める姿勢を感じたが、これはこの店で食べる味と感じるナァ。そう、ここに来てこの味を楽しみたい・・・・そんなホンワカなモノを感じる店、そして、素晴らしい味のチキンライスでした。 考えているだけで食べたくなってくる・・・・・・・・・

チキンライスでご満悦! 素晴らしき国際的山の手の中の下町、麻布のチキンライス

  • 海南鶏飯食堂(ハイナンジーファン食堂) 港区六本木6-11-16 中銀マンシオン裏手
  • 電話 03-5474-3200
  • 営業時間 11:30~14:00(月~金曜、LО13:30)      11:30~15:00(土、日、祭日 LО14:30) ディナー 18:00~23:00(LО22:00)
  • 第三月曜日は休業 ○ 恵比寿店もあり!! 渋谷区恵比寿1-21-14 03-3447-3615

麻薬的レロレロ・・・サムラート・カレーハウス。

これは完全に麻薬である。いや正確には麻薬に近い常用性を持ち合わせた食べ物である。世の中に欧風カレーとよばれるトロトロ系カレー、札幌発のスープカレー、学生食堂ででてくるようなドロドロカレーなど様々なカレーがある。そうカレーは”擬音化”されて表現されるのだ。トロトロ、ドロドロ、サラサラ・・・・・今回のカレーはひょっとしてレロレロなのかなぁ・・しかしカレー味というのは人を魅了する何かがある。

麻薬的レロレロ・・・サムラート・カレーハウス。

以前にロンドンでやはり麻薬的なカレー(インド料理店)に行った。そうだ!シンガポールでも正に麻薬的なカレーを食った。軽い幻覚症状と表現するのかなぁ。あくまでも波田の憶測であるがインド料理には他国の知られていない危ない(いや失礼)スパイスが存在する。(と思う)これは有名な話だがキチンと国が認めるある添加物が、やはり認められている添加物を合わせると、とても危ない発がん物質に変化して人体に悪い影響を与えるなどという複合汚染の事例はいくらでもある。(例えばレタスにかけられている農薬とハムの中の添加物は、そのまま、なんと発がん性物となる。これは常識な話。当然それぞれの農薬、添加物は法律で認められている。)

麻薬的レロレロ・・・サムラート・カレーハウス。

例としては的確ではないがなにか不思議なスパイスと別のスパイスを混ぜ合わせて幻覚症状なんて考えられないのかナァ。それくらい一度食べると病み付きになるのがサムラートの魅力を超えて魔力なのだ、まぁややっこしい話はこの際やめて、レロレロが魅力のサムラートを食おう。この店はカウンターだけのファーストフードなのだが、そこは世の中のカレー屋とは一線を画すのだ。大体、カレー屋には必須なのが”インド人”である。何故かカレー屋でインド人を見ると安心するが、ここでも当然にホッとする。韓国料理店では韓国人が、中華料理店では中国人が・・・キリが無いけど大切だ。(昔、メキシコで日本料理店に入ったら全員日本人に似たメキシコ人でビックリした。日本人になりきって”いらっしぇ~~”とか叫んでいたが・・・・店員の誰も日本に行った事はないし、本当の日本食は見た事も食べた事もないと正直に言っていた。大体、本物の日本人が店に入ってきたら面食らっていた。日本料理店店員が日本人を殆んど見た事が無いと言う事実・・・従って出てきた料理は不思議そのものだったなぁ。名前は”テンプラ”とか日本の料理名だったが。)

麻薬的レロレロ・・・サムラート・カレーハウス。

なんだかその経験がトラウマになっているのか、異国人の顔は安心する。そしてこの店はキッチリとファーストフードと位置付けている。自動販売機で食券を買って注文するシステムなので店員が日本語を話せなくても一向に構わない! 料理が出てくるスピードはファーストで調理の時間はスロー!この店の”志”は大変に高いのだ。タンドリーチキンも中々だ。(タンドリーチキンで赤くてバサバサした鶏肉と思っていたら間違いだった。ここはジューシー&スパイシーだ。)とにかく便利で美味しいサムラートで是非、レロレロ体験をして欲しい。色々考えるのが面倒臭くなるから人生もラクチンになるよ!!

麻薬的レロレロ・・・サムラート・カレーハウス。

  • サムラートカレーハウス 渋谷区宇田川町36-4 豊田ビル1階 03-3462-8284
  • 東急ハンズ渋谷店下側の出口正面。西武デパートA館、B館の間をAM本社に向かい右にハンズでその正面。

キッチン・ボンの歴史は恵比寿の歴史。

店名に名前を何と付けようが勝手である。料理を出す店には値段的区別をする為に冠(かんむり)的に店の大まかな区別を付けるために呼称が付く。レストラン、ビストロ、定食屋、居酒屋、割烹、小料理屋と色々ある。しかしこの店は”キッチン”という呼称を選んだ。出している食事の内容なら充分にレストランでも良かっただろうに。さてキッチンとは、いったいナンなんであろうか。外国にもあるのだろうか? そのまま直訳で”台所”だぞ。しかし出てくる食事は超が付く高級な味である。ということで久々に乱入! オレも20年ぶりのキッチン・ボンなのだ。まず、久しぶりに店に行ってみて、この20年の間にバブル景気が通過したことを痛感。

キッチン・ボンの歴史は恵比寿の歴史。

昔はオンボロな昭和初期の木造建築だったと記憶したが近所も含めてキラキラな店に変わっていた。(たぶんキラキラになって10数年は経過している。)しかしキッチン・ボンの雰囲気はいたって控えめなままだった。開店時間は12時05分とある。サラリーマンが12時の時報とともに食事に向かう。そして目的の店に向かったら既に開店していて満席・・・・とほほ。これを避けるために考案されたのが12時05分なのだ。(波田の推測)この5分で開店にこぎつけ平和に平等に入店。落伍者無し、落ちコボレ無しを目指した結果と見た。事実、今回は早めに到着をして10分位、店の前で待っていたが12時3分45秒位までは僕たちしかいない。そして12時4分を過ぎてその1分の間になんと12人に客がやってきて見事に定刻12時05分に開店して平和に全員入店したのだった。一件落着!!(しかし先日またまた久々に行ってみたら営業時間が普通の12時00分に変更されていた。いったい何があったのだろう・・・・) さて食事はいたってトラディッショナルな洋食だ。

キッチン・ボンの歴史は恵比寿の歴史。

20年前に頑固親父だった店主は相変わらずでそのまま20年経過していた。そのサブを横で勤めている息子さんもそのまま20年経過していたのがおかしかった。20年間の歳月の間、この親子はこの店を守ってきたんだなあと再会を喜び合おうと思ったら店主はボクのことなんか全く覚えちゃいなかった。メニューに従って、お昼のお得感いっぱいなランチを発注。そうしたら常連風の俳優・三国連太郎氏の弟と推測されるジェントルマン(波田の推測)がメニューにはないカキフライを注文。そうこれは裏メニューに違いない。ということでオレも常連ぶってカキフライを注文したらコレが驚異的に美味しかったのだ。(値段も格別だった。8ヶで2600円これも次回行った時にはメニューに出ていた。)

キッチン・ボンの歴史は恵比寿の歴史。

ここの名物はボルシチ。酸味とニンニクの強さの下には野菜と肉の旨みが広がる。これも相当に美味い! しかし値段が相当にぶっ飛びなものがあるが、恐ろしくてランチでの注文は避けた。とにかく何処の店とも似ていない世の中の流れには迎合なんかしないキッチン・ボンに賛辞を送りたい。

  • キッチン・ボン 渋谷区恵比寿西1-3-11 オクタゴンビル1階
  • 03-3461-8538    12:00~13:30LO  18:00~20:30LO 水曜日、第3木曜日定休   ボルシチ1400円

笑わない店・・・台湾料理は麗卿。 味は正に台湾で平和な気分かな。

波田の小学生時代に家族の外食といえば渋谷の麗卿(れいきょう)が多かった。ひたすらに父親はこの店を愛していたのだ。しっかりしたレンガ造りの豪勢な外観は当時の物とは違うが(多分、全面改装してから30年は過ぎている記憶が・・)店はすでに45年の歴史がある。

笑わない店・・・台湾料理は麗卿。 味は正に台湾で平和な気分かな。

台湾料理は今やポピュラーな店なので、そんな最近のそこらのエセ・台湾料理店の味と較べればイッパツで何が本物かわかるので台湾料理の基準値として御紹介。ここは味を追求する店なので店員教育に”お客本位制度”が一切、伝授はされていないのだ。しかし何か身内に不幸でもあったのカイナァ??というほどに仏頂面(ぶっちょうずら)なんて言ったらホトケさんに失礼かというほどに笑わない。(波田の偏見その1)。良く考えリャ、中国とか台湾行くと実にサービス精神なんてナンにも無い。ある所に限って、その笑いはボッタクリの笑いであったりするのだ。(波田の偏見その2)。その店員の態度をみると逆に笑えるのだが、本当に笑わない。心構えとしては店員全員が営業時間中に”ニラメッコしましょアップップ”遊びをしているのだと理解いただきたい。(しかしその遊び、正確にはなんというのだろうかぁ?)それを店員のパフォーマンスと考えなきゃイカンのです。気が弱い奴には絶えられない時間になってしまうのです。おそらく毎日の朝礼で店長からも”客ににニヤつくとは何事か!!”としっかり言われているし、面接試験でもニヤついた奴はその場で採用不可なのだ。(波田の偏見その3)。

笑わない店・・・台湾料理は麗卿。 味は正に台湾で平和な気分かな。

台湾料理はやはりルーツが中華料理なのだが、やはり相当に別のモノである。一般的な分かり易い台湾料理メニューとしては”ビーフン、腸詰、シジミ”あたりが有名料理御三家であろうか。(残念だが高級食材を知らない。すこし悲しい・・・。思い起こせばアワビ、上海蟹、カラスミ、フカヒレなんて高級食材、この店で食った事無かった!!)当然、それらは美味い。(と思う。)とにかく庶民的御三家だけでもメッチャ美味いのだ。ドウマなのだ。(ドウマ・・どえらい美味いの略。)しかし、くだらな過ぎる無益な会話はこの辺にして、先日もこの店を訪れたのは9人編成チーム。食事の前の生ビールを飲みながらの会話はダイエットだったのに、料理が出始めたら誰がダイエットしてるのという状態に突入した。

笑わない店・・・台湾料理は麗卿。 味は正に台湾で平和な気分かな。

スタートは腸詰と白海老蒸し、枝豆と高菜炒め、シジミ,鶏酒(鶏の酒煮込み)、空心菜炒め、黄色ニラ炒め、焼きビーフン・・・・・とにかくどれを食っても幸せの頂点突入だぁ。行くなら大量人数で行く事を勧めます。是非、渋谷で異次元文化体験をしてください。ビールが美味い。老酒もうまい!!。

  • 麗郷(れいきょう) 渋谷区道玄坂2-25-18  03-3461-4220
  • 渋谷駅ハチ公口から東急109を右に見て道玄坂上がプライムを過ぎてスグを右折。30㍍行った左側のレンガ造りの建物。 メニューは全問正解に近い。前回は9人で乱入して本当にどれも美味かった。基本的台湾料理を責めて、その日の気分を追加が正しいかぁ!。
  • 一人値段的目安は4000円。 (新宿店 新宿区百人町1-11-27 03-3367-4359)

皿うどん”長崎”

そのまま長崎県人の店
地方地方にそれぞれの県民性があり味がある。県境からイキナリ、人が変わるとは思えないが、その地方性を研究するのは楽しい。気質というものであろうか。長崎は日本でも早くから西洋化した町であることは、小学校で習った。憶えているかい・・・。そうだ、長崎にはフランシスコザビエルがやってきてカステーラやシャボンを伝えたのだぁ。出島だったなあ。フランシスコ・ザビエルがチャンポンを食っていたとは思えないが、長崎県民の味はチャンポンである。

皿うどん"長崎"

チャンポンとは”色々な物を混ぜあわせる事”という解釈が正しい。だって酒飲みがワインと焼酎とか日本酒とバーボンとか異質の飲みの物を飲むことをチャンポンと言うではないか。国語辞典(なんと裏表紙には汚い字のひらがなで”はだけいじろう”と書いてある、小学生時代に使っていた物だ。それから買っていない。)を引いて見たらそう書いてあった。しかしチャンポンという言葉が国語辞典に出ていたのには少し驚いた。だってチャンポンと言う言葉は中国語か少し訛りの入ったフランス語かはたまた、ポルトガル語と思っていた。今回はまさにその長崎チャンポンを御紹介。ここはまさに長崎そのもの。だって店名が”長崎”という。店内にはいると小さい静かな店(なんだか長崎人を象徴しているではないか。)だが、何かを感じてしまう。注文した後に店内を見まわすと、客同士の話が聞こえてくる。それは長崎弁であり内容は長崎ふるさと便りというかんじ。(盗聴してすみません。相当に耳を巨大化した。)きっと、この人達は自転車に乗れないのかなと思いながら・・・。そう長崎の子供は全国一に自転車に乗れないらしい。(いったい何処の誰が調査したのだろうか。)その理由は簡単!!、長崎は”坂”だらけなのだ。という事はその分、坂道を足で上り下りしているから全国一に足腰が強いのかなあ。今度聞いてみよっと。

皿うどん"長崎"

そして、本題に戻り、ここのチャンポン(ごちゃ混ぜ応用中華スープ麺)は実に美味い。そして長崎皿うどん(揚げヤキソバのあんかけがけ)がまた、たまらなく美味。よく、ヤキソバ麺は細いのと太いのと、どちらが美味しいかで喧嘩(けんか)になる。その問題で随分多くの友人を失った。そんなことで喧嘩はイカン。しかし、大丈夫。ここの店は太麺と細麺が御用意されている。そのどちらもが甲乙つけがたい美味しさだ。これで友達とも仲直りが出来るってわけだ。ついでに、おつまみのサイドオーダー物が美味い。一口餃子、しゅうまい、春巻き・・・これは中国ではないか。中国の影響もあったのか!。いよいよわからなくなってきた。とにかくお試しの一軒です。

  • 故郷の味、皿うどん”長崎”
  • 渋谷区東1-14-12 常磐松マンション1階
  • TEL03-3409-2932
  • 渋谷駅より明治通りを恵比寿方面へ。最初の大きい交差点が渋谷橋、そこを左折。左に場外馬券場をみて少し行くと右側に石垣がある。その上です。
  • 定休日 毎週月曜日
  • 営業時間 平日 昼11:30~14:30 17:00~21:00      土日祝日 11:30~21:00
  • 長崎ちゃんぽん(汁麺)900円、皿うどん(細麺)900円、 皿うどん(太麺)950円 (皿うどんはカタヤキソバに近い物だ)、ひとくち餃子450円、しな餅500円