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そこで肉屋は考えた・・・今、肉屋の店先が熱い。 世田谷区用賀に出現した不況脱出の糸口。”米久ラーメン”

世は不況である。どんどんひどくなって先行き不透明感も日を追うごとにひどくなる激しい状況なのに、それに加えテロだぁ、狂牛病だぁとロクなニュースが無い昨今、用賀の裏通りに斬新な経営をする店を発見した。その店は”昼は精肉店、夜はラーメン屋”という”二足のワラジ商法”で世の商店街の売上が上がらない事を不況のせいにしている経営者を一括する素晴しい発想の店だ。用賀にも有名ラーメン屋が何件かあるが、そんな店を差し置いて人気を博している。普通そんな店はあまり味は期待出来ないと思うのがシロウトさんなんでしょうなぁ・・。実は波田もそうだった。『フン!!、所詮、肉屋のサイドビジネスだろうがぁぁ、本業しっかりせにゃあかんでぇぇ・・・』といつか誰かに言われたような事を思い出しながら乱入。しかしその既成概念は間違いだった。その店は、素晴らしい美味さだった。こんな店があるなら世間の店も、もっと色々と考えて不況を脱出しようではないか!。

そこで肉屋は考えた・・・今、肉屋の店先が熱い。 世田谷区用賀に出現した不況脱出の糸口。"米久ラーメン"

以前、ベトナムのホーチミンで昼は自動車修理工場で6時過ぎると全てが片付けられて、貝料理専門店になり、相当に美味いハイレベルな貝料理を出すという店があって感動したけど・・・(勿論、インテリアは工場そのまま・・・でもそれが良かった。)そして翌日行ってみたら、朝一番にはチャンと自動車工場になっていたなあ。例えば、昼は魚屋で夜は立ち食い寿司屋とか、昼は病院で夜は店員が看護婦のコスチュームのコスプレ飲み屋とか(それアブナイかぁ!)、昼はガソリンスタンドで夜は野外シアター、昼は保育園で夜はカフェ、昼はプールで夜は釣り堀。(臭そう・・)。昼は家具屋で夜はレストラン、昼は体育館で夜はディスコ(クラブ)なんてのもいいねえ・・・。考えていたらキリがない。とにかく、店の軒先で兼業しているのだから特別な投資も要らなかったし結構な事だ。(余計なお世話だ。)きっと、本業の精肉店での余分な(決して余ったではないョ。)肉、骨が美味しいスープになっているのだろう。ラーメンの味の好みはヒトそれぞれだと思うけど店主の意気込みというかヤル気を感じちゃう素晴らしい店です。

そこで肉屋は考えた・・・今、肉屋の店先が熱い。 世田谷区用賀に出現した不況脱出の糸口。"米久ラーメン"

ラーメンは6種類。開店時間は午後8時(冬場は7時)から10時にたったの2時間だけ。そして一日、限定100食のみ。本業をあくまでも大切にしています。是非、この”2足のワラジ”商法を見学してみてくださいな。まだまだ考えれば生きる道はあるゾ!!。世の中捨てたんもんじゃない。 訂正:不況脱出とか余分な材料でスープとかは波田啓次郎の憶測以外のなにものでもありません。でもラーメンマニアが喜ぶ美味しい店です。

  • ラーメン米久(よねきゅう)というか肉屋・米久
  • 世田谷区用賀4-16-6 03-3709-7148
  • 営業時間 PM7:00(夏場は8:00)から10:00頃。日曜日休業。
  • 新玉川線、用賀駅から3分、フジスーパーを右に見て成城薬局を左に見て直進、セブンイレブン前を過ぎて43メートル行った右側。なぜかその界隈、肉屋が多い・・。

そこで肉屋は考えた・・・今、肉屋の店先が熱い。 世田谷区用賀に出現した不況脱出の糸口。"米久ラーメン"

最初は2種類だけのメニューだったが、現在は新化して6種類。米久ラーメン(500円)、トリソバ(塩味)(800円)、鴨ネギソバ(800円)、牛肉角煮ラーメン(800円)、軟骨ラーメン(800円)、チャーシュー麺(800円) 塩は3種類の天然塩をブレンド、極細たまご麺が美味い。チャーシュー麺のチャーシューはトンカツ一枚分位のボリュームの肉で驚いた。冬場は寒いよ。なにせ”外”なので。