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効率主義は老舗の成功の極意なり! 長崎は”ちゃんぽん”と”皿うどん”

長崎といえば、まずは”ちゃんぽん”と決まっている! それ以外の選択肢はない。(ギリギリにトルコライスがあるが、全国区で言うとチャンポンに軍配が上がる!カナぁ) ちゃんぽんは、ひらがな表記が正しいのか? カタカナ表記が正のかなぁ? ”ちゃんぽん”は”ちゃんぷる”(沖縄の言葉、まぜこぜ)と語源は一緒なのだろうか。いろいろと知りたい課題はあるが、別にどうでもいい。時間がないのだ!

効率主義は老舗の成功の極意なり! 長崎は"ちゃんぽん"と"皿うどん"

さて長崎の市内の”喜楽園”は相当に有名で、美味しい。老舗といわれるに相応しい店だ。 中華料理屋がラーメンやチャーハンのついでのメニューでチャンポンをやっている店とは完全に違い、ひとつ、スジの通った店なのだ。 ”決めたからにはやり抜きます”的な重さがある。(長崎の一般的な中華料理店には必ずチャンポンはメニューに入っている。) そんな筋金入り硬派な店なのに、そのわりにはユルい経営方針は、笑える。  まさに”人に厳しく、自分に甘い!”なのだ。例えば四人で入店をしてチャンポンを三人前と皿うどんを一人前注文すると、お店のオバちゃんは”チャンポンはすぐ出るけど皿うどんは待っててね!”と必ず客に伝える。 他の客が全くいないのにだ。・・・・オバちゃんは言葉には出さないが、他のオーダーがまとまったら作るという姿勢なのだ。

効率主義は老舗の成功の極意なり! 長崎は"ちゃんぽん"と"皿うどん"

ようするに一個ずつ作ると手間が面倒だから、まとめて作りたいという効率重視なのだ。 事実、最初に注文した”ちゃんぽん”と次に出て来た”皿うどん”の”時間差”には笑えた! その”皿うどん”を待つ間に救世主的なお客さんが入って来て我らがオーダーの少数派であった”皿うどん”を注文してくれたのだ。これで”数がまとまんないと作らないよ!”という条件はクリアされて、チャンポンが運ばれた数分後に皿うどんは運ばれた。  万事解決だ!!(もしこの救世主が現れなければ、どれだけ、待たされた事だろうか!) でもオバちゃんが正直だからいいや!! 肝心なお味は『美味いっ!!!!』の一言だ。 さすがこの道一筋のオッチャンの技である。年期が違うのは誰にでもわかると思う。

効率主義は老舗の成功の極意なり! 長崎は"ちゃんぽん"と"皿うどん"

長崎に来たら、まずはチャンポン!これはサッポロ行ったら、まずはラーメン! 仙台に行ったら、まずは牛タン! 広島行ったら、まずはお好み焼き・・・・同じ事だ。食べたら、必ずや、フランシスコザビエルが何故に長崎を目指して来たかがわかるであろう。

  • 喜楽園(きらくえん) 長崎県籠町4-28
  • 中華街脇のホテル・JALシティー斜め前
  • メニューはチャンポン(700円)、皿うどん(800円)、焼き飯(700)、卵スープ(500円) 以上!!