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牡蠣の世界を変えた店・東京オイスターバー”胃の中での物語”!

一昔前は”牡蠣”(かき)を食うのは通常は “R”が付く月と決まっていた。9月(September ) 10月(october ) 11月(November) 12月(December) 1月(January) 2月(February) 3月(March) 4月(April) を指す。 しかしこれは完全に過去の話。今は世界中からその”旬”な牡蠣が飛行機で飛んでやってくる。(いや、牡蠣は飛ばない!運ばれてやって来るだなぁ!)そんな有り難い時代なのだ。

牡蠣の世界を変えた店・東京オイスターバー"胃の中での物語"!

ここ東京オイスターバーは店名のまま、オイスターと牡蠣料理がメインの店だ。店主はニューヨークなどでは一年中食べている牡蠣を日本でもお客様に食べていただきたいと高い”志”で世界を旅して産地の業者から中間流通を通さずに仕入れていると聞く。そんな涙ぐましい努力があるのだ。しかし牡蠣を世界で始めて食べた人は偉いと思う。ウニもオコゼも偉いが牡蠣はやはり、その偉さが格別だ。さて、牡蠣と一言で言っても様々な味のものがある。ミルキーなもの、淡白なもの、そんなこと言われたって、なかなか食べ較べる事は世間では無いから理解が難しいが、この店ではそんな欲望も簡単に受け入れてくれる。だいたい通常8~10品種の牡蠣が揃えられているので、それを希望個数とか好みを言うと、いくつか薦めてくれて、注文。 開けられた牡蠣にはそれぞれに、ボストン産とか北海道の厚岸産(あっけし)、タスマニア産、ニュージーランド産とか書かれていて、淡白から濃厚に順番に食べられるようになっている。それぞれが違った味わいで、実に美味しい。薬味もホースラディッシュ、タバスコ、なども用意されているが、そんなものはもったいない!レモンとビネガー程度で行っときましょう! まずは、そのままを食べましょう。今までは広島産の生牡蠣を5個だぁ10個だぁ食べてたけど、この”世界一周・牡蠣の味較べツアー五反田編”を体験すると衝撃の度合いが違う。まぁ何より”タスマニア産”なんてオーストラリアと南極の間からオレに食べられに飛んできた牡蠣様には敬意を表せずにはいられない。これが一粒一粒がイチイチ濃厚で美味しい。

牡蠣の世界を変えた店・東京オイスターバー"胃の中での物語"!

この店の常連客は月に三回程度、やって来て白ワインを飲みながら30個くらいを一気に食べて30分で去っていくらしい。  さて寿司屋の健ちゃんは牡蠣の一番美味しい食べ方は”カキフライ”と言っていた。 おれも結構”同感!!”で早々に注文。これまた別格に美味い! その違いといったらベンツとベンキ位違うのだ。 世の中では大き目の牡蠣を処理してパン粉を付けて揚げているのが通常だろうが、ここは濃厚な濃い味の、そして小ぶりな牡蠣を3個~4個をお団子状にして小さなコロッケにして挙げていただく・・・・・間違いなく泣ける。カキフライ好きが食べたら全員、例外なく泣き崩れるであろう。初めて連れて行った友達は、衝撃とともに、今までのカキフライの歴史を根底からガラガラと覆してしまう音が聞こえてくる。そんな友人が放心する瞬間が好きだ。 うっふっふ~~ 牡蠣は火を入れると味が、より一層、濃厚に変化するのだ。全ての料理は制覇したが、この二品は絶対に外せない必須、マストです。あと”付き出し”(酒を頼むと出てくる一品)の牡蠣の燻製(スモーク)も激美味い。濃厚!!これで冷えた白ワイン飲んだら昇天する。

牡蠣の世界を変えた店・東京オイスターバー"胃の中での物語"!

フィニッシュは炭水化物モノ(ここはメニューに国別表示していて中国的な牡蠣炒飯とか韓国風キムチ牡蠣メシとかもある。)それはそれでキッチリと美味いのだがぁ~~  さて、ここでは相当に外道なお奨め。そうゲドウである。かつてどんなグルメ本がこの食べ方を指南したであろうか。確かにここで炭水化物でフィニッシュをするのも良いのだが、数軒、五反田駅寄りに”刀削麺”の店、安泰楼がある。それはそれは、熱くて辛くて、美味しい。麺のモチモチ具合なんて天下一品だ。ということで波田の推薦的食べ方は ワインでカンパイ!→ 生牡蠣 → カキフライ → スモーク他数点の料理 →→そして”刀削麺”でフィニッシュ!!! かつて何人もの食通をお連れしたが、その世界観と日本的、五反田的な流れに泣いていた。・・・・・しかし胃の中での”物語り”想像していただきたい。タスマニア他、世界中から生まれ親しんだ故郷を数千キロも旅してきて波田の胃腸に収まっていた牡蠣君、ご主人様に美味しく食べられて、心安らかな気分で胃液に浸かりながら消化を待っていたところに・・・・イキナリ、上から熱くて辛い、見たこともない液体と麺がドッさーとか降ってきてビビッただろうなぁ・・・・なんだか牡蠣の姿を思うたびに少し泣けてくるんだが・・・・・・食欲には勝てない。

牡蠣の世界を変えた店・東京オイスターバー"胃の中での物語"!

  • 東京オイスターバー 東京都品川区五反田1-11-17 TEL: 03-3280-3336  FAX: 03-3280-3340
  • 近所の支店 オイスターバーリンクス 東京都品川区東五反田1-12-5 TEL/FAX: 03-3280-3320
  • http://www.oysterbar.jp/index_t.htm

食いたい時に食いたい物が!!@ニュージーランド

地球上の中で最後に発見された南半球の島国ニュージーランド。その島の数少ない”都会”であるオークランド・・・平和などちらかと言えば中途半端な都会。でも住人はこの街を多いに愛しているムードが万点だ。以前、この国に初めて来た時は仕事の関係で、わずか1日の滞在だった。オーストラリアに一週間遊びに来ていた時に帰りに寄ったのだけど、これまで渡航回数は200回はゆうに超えるがイミグレーション(入国管理)で止められたのは初めてだった。取り調べを受けて荷物も全て検査されて・・・なぜ、見るから善良そうなオレが取り調べを受けるのか謎。取り調べが終わって係員に理由を聞いてビックリ!(笑)『こんな良い国に一泊で来るなんて異常である。最低でも一週間から10日は過ごすのだ!』と・・・そんなスケールの国なんです。

食いたい時に食いたい物が!!@ニュージーランド

滞在時間が短すぎるから取り締まられる国って・・・・、さて、ここは550キロにおよぶ山脈、4つの活火山、氷河の浸食に形成された14のフィヨルドと4万㎡の原生林、とにかく大自然のデパート・・・まわりは四方が海!!当然に海産物は美味しい。(と思う)。ところがだぁ!!少なくても日本中の沿岸部の街に魚屋さんがあって魚を扱う飲食店があって・・・そんなわけにはいかないのがニュージーランド。まぁ文化なんですよね。生ものを食べると言う文化があまり無い(日本人が世界でダントツにあり過ぎなんですけど)・・とにかくある昼下がり、オシャレな街であるオークランドのパーネルという坂道の途中の街、日本でいえば青山か代官山みたいなエリアを散策していた時・・・何故か頭に浮かぶ映像は白ワインとオイスターだった。これ数日前からの妄想だったんだけど、とにかく雑貨屋を見ても白ワインと牡蠣、インテリアショップを見ても白ワインと牡蠣、カフェに誘われてもコーヒーなんてお口が汚れそうで拒否~~~とにかくニュージーランド産の美味しい白ワインと牡蠣が食いたかった。

食いたい時に食いたい物が!!@ニュージーランド

太陽がサンサンと降り注ぎ、少々小腹も好いて・・・そんな時に引き寄せたんです。というか脇道の奥を覗いてみたらそんな店があったのです。直ぐさま飛び込み、営業時間より少し早かったけれど”料理もの”は頼まないからと交渉して、生牡蠣とマッスル(ムール貝の一種)そして悲願の白ワイン(ソービヨンブラン)を注文。これがベストマッチングだったんですよ~~もう、脳みそトロトロでした。 こんな店を知っていたら本当に幸せ。 メニューをよく見たら、ここは肉料理もかなり美味そうという事で、翌日の夜に予約して再度、来てみてメニューを片っ端からオーダー! それはそれは全てが大正解でした。 これ以上は説明が出来ません。写真を見てじっくりと想像して食べに行って下さい。三日三晩行っても幸せかもしれないなぁ~~!

  • Di Mare Steak and Seafood Restaurant
  • Shop9.251 Paenell Rd
  • Parnell. Auckland P
  • 09-300-3260
  • www,dimare.co.nz