サンタモニカの定食屋事情

アメリカにも定食屋に相当する店はある。何かを食おうかと目的を持って行くのではなく、腹が減って行ってから何を食おうか考えるという手の店だ。ここでも正しい食べ方というものがある。まず、店の前には新聞を販売する自販機か必ずあるから、英語が読めるとか読めないということに関係なく買う。どうしても買いたくない人は、古い新聞を調達して題目とか日付けを見られることが無いように小脇に抱え、さて準備はできた。これで誰が見ても地元民。まずはカッコから・・・・。(話しかけられるのが恐怖な人はフランス語かスペイン語の新聞を買おう。何故か日本語新聞はあわない。)

大体にそのタイプの店には勤務年数26年みたいな、その店を仕切るオバチャンがいる。これが大体にデブであるが、ここサンタモニカに限っては超健康志向のヘルシー文化の中心地。だから例外的にこの場を盛り上げるべく”デブチンオバさん”は残念ながら居ない。この店にいたのは役者志願っぽい爽やかヒトクセ風の店員Aと元不良系フェロモン出しまくりの女店員B。これが”味出し効果”に一役かっている。波田は初めてこの店に行ったのは20年前、しかしそれから店内改装どころか模様替えすらしていない。別に営業努力を怠っていると言う事ではなく、そんな必要はないのである。この店の真正面はサンタモニカ海岸。10分も北上すればマリブビーチ、南下すればベニスビーチにレドンド、ハモッサと続きサーフィン文化が根付いた街が連なっている。従ってここら辺の地元民は気取る事もなく気軽に美味しいモノが腹イッパイ食えれば最高!!。店に来ている客も原液じゃない現役サーファー、レジェンド風サーファー、近所の大学教授、一夜を共にしたカップル、引退したインテリビジネスマン、たぶんゲイのカップル・・・が和やかに食事をしていた。

サンタモニカの定食屋事情

さて肝心なメニュー。大きく分けると卵料理(30種類)、ハンバーガー(20種類)、サンドイッチ(20種類)、スープ、サラダ(10種類)とデザートという大充実。残念ながら全メニュー制覇はしていないが、毎回食っている本日のスープ(今回はメキシコ風チリスープ)とアボカドバーガー、BLTサンドの美味さをすれば押して知るべしというかんじ。週末のブランチ・タイムは特に楽しい店内だ。偽(ニセ)アメリカ人の第一歩は、それらしく朝食を食うところから・・・・・・・。キャリフォルニアの朝がグッとパワーアップして楽しくなります。

  • パトリックス・ロードハウス(PATRICKS・ROADHOUSE)
  • 106 ENTRADA Drive,SANTAMONICA, CALIFORNIA,90402
  • TEL 310-459-4544
  • サンセットBlvdをハリウット、ビバリーヒルズ方面から西(海)に向かって海と当たった道が P,C,H(Pacific Coast Highway),そこの交差点のワンブロック左(南)側の海沿いの店。
  • 一年中平均して気候の素晴らしい所なので外のバルコニーがお勧めです。 朝9時から夜は早い時間。行くなら朝がいいです。お値段は・・・・・・安い。

ここで溺れ死にたい!?・・・御殿場高原ビール。

最近の箱根、熱海の温泉事情を御存知であろうか。中途半端なホテルは廃業、そして多くは日帰り温泉に変わっている。某有名な温泉ホテルも日帰りレジャーランドに生まれ変わった。正直、ここ御殿場高原ビールに連れてきてもらった時は度肝を抜かれた。御殿場の静かな森のなか、巨大な体育館ほど大きさの店。有に400席を越えるサイズ。波田は行った事がないが、ビールの聖地、ドイツ・ミュンヘンでは年に一回、ミュンヘンビール祭りというものが催されて巨大な体育館的テントの中、三日三晩、街中の人が飲みまくるらしい。御殿場高原ビールはここを創業する時にそんなものをイメージしてデザインしたに違いない。

ここで溺れ死にたい!?・・・御殿場高原ビール。

又、ドイツといえばソーセージということで本物のビールにあう本物のソーセージを作ろうとした。やはり、ここのソーセージはこの地ビールと相性がとても良く美味しい。アイスバイン(豚すね肉のスモーク)もなかなかだ。店の天井高が10メートルは軽くある。横には宇宙都市をイメージさせるようなビール製造マシーンがドカーンと設置。まるでSF映画に登場しそうな巨大タンク。この中には、いったい何リッターのビールが入っているのだろうか。ウン千、ウン万だろうなぁぁ。是非一度、この巨大ビール樽の中を泳いでみたいもんだ。グビグビ飲みながら泳いじまったら最高だろうなあ。溺れても気分良さそうだしなぁ・・・。また新しい人生の目標が出来てしまった。そして、このレストランは決してドイツ・カブレした店ではなく、みんなで楽しく食う為の気楽なメニュー構成にしているところ。ポリシーがあるのだか、ないのだか分からない。ピザ、スパゲティーにベトナム春巻きまで。

ここで溺れ死にたい!?・・・御殿場高原ビール。

そしてここが問題!!。ここの建物のとなりには、気楽坊という名前の”日帰り温泉”がある。そして良心的なのは”カラスの行水”というセッティング。900円で40分間入浴オッケー。そして子供はタダ!!。ということは、東京から出発して(東京インターから御殿場まで55分、ポルシェなら34分)御殿場のアウトレットを見学して、そこから10分の御殿場高原ビールへ、その前に気楽坊の露天風呂で富士山を見ながらひとっ風呂あびて(備長炭釜風呂が相当イイゾ)、高原ビールでビールのんで大騒ぎ。世界中どこ探したって富士山、露天風呂、地ビール、ソーセージ、ピザと和風ステーキの組み合わせはここだけだ。是非、行楽シーズン突入のこれからの季節にお試し有れ。味よりも”幸せ感”の高さで評価が高いお薦めです。皆で行ったらタァァノシイヨー。

  • 御殿場高原ビール 静岡県御殿場市神山719 (最寄インターは東名・裾野、出て左折、国道246を左折してすぐの御宿北を右折、1,7キロ、サインも沢山出ています。)
  • TEL 0550-87-5500
  • 営業時間(4月~10月)11:00から22:00まで  (11月~3月)11:00から21:00まで 平日は14:00から17:00閉店

ピルス、ブァイッエン、デュンケル、ブゥアイツェンポックなど4種のオリジナル地ビールはそれぞれに美味しい。和風ワイルドステーキはワサビ醤油で食う幸せ、350gで1580円、パスタ類もなかなかイケル。飲茶のワゴンサービスも充実。何でも有りの世界。 もし、大混雑のときは隣りに”麦畑”というバイキング食い放題・飲み放題の店(こちらも450席)があり。どちらも安くて盛り上がれて美味しい店です。

スープが美味い!。業界に一石を投ず創作スープ専門店・ディアースープ。

発見したのは、まったくの偶然であった。幸か不幸か日ごろ、その界隈をウロウロしていたのにまったく気づかなかった。店は完全に保護色状態であって、まるで巨人の影に隠れた店であった。その店は”ディア・スープ”というスープ専門店である。何故、気がつかなかったかといえば、ここの店のテーマカラーは白とオレンジ・・・・そうだ、それは”牛丼の吉野家”と同じ”スーパーのダイエー”と同じ、そしてここ目黒店においては、1階が吉野家で、その2階に位置するから、外から見たらやたらハデハデなオレンジと白だらけな店構えで識別困難状態なのだ。良く見たらナナメ下の焼き鳥やも白とオレンジではないか。それで気がつかなかったのだ。日ごろから町並みへの細かい注意が私達、食生活向上委員会の隊員には必要であると訓練を受けていたのに、これは隊員としては恥ずべき事である。

スープが美味い!。業界に一石を投ず創作スープ専門店・ディアースープ。

元来、波田は液体の食べ物が異常に好きである。波田啓次郎の歴史はドロドロ流動体の歴史といっても過言ではない。少年時代の大好物はカルピスの原液。そして、もんじゃ焼き、とろろ、けんちん汁、もずく、スープ各種、濃厚プロテイン・・・・と流動物には目がない。実はバリウムさえ喉越しが快感だった。家の食材庫には常にキャンベルスープ数十缶が入っている。本題に移りましょう。このスープ専門店は完全に意表を突いている。今までどうしてなかったんだろうか不思議に思える位、うれしい品揃えだ。そして感心すべきは、女性の一人客が非常に多いということ。そんな店、そう多くあるものじゃない。最近はコギャルが吉野家でガンガン食う時代だが、やはりOLが1人で外食をしっかり出来る店というのは希少だと思うし、支持を受けているのは当然だ。そしてその味、これがやる気、満々なのだ。ありがちなレトルトっぽい味とは全く違う。ちょっと食べたい人、ガンガン食いたい奴、あっさり系、こってり系と全てに対応している。

スープが美味い!。業界に一石を投ず創作スープ専門店・ディアースープ。

全部で50種類のレパートリーで毎日、日替わりで8種類位が用意、トマト系(キャベツとベーコンのあさりトマトなど)、クリーム系(あさりとムール貝のブルーチーズ・クラムチャウダーなど)、クリア系(イイダコとアンチョビのバジリコ風味ガーリックスープなど)、和風系(合鴨とじゅんさいの和風みぞれスープなど)、エスニック系(海老とふくろ茸のトムヤンクンなど)そしてカレー系と完璧な区わけ。選ぶのに悩むあなたの為に小さめのボールに2種類とサラダ、パン又はライスをチョイス、サラダ、デザート付きというコースもあり。(980円)サイドオーダーのパンも美味しいし、御飯もチョイスできるところがなかなかニクイ。朝も8時から営業。モーニング・スーププレートを用意して吉野家のモーテイ(モーニング定食)に対抗(闘争意欲まるで無し。)とにかく知っていたら便利この上ない店です。

  • ディア・スープ 目黒店 03-5435-8425
  • 営業時間 8:00から22:00
  • JR・目黒駅改札口を出て左(西口方面)道に出て正面が吉野家でその2階、周囲がやたらと”白とオレンジ”で一目瞭然。
  • (銀座店 中央区銀座5-11-13) いたってカジュアルな落ち着いたファーストフードの店。
  • モーニングプレート(390円)ランチプレート(580円)ディナーセット(980円)ホリデーセットなど良心的。デリバリーサービスも完備で11:00から22:00まで白金、恵比寿、三田、五反田界隈まで配達。 電話で問い合わせしてください。 www.dearsoup.co.jp/  冷凍もあり。

チンギスハーン様、日本を代表して謝罪。

札幌・ジンギスカン専門店・めんよう亭
ラム(羊)の焼き肉のジンギスカンとはチンギス・ハーン(成吉思汗)に由来する。13世紀のモンゴルのあばれん坊は流れ流れて北海道の地では焼き肉の総称となっていた。それも名前を改名されて・・・。波田啓次郎(ハダケイジロウ)がヒャダゲージリョーとなっているのに等しい。これは偉大な将軍・チンギスハーンには申し訳無い。日本の教科書でも正式に謝罪をしなくてはイカンぞ。ケンタッキーフライドチキンならカーネルさんの遺族にも印税が入っているかもしれないが、チンギスハーンの末代は権利収入で豊かな生活を送っているとは聞いていない。

チンギスハーン様、日本を代表して謝罪。

北海道人以外ではジンギスカンはあまりポピュラーな食べ物ではないが、北海道人にとっては日曜日の夕飯の家族的な食事はジンギスカンと決まっているのだ。模範的家庭には”マイ・ジンギスカン鍋”がある。広島人がお好み焼きを食うように、山梨県人がホウトウを食うように、そしてアメリカ人がハンバーガーを食うようにメキシコ人がタコスを食うように(ひつこいネェ)北海道人はジンギスカンなのだ。先日、北海道は札幌・ススキノで本当に美味しいジンギスカンを食った。ついに食ったのだ。波田のなかでジンギスカンの肉は何故だか丸いハム状となっていた。(そう思っている方、多いと思います)しかしラム(ひつじ)はヘビじゃないんだから、あんな丸くて平たいわけがない。それは丸くなかった。考えてみれば当然なのだが、肉だった。ナント感動的なのはラム刺しなるものも用意されていた。そこまで新鮮な肉は、焼いても美味しい。ラム肉には独特の臭み(私は香りと呼びたいが・・)ある。”スキキライ”はあるかもしれないが、もう大人なんだから克服しなさい。専用の鍋は独特で”戦争の鉄かぶと”に穴を開けたモノらしい。そしてこの半円型の鍋が非常に表面積が考えられていて大人数に対応出来るし、油が下に落ちるし、災害時のはかぶれるし、戦闘時には通気性の優れたヘルメットにと便利なシロモノだ。(よい子は真似しては駄目だよ。頭の臭さが一生ぬけなくなる)

出演キャストは肉、モヤシ、タレ・・・以上。小数精鋭だ。当日は幸運にも”行者ニンニク(アイヌねぎ)”の在庫が少々あって、ひときわ鍋をハデに盛り上げていた。(この美味さも格別!!)そして火力はモチロン炭(スミ)。これが絶大な威力を発揮しているのは当然のことだ。鍋があったまったら下に野菜をひいて上でジュージュー焼いたラム肉をタレに付けて口に放りこむ!!絶句するゾォ。その独特なタレは醤油、りんご生、生姜、ニンニクなどで作ってねかせたモノ。ああ・・・また食いたくなった・・・。店内は清潔そのものでお客から預かる酒のボトル、飾りの人形、テレビのリモコン、電卓に至るまでサランラップで巻かれていた。感動のジンギスカンを敬意をはらい食しましょう。煙対策は万全に。

  • ジンギスカン専門店 めんよう亭 TEL011-512-9722
  • 営業時間 日曜日17:00~2:00 平日 17:00~3:00 月曜日定休
  • 札幌市中央区南5条西4丁目
  • 支店もあり。6条店 011-521-1122
  • 注文はジンギスカン1人前700円、モツも美味しかった。いくら食ったって知れた価格なのでガンガン食おう。散々食って飲んで一人3000円程度。オバチャン最高。

ラテン系オヤジの店

日本は広いし色々な人間がいるが、ここまで陽気なオヤジはそうはいない。波田啓次郎は気分がブルーな時(年に3日程ある。)このオヤジを思い出す。決してこのオヤジはカリスマではない。ただの”トンカツ屋”のオヤジだ。精神的にラテン系の超ハッピーオヤジだが・・・風貌はリッキーマーティンとはまるで違う。やはりトンカツ系な顔。”トンカツ一(はじめ)”は伊豆の下田に30年続く店。だからといっていって伝統的な空気は何にもない。只のキタナイ、街のトンカツ屋だ。ここの特徴といえばとにかく、やたらめったらにデカイオカズと快楽的オヤジだ。オヤジは下田市長より県会議員より有名だ。”はじめ”という名の由来も書くのが簡単だからという超安易な発想。

ラテン系オヤジの店

オヤジ曰く”ガッハッハァ、うめェぇーわけじゃないからセイゼイ、量でも食ってちょうだい、ガハッハッ”。だってメニューには特製トンカツ(通常の2枚分)特々製トンカツ(通常の3枚分)そして特製ハンバーグは3キロ~4キロある。メニューには女性、子供、お年寄り用というコーナーがあり、これは世間でいうところの一般サイズ。ということはトンカツ一枚しか食わない男は女・子供・年寄りと同レベルという扱いなのだ。”ガッハッハハ、男なら死ぬほど食ってみなぁぁ、ガッハッハハ”そして、勿論、メニューにはないがキャベツだけでなくカレーと付け合わせのスパゲッティーは無料。そのスパゲッティーたるや知ったらイタリア人はカンカンになって怒り狂う程の只のケチャップ味のスパゲッテイィー。(でも何故か美味しい)カレーは正にメリケン粉タップリのカレー。(これも何故か美味しい)もちろんキャベツも無料。

ラテン系オヤジの店

無料物は普通遠慮しがちにオーダーというのが世の常だが、ここは”わんこ蕎麦”状態で頼みもしないのにカレー、キャベツ、スパはガンガンとタダで盛ってくる。”ノーと言えない日本人”はひたすら食いたくも無いサイドオーダーを食わされる。オヒトヨシはデブまっしぐらである。ああ、恐ろしい。従ってこの店は下田界隈の大学合宿で泊まりこむ学生とか骨格のしっかりした奴が店内にやたら多い。みんな”ハジメのオヤジ”が好きで来てるのだろうが、面白がって笑っているのが印象的。そんなに美味くないのに店を出る時はやたらにハッピーな気分になる店なのだ。そうだ、大切なのは楽しく笑ってメシを食うことなんだなぁ・・・と痛感。これが身体にいいんだなあ。

  • とんかつ一(はじめ) 静岡県下田市東本郷町1-13-1
  • TEL0558-22-6407
  • 定休日月曜日、だけどオヤジが退屈で暇な時はやっている。
  • 営業時間 11:30頃から20:00頃。
  • 伊豆急下田駅を港と反対方面に歩いて一分の右側。とても開店盛業中とは思えない店構えが印象的。地元っぽい人に聞けば全員知っている。 トンカツ定食1100円、ひれカツ1200円、メンチカツ、唐揚げ、カニコロッケ、海老フライなどが色々ミックスになった定食(1300円)もお薦め。そして3~4キロの特製ハンバーグは3500円(全部食ったらタダ)わらじの様な特々製トンカツは2200円、全てのメニューはダイエット中の人には不向きな不健康食品(しかし、これが美味い。)

京都のエルメスな八百屋

“おいでやす。京都のエルメスな八百屋と長寿料理。”

京都の中心に錦市場(にしきしじょう)という京都の台所的な市場がある。料亭、料理屋、また家庭などに食材を提供している鮮魚屋、乾物屋、京漬物屋、八百屋、豆腐屋、総菜屋、干し物屋、昆布屋、そしてダシ巻き屋、焼き穴子専門店、生麩(ふ)屋、川魚専門店、ゆば専門店、などが所せましと美味しそうな食材を並べている。関東方面ではお目にかかれない店や食材がいっぱいある。波田は市場というのは何処に観光しても必ずチェック入れるポイントだ。そしてデパートの地下の食料品売り場同様に波田はエキサイトする場所なのだがその理由は”試食”にある。

京都のエルメスな八百屋

“試食”・・・ナント、ロマンチィックでエキサイトな言葉であろうか。・・・ここの市場を端から端まで歩いても15分程度だが相当に腹が膨らむ程に試食が出来る。デパートと少々違うのは小皿に食べてくださいとばかりに並んでいないしドーゾという空気もない。しかし食えるのだ。それにはコツがある。プロっぽく “食ってみて美味かったら買おうッカナァァ・・! “という空気をかもし出すのだ。従って何でも試食可能だ。(決してコレが出来るのは俺の図々しさではない。)そして食ったもの全部買っていたらプロっぽくないので”フフゥゥーーンン”という顔して立ち去る技術もこの際、会得しようではないか。片手に白いご飯を持ちながら自前のハシでオカズを食いながら歩けたらイッパシの京都人だ。(これはウソだぞっ!!)とにかく試食が何でも出来てお得感100万点。そして、そこで感動の京野菜専門店を発見。こんなに美しい八百屋を見た事が無い。まるでエルメスの新事業としてスタートした八百屋だ。伝統の京野菜は”これぞホンマの野菜どず”とばかりにエネルギーがある。一年を通して山菜から竹の子、夏野菜、松茸、シメジ・・・丹波黒豆、九条ねぎ、堀川ごぼう、加茂なす、鹿ヶ谷かぼちゃとイチイチ名前がつく苗字付きの野菜ダゾォ。

京都のエルメスな八百屋

その美しき八百屋の二階に名前もそのもので”八百屋の二階”という屋号の野菜専門の食事をする店を発見。”長寿のランチ”1500円(野菜の煮物が数点と卵焼き、竹の子御飯、味噌汁)、デザート付きは1800円、あとはその日のお薦めのアイテム(野菜煮物系)が数点あるだけだが、その食事自体のパワーがスゴイ。さっぱり、あっさりしているのに大地のエネルギーを充分吸い取っているというやる気の野菜がメインだ。なんだか、この手の食事をすると身体が浄化されているという感覚になる。”京都にお越しの時は寄っておくれやすぅぅぅ・・”
『追記』 どうしてだろう?。「京」という言葉に関東人は弱い気がする。「京」の一文字は絶対に京都を連想させて、きっと味にコウルサイ京都人はこんな物を食ってるんだろうと連想するのだ。テイクアウト寿司の”京樽”、たこやきチェーンの”京タコ”、立ち食いうどんにも”京うどん”間違いなく「京」の一文字が無ければ食っていなかったであろうモノも多い。(そしてそれらは期待を裏切った。)そう言えば”京子”という女もいたなあ・・・。

  • “八百屋の二階”野菜中心の長寿料理。
  • 京都府京都市中京区錦小路柳馬場西入
  • 電話・ファックス 075-221-1388
  • 京都、錦市場の真中辺。一階は同店が経営している明治15年創業の京野菜の八百屋さん。 “かね松”その八百屋さんは美味しい京野菜の地方発送もしてくれる。詳しくは0120-083172(おやさいなーに)

ゴメンナサイのベトナム料理

ベトナム料理と聞いて何を思い出す?。六本木あたりにある最近評判のベトナム料理店に行くと、代表的なミンナの知っている生春巻きやフォー(米紛のラー麺)などがある。しかし、本来のベトナム料理は決して高級ではなく庶民の食べ物なんだろうなあ。あなたの家の冷蔵庫の残った食材を中華調味料で焼くなり煮るなりと料理したら中華風の食べ物がきっと出来るのと同様に、ベトナム料理はナンプラー(魚醤)を使って料理すれば相当にベトナム料理となる。そんなバカな事はないが、今回のベトナム乱入ツアー最初のレポートはベトナム庶民の定食屋だ。

定食屋は人生の基本、庶民中の庶民という店。だって2人で死ぬほど食って御代金は500円也・・・・(ベトナム人でこんな昼から贅沢する奴はいないと思うが、観光客なんで勘弁してくれ。)オーダーはいたって簡単で”指差し注文、確認・発射オーラァーイ”というかんじだ。観光客なんて絶対、間違いなく来る事は無い治外法権みたいな世界。やたら沢山の店員らしき親族一同が笑いながら、人がメシ食っているのを見て喜んでいるのが気になるが、まぁぁいっかぁぁ。とにかく10品目位注文して9品はバッチリ。一品は良くわからない味だった。丁度、その店に入る前に北部ベトナム人はイヌ(犬ねっ、あの犬です。ワンワンの・・・)を食すという本を読んでいたので少々ビビッていたのだが・・・・。思わず店主に”あなたは北から来たのか?アーユーフローム・ノース?”と聞いたが答えはなかったので疑わしき料理には手は出さなかった。

ゴメンナサイのベトナム料理

ロールキャベツ・椎茸入り、甘酸っぱいトマトスープ、スナックエンドウとトマトの炒め、春巻き・カリカリ薄皮ライスペーパー巻き、総評としては何をもってベトナム料理というが解からないがどれもクセが無く美味しい”おかず”だった。そして、シャン菜、ミント葉などが上手に使われていて抜群に特徴のある美味しい一品になっている。御飯が日本の炊きたてコシヒカリと比較したら美味しくは無いが結構いけてました。そして働く君には悪いが昼間から飲むビールがやたらに美味しかった。このオカズとベストマッチ!。グピイッーーー。偉大な小国万歳。

  • NGOC CUONG.(なんと読むんだろうかぁ)
  • 14 NgueyenBinh Khiem St. Hanoi (タクシー又はシクロで一発で行けます。)
  • 電話 84-4-83226231
  • 予算は一人300円位、それ以上は食えないと思う。奇食、珍食が期待できる。

由緒正しき店・陸羽茶室・香港

香港の陸羽茶室は”由緒正しい”という表現が本当に相応しい店だ。威厳がありすぎて少々食欲減退するほどにカッコイイ。入店早々に完全に雰囲気に呑まれている。ウゥゥゥ。同じモノを食うのにもやはりこんなに時代を感じる店のほうがやはり美味しい。時代の止まった空気は新横浜のラーメン博物館を思い出す・・・発想の悲しさだ。店内はオーラがモリモリに感じられる。創業は1930年初頭。チェリーウッドの柱や大きな古時計に戦前の菜館の風情が色濃く残る。

由緒正しき店・陸羽茶室・香港

なにせ歴史的文化財にも指定されているほどの店構え。宗慶齢(革命家・孫文の妻、妹は蒋介石の妻)の時代から多くの要人が常連客に混ざり店の卓についた。チャールズ皇太子とダイアナ妃、ジョン・レノンとヨーコ、波田啓次郎と堀正樹(おれの友達)、香港映画の大スターもお馴染みの顔。そんな店で食うものは飲茶だ。店の表示には広東料理とある。中華料理は大きく5つに分けられる。①広東(強火で手早く、素材の旨みを大切に、)②潮州(ダックやアヒルをスィートソースで小さな茶碗で食す)③北京(宮廷料理、コショー、ニンニク、コリアンダーをふんだんに使う、餃子や麺類。④上海(砂糖,醤油、しょうこう酒で味付け、上海蟹が有名)⑤四川(辛い物が多い)と分かれる。とまあ波田の博識さをご披露してしまったが、手持ちの観光ガイドに親切にも書いてあった。

由緒正しき店・陸羽茶室・香港

結局、特に広東だなあと感じる事は無いが(オレが分かってない)。そうだ。ウマけりャいいじゃないかぁ・・・と、ドンドン食ってみた。ドンドンだ。中華を食うにはパワーが必要だ。片っ端から飲茶(点心、料理)を注文。注文はとても簡単で机に置いてある注文票に欲しい飲茶を個数指定すればそのまま持ってきてくれる。しかし漢字で判断なので、出たものが予想を反するなんて良くある事。それも楽しいぞぉぉ。でもどれも美味しい。そして、夜の海鮮料理は絶品らしい・・・・・そうだ、やはり広東だ。(そして高いらしい。)茶室とあるが本来は美味しい中国茶を飲むのも正しいのであろう。こんなタイムトリップできる店はいつきてもその時代で迎いいれてくれて嬉しい。

  • 陸羽茶室 飲茶・広東海鮮料理店
  • 香港中環市丹利街24-26  24-26 Stanley St.Central HONG KONG.
  • 電話 2523-5464
  • 営業時間 6:30~23:30(なんて働き者だろうか。)ただし飲茶は17時まで。
  • 飲茶なら一人300香港ドル(約1800円程度)

香港も変わる時代・・・アンタ大丈夫!

久々に香港に寄った。香港はは日本からたったの4時間でおもいっきりトリップしてしまう大好きな街だ。とにかくこの町の人はパワフルに生きている。そうでないと生きていけない。この狭い町に680万人もの人間が住んでいる。車は280万台、なんと1キロあたり280台が走っているそうだ。そりゃ渋滞も日常にするよなあ・・・。携帯電話普及率ダントツ世界一の6人に一人が所持、ホテルでも電車でもお構いなしにチュンチュンチャンチャン大声で話している。マクドナルドの売上世界ランキングの上位10店のうち5店舗が香港にあり、また全世界の最高級ホテルのトップ10位のうちの5件が香港にある。ということは高級な店、モノも庶民的なモノも全てが集約されている。

香港も変わる時代・・・アンタ大丈夫!

そんな香港に新しいムーブメントを感じてしまった。かつての美味しい巨大な中華料理店は健在だが新しい地区のワンチャイの裏手(香港島)にソーホーといわれる若者が集まる地区が出来て、そこに自然に若手が経営している面白い、今までに無かった新しい店がどんどんと出来ている。日本だと原宿や青山の裏通りというかんじ。イタリアン、日本食、エスニック系、アイリッシュパブ・・・そして中華料理店だ。ここはポーション(量)も少なめ(他がイヤになる程、多いのだ。)、何より作り手の創作意欲を感じてしまうような料理を出している。そしてワインも充実。(旧来の店はショウコウ酒はあってもワインは皆無に等しい)そんな地元のオシャレなOL風女の子やサッパリ系の若者に受けている店がココ。近所の上品なオバチャンも来ていて皆に愛されている雰囲気。在りそうで見た事のない、そんな意表を突いた店だ。オーナーは若手の香港にしては珍しい社交家タイプで親切に今日のお薦めを紹介してくれた。

香港も変わる時代・・・アンタ大丈夫!

豚の喉仏とネギの炒め物(非常にサッパリしていてコリコリ感がタマラン)、マトンの立田揚げ(店の自慢の逸品、全員注文していた。)フランス野菜のフレッシュビーンズ(細長いインゲン)の炒め物も素晴らしい。それに合う白ワインも絶品だった。そんなお気に入りな店を香港に探せて幸せ感、120%だ。また行くゾッ!!。

  • 憶江南(イッコンナン) 中華料理
  • 27ELGIN Street,Central,HONG KONG. SOHO FOOD STREET.
  • 中環伊利近街27号 蘇豪美食区
  • 電話 2136-0886 ファックス 2111-2822
  • 営業時間 11:30~14:30 ランチ 18:00~20:30
  • 予算は酒代別で3000円程度、メニューも任せておけば大丈夫。周りの人の食っている物を指差しオーダーでオッケー。食に境界線はない。まったく気取りはない御店。

ついに出会った。沖縄の基本。

沖縄は実に深い文化がある。独自の文化、アメリカの影響、台湾、韓国にも近いし、なにより本土の影響も混ざっている。”沖縄ソバ”というものがある。どちらかと言うとそんなに特徴があるモノではなく悪いけど”間抜けな麺類”と位置付けていた。うどんでもなくラーメンでもない。そしてソバでもないような・・・・。やる気があるんだか無いんだかわからない。沖縄人は顔と体毛は濃いのにいったい何やってんだぁぁ。そんな意気地なしな食い物だったのだ。しかし、それは間違い。ここで、沖縄県人に謝罪します。ゴメンナサイ!!こりゃ美味いもんだという事を認識できる店があった。

ついに出会った。沖縄の基本。

今まで出会っていなかっただけのこと。ところが沖縄人(シマンチュー)でもなかなか知らない店だ。”てんTOてん”という店。いったいどんな意味の名前なんだろうか。(聞いてくるの忘れた。)場所は識名という那覇から程近い住宅街の細い路地をはいって2回転位した、2度と行けそうに無い不思議な場所にある。店構えは、とてもデザイン的で素晴らしい。外観は打ちっぱなしのコンクリートの優れたモダンなデザインでそれを蔦(つた)が絡まりまくり、まるで四角い巨大植木というかんじ。御主人は建築家でその奥様が自宅の1階を改築してお店にしたので、とても開放的で誰か友達の家に来たような感覚になる。入った瞬間に”この店当たり!!!”と感じた。そして店は沖縄の本物の味を残したいということで相当なこだわりをもっている。

ついに出会った。沖縄の基本。

昔ながらに木灰の上澄みをこねて作る麺と鰹節と豚等のダシで作る”沖縄そば(何故かスバという)”(600円)と無農薬の古代黒紫米のオニギリ(150円)また、ブクブクー茶という沖縄版カプチーノ。(500円)(ミルクは使っていないがお茶がドドーーンと泡立っている。)など、まさに沖縄の伝統的文化。爽やかな異次元体験です。どこにも本物と偽者があるがコレを食わなきゃ沖縄スバは語れない。御馳走さん。レジ横に売っていた食材も不思議な美味しそうな物が沢山あったゾッ!!。

  • “てんTOてん”(テンツーテン)
  • 営業時間 11:30~16:00 月曜日休業
  • 沖縄県那覇市識名4-5-2  TEL098-853-1060
  • 行き方は店に問い合わせてください。とてもじゃないが説明できない。でも那覇からそんなに遠くないので行ってみる価値大です。