日本語に訳せば“小さな肉まん”包子(パオズ)
〜〜生まれてから今までに何個の包子(パオズ)を世界各地で食べてきたであろうか?!
中国で、台湾で、香港で、ブータンで、ネパールで、ホノルルで、横浜中華街で、そして各国の中華街で
・・・食い続けてきたのがパオズだ。
そう言えば九州の長崎でも、ニューヨークの裏通りでも、目黒通りの元競馬場前で、そして日本のコンビニ
・・・とにかく 見かければ食べてきた。
あのしろい皮をムニュっと二つに割って、
少しの蒸気の裏側に登場する具材が出てきた時の興奮は何ものにも変えられない感動だ。
(良く考えたらオニギリでも菓子パンでもそれは同じ? いやいや、あの湯気がボワ〜ンと出てくる瞬間が良いんです。)
ここは中国の西のハジっこ。
チベット自治区の首都であるラサである。
羽田から三時間で北京、乗り換えて西寧まで二時間、一泊して青蔵鉄道で22時間かけてここまで来ている。
実にウチを出てから2日間の道のりだ。
これをわざわざ食いにきた訳じゃないけれどね。
チベットでこの点心の中でも包子と餃子に絞り込んだ店に案内された。
その名も“京北餃子“
(たぶんそう読むのだと思う)。
今回は白菜包子、シイタケ包子、ヤク包子
(ヤクはチベットの牛)そしてニラ包子、ついでに珍しい“焼き餃子”も頂いた。
それはそれはローカルな味がした。
正しい美味しさの表現かはわからないけれど、
確かに日本人にはピッタリと合う味だと思うものばかりだった。
そして数日ぶりのビールも本当に美味しかった。
(高地なので軽い高山病の為にアルコールなんて気にはならなかった。)
前に台湾の有名店ティンタイフォンなる有名店で小籠包を食べて感激した。
お勘定の時に店員さんに知らされて驚愕した一言
『ウチの店、ニホンにも店あるよ!』
と言って出されたショップカードには明らかにウチの近所の“二子玉川“と書かれていた。
まさか・・・恐るべし日本の飲食業界!
この京北餃子が日本に進出して来ない事だけを望むよ。
やっぱりチベットで食べるからこの美味さであって欲しいなぁ。
京北餃子 チベット ラサ
(たぶんそう読む!そして住所も電話もわからないのです。
でもこの写真でも見せたら絶対にわかるかと思います。)