2月28日 キープインタッチ!友達は大切だよ! 《後編》

偶然に見かけたマイク(マイクはニックネーム、浅川ミチヒコが名前)だが、携帯で確認が取れて、やはりマイク本人であった。そしてマイクの野暮用の後で、そこから程近いボクの家に寄る事になった。爆音を立ててヒーレーに乗ったマイクがやってきたのは30分後。本当に変わらない。初めて会ったのはボクが高校生で時間給バイトには興味が無く、夏休みは原宿の路上で当時、流行りまくっていたプカシェル(ハワイで大ブームだった白い天然の貝をヒモで通して首飾りにしたもの。当時の主流ディスコのメビウス、ビブロスに行ったら全員している位に流行った。なかなか入手困難。)販売を友達と路上でやっていた。(違法か合法かはわからないが・・・)そう!布をひいて、その上に陳列して売るわけ。これが相当に売れて当時は豊かな高校生夏休みだった。その頃、原宿でブイブイ言わせて遊んでいたのがマイクだった。当時は衝撃的にカッコいいフォルクスワーゲンの改造車に乗っていた。スケボーも上手でファッション(今で言うアメカジ!)も超かっこ良かった。どこで売っているのだかわからない、多分、横須賀のベースか、アメ横の輸入専門店あたりであろうか。とにかく誰も履いていないコンバースのスニーカーとかジージャンを着ていて、まるでスティーブマックイーンだった。(まだナイキなんて世の中に存在していない時代!コンバースなんて見たことも無かった。)そんなマイクはその後、創刊期のポパイの海外特派員をしたりクルマの貿易をしたり、世界中を庭の様に遊んで廻って、探した物を日本に紹介したりもしていた。世界中のバイクレースにも出ていたし、ボクを誘って、あのイタリアのミッレミリア(世界一のクラシックカーレース)にも出場した。広尾でファラフェルというサンドイッチ屋をやったり、目黒でバンビーニというピザ屋、鎌倉の材木座で海の家をやったり、家具のコーディネーターをしたり、世界中を飛び回り、とにかくよく働き、誰より遊んでいた。・・・・・・・・・実はマイクとは計算してみたら33年の付き合いになる。その間、何年も会わない期間があったが、出会いからは、そんな年月だと計算して驚いた。しかし会っても、昔を懐かしむ話などは一切無く、遊び話で終始くれる。我が家に来ても、ガンガンに未来像を描いた話に明け暮れていた。今は世界中から買い集めたコレクションの車やバイク、雑貨、家具を整理しているそうだ。 ちなみに数年前に湘南の友人宅で見せてもらった”立体的な鯨の形をした風見鶏”を探しているのだが、マイクに聞いたら、アメリカは西海岸のハモッサビーチにある庭関係の雑貨屋かメキシコのティワナの彫金屋で見つかるであろうとの答え。ボクが最近、コスタリカに興味津々で是非行ってみたいと話すと、昨年、マイクも興味があって1ヶ月半、スミからスミまで見てきたとの事。どこどこのホテルが良いとか、リゾートがカッコいいとか、メシが美味いとか、バーが素敵だとか、女の子が抜群に可愛いとか・・・・・・”生”の情報にあふれていた。あぁ~マイクみたいな生き方に憧れていたが、なかなか追いつけないナァ~~と実感した。そんな好奇心を刺激しまくられた時間は本当に楽しかった。そして時間は夕方になってしまった。今日の日中はアポは入れないでデスクワークをする予定だったがズレ込んだ。それもオッケー!3月のスケジュールを立ててリーダーと連絡をしたりアポ取ったりと効率の良い仕事をした。しかし一ヶ月は早すぎる。今月は広島、姫路、岡山、仙台、沖縄、札幌と回り沢山のグループの人々と会えた。全国で何か新しい動きを感じるナァ。皆、一度の人生を、素敵に生きたいんだよね。”オレもこれからの人生をもっとかっこ良く生きたいネェ~”と痛感。今日会ったマイクも昨晩、久々に会えた実業家K氏(元・暴走族の大頭)もオレに本当に様々な影響を与えてくれた。ボクがバットな時は相談にも乗ってくれたし、様々な生き方をみせてくれたメンターだ。そんな素晴らしい大人に出会えた事で今があるんだなぁ~~とシミジミと感謝が湧いてきた素晴らしい月末となった。

キープインタッチ! 友達は大切だよ!  《前編》

2月28日(水) 昨晩は高校生時代に本当に世話になった先輩K氏と銀座で食事をした。共通の友人Y氏も同席。K氏はハンパなくビジネスで成功していて気持ちがいい。(会社は上場も視野にある程の絶好調、麻布に豪邸! クルマはベントレー、フェラーリ、ゴロゴロ・・・そこら中に別荘、超ハンサムで体脂肪は1ケタ、関係ないけどスゴイわぁ!) Y氏も凄くて、なにせ日本一メルセデスを売るセールスマン(年間160台!!二日に一台だよ!!)で話題は豊富。タックスヘブンのバージン諸島に税金対策の会社を持っている営業マンなんて聞いたことがない!

キープインタッチ! 友達は大切だよ!  《前編》

まぁ、とにかく会話はバブリーで久々に90年代の日本に舞い戻ったような会話だった。K氏と出会ったのは、まだ高校生の頃、都会のどちらかといえば遊び人系の出会いだった。(なにか濁した表現でスミマセン。書けません・・・)ボクが大学をやっと卒業するある時、K氏は銀座にボクを呼び出して、いきなり紳士服店に連れて行き、そこで店員に一言”こいつにスーツを作ってやってくれ!”と言って”お前ももうガキじゃないんだからスーツの一着ももってろ!”と言ってスーツを作ってくれたのだ。その当時はまだK氏もサラリーマン。そんなに派手なことする経済状態ではないとおもうが、その頃から後輩思いの素晴らしい先輩だった。彼がボクに”人生の苦労は売ってでも捨てろ!”という名言を教えてくれた。当然、世間的には間逆なのだが、彼流の考えだと、人はいつか全力で乗り切らなくてはイケない問題にブチ当たるが、その時にこそ溜めておいたエネルギーを全快で使って乗り切れ!普段から使いすぎるとイザという時に発揮が出来ないという論理であった。しかし今、K氏の成功を見ると、その論理は正解だったのか。結局、ビジネスの成功は人徳から来るものなのか・・・・イタリアレストランの後は、超高級クラブでオネーちゃん遊び。何十万らしいがご馳走してもらって、それはそれは楽しく艶っぽい時間だった。(しかしオネーちゃんがハンパ無しに綺麗だった。それも数十人単位で綺麗で、いったいどうなってんだぁ!! 松本清張”黒皮の手帳”を思い出して怖くなっあがぁ・・・美人、艶々オネーちゃんに店の外に送られて帰宅という時、K氏の黒塗りの車の前に運転手さんが愛犬(超恐ろしいドーベルマン、愛犬じゃない狂犬だろ!がお出迎え。飼い主に出会って興奮して泣くドーベルマンの吠える声が銀座のビル街に響いていた。)ここは別世界だと痛感。 ということで楽しい夜だった。昔からの仲間が “成功”というのはAМだけでなく楽しいものだ。・・・・・・・正直、オレって本当に幸せだと思った。 そんな夜が一夜明け、多少二日酔いの中、起きてダラダラしていたらチャイムが鳴った!なんとボクの英語個人レッスンのケニーキクノ氏が玄関にいるではないか! そう今日は英語のレッスンの日であった。彼はベルリッツの偉い先生なのだが、通学が向かないボクの為に週1回程度来てくれるのだ。ということでフリートーク1時間。世間話100%で英語のレッスンというより”ジジイの話し相手”的な空気。その後、お客さんというかフロントの福ちゃんが浄水器のフィルターを取りにやってきた。彼はポルシェの営業マン。当然に最新のポルシェ911に乗ってきてもらい試乗した。実は試乗というか確認だ。ポルシェは好きだし欲しい。買える!(これ大切!)ただ面倒臭いというのも本音。欲しい気持ちと面倒だぁという気持ちが頭の中で行きかっている。野毛町内、多摩川土手、そして田園調布を回り帰路につこうと思ったら対向車線を、名車オースチン・ヒーレー3000/ハンドレット4 が屋根を開けて爆音をたてて走ってきた。

キープインタッチ! 友達は大切だよ!  《前編》

素晴らしい1950年代の名車だ。しかし良く見ると、その名車に乗るのは”おぉ!!!マイクじゃないの”思わず声を出してしまった。即、携帯電話でかけてみたら、やはりマイク浅川だ。こんなイキな人はそうはいない。懐かしすぎる!!昨晩に続いて、本当に懐かしい!    《ここからは、また話が思いっきり長くなるので次回に続く・・・・》