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迷走の鍋42種類!それは

“鍋の専門店、常時42種類の鍋モノ” もうこれだけで行く気は満々となる。 鍋モノに始まり鍋モノに終わるのが、渋谷の”ゆらり”だ。初めてこの店に行ったときは友人4人で行った。別に二人でも行けたし、10人でも大丈夫だったが初めての時は4人にこだわった。通常ココの店のナベは二人前からなので、小食な人は一人で行くのは無理! 二人で行って一種類を注文して二人で分け合いながら食べるのがノーマル。 従って逆算して、三品目のナベを制覇したいということになれば四人で三種類(合計6人前)を頼むしか無い。従って波田のコンピューターがはじき出した正しい人数構成は4人となったのだ。(店員さんには食べっぷりに感心された!) 四品目を注文したければ6人から8人で行かなければならないが、そうすると一品のナベを8人で食べなくてはならなくて分け前が減る。・・・・・いったい一度に多品目を制覇するにはどうすれば良いのだ。問題の根は深い! 要はコマメに通って片っ端から制覇が正しいんだろうなぁ!

迷走の鍋42種類!それは

そして紆余曲折を繰り返し、最終的に選ばれた栄えある鍋は、一品目が(12番・とり柚子鍋)、二品目が(28番・白ごまとトマト担々麺鍋)三品目目が(3番・イタリア漁師鍋) を注文した。この三つを選ぶ為にも四人の参加者は様々な主張を叫び、ワガママを貫こうとし、なかなかコンセンサスを得るには道のりが長そうだった。  最終的にはオトナであるケージローさんが、様々な妥協案、折衷案を提案して、民主的に選挙制度を取り入れて平和にこの3品を選ぶに至った。まさに選ばれたエリートなのだ。美的には 透明→白→赤 と美しい上に 国際感覚も素晴らしく日本→中国→イタリアと旅ができるのだ。 柚子鍋(ゆず鍋)は鍋に大きめな柚子がむかれていて投入されていて衝撃。それが一品目に相応しい良い薫りなんです。当然、そこに入れられた野菜や鶏肉は何とも言えない香ばしさがあり美味しい。あぁ日本のワビサビを感じる日本ならではの味わいだ。

迷走の鍋42種類!それは

二品目は担々鍋。これはイメージ的に言うと特大大盛り・坦々麺の麺無しというカンジ。白ごまと味噌の薫りがホンノリしてこれも美味しい。白味噌とラー油で辛さと甘さのバランスが素晴らしい。白ゴマの香りも相当にヨロシイ。 そして最後はイタリア漁師鍋。なぜこの漁師という言葉を使うと食材がイキナリ、新鮮に美味しそうに見えるのだろう!!イタリアと言えばトマトだ。最初に言っておくがイタリアのどこの港町にいっても漁師は、この鍋は食べてはいない。あくまでも日本人の考えた独創的な鍋に他ならない。(ちなみに坦々鍋も中国の何処に行っても誰も食べてはいない!)まぁ、本国でどうのなんて関係ない。美味ければ良いじゃないの! イタリア鍋は察するに鶏スープをベースにトマト+ホール・トマト缶で味付けをしている。トマトのスープのベースに何の具材を入れても間違いなくイタリアンの味になるのだ。

迷走の鍋42種類!それは

これはホームラン!(個人的見解としてはこれほどワインと合うナベはない!) 本日の対戦成績は三連勝! 本日の対戦成績に満足しながら、改めてメニューを見直して、新たな好奇心が膨れ上がる! この選抜チームの三点がコレだけ美味いのだから、きっと・・・・・・想像すると頭の中が鍋モノでいっぱいになる。  いかがですか!? このナベの深い世界に一度、飛び込んでみませんかぁ! では、みなさん、想像力を働かせて一品、一品を頭の中で空想しながらメニューを読み進んで下さい。行ってらっしゃーイ! 新しきナベの世界へ!

迷走の鍋42種類!それは

“ゆらり”の42種類の鍋モノ・・・・・・・・
《海の鍋》 (1)北の漁師鍋 (2)蟹味味噌 (3)イタリア漁師鍋 (4)ちゃんこ海鍋 (5)鮪ぶつ切り鍋 (6)ねぎ鮪鍋 (7)カキ鍋 (8)アンコウ鍋 (9)鱈たらちり (10)鯛白みそ鍋
《柚子鍋》 (11)鯛柚子鍋 (12)とり柚子鍋 (13)豚柚子鍋
《名物鍋》 (14)極楽ふんわり鍋 (15)黒地獄鍋 (16)赤地獄鍋 (17)闇鍋 (18)白ぐつぐつ鍋
《ぐつぐつ鍋》 (19)芋山鍋 (20)牛バラ牛スジぐつぐつ鍋 (21)今年名物キーマカレー鍋 (22)とり豚味噌煮込みぐつぐつ鍋  (23)カキ、キムチ、コチジャン味噌ぐつぐつ鍋
《田舎鍋》 (24)農民鍋 (25)鉄砲打ち鴨田舎鍋 (26)九州雑炊
《他国鍋》 (27)世界一を誇る唐辛子鍋 (28)白ごまととまと担々麺鍋 (29)餃子春雨鍋 (30)異国カレー鍋 (31)蒸し五段鍋
《元気鍋》 (32)美人なべ、すっぽん鍋 (33)長寿すっぽん鍋 (34)スタミナ豚鍋
《モツ鍋》 (35)味噌モツ鍋 (36)塩モツ鍋 (37)しょうゆモツ鍋 (38)唐辛子モツ鍋
《せいろ蒸し鍋》 (39)鯛野菜蒸し鍋 (40)牛野菜蒸し鍋 (41)豚野菜蒸し鍋 (42)かき野菜蒸し鍋

  • 鍋料理 ゆるり 東京都渋谷区円山町5-18
  • 道玄坂スクエアビル2階 電話 03-6415-1596
  • 神泉駅から3分、渋谷駅から道玄坂を上がり交番を過ぎた右側。
  • 営業時間 18:00~23:00 金曜、土曜は深夜2:00まで営業。 土曜、日曜日は休業。

鍋で地球平和!。 フェラーリ的な美しき鍋とジンギスカンの夢のコラボ。

場所は北海道のニセコ近くの倶知安町(クッチャン町)である。クッチャンとはアイヌ語で”地のはて”を意味するかどうかは定かではないが街並みは淋しい。その街の何処が中心だかわからない中心地に今回紹介の”寛松”がある。

鍋で地球平和!。 フェラーリ的な美しき鍋とジンギスカンの夢のコラボ。

ここのホルモン鍋が、素晴らしく美味い。夏場でも夢に登場するほどに強烈な美味さなのだ。初めてこの店に行くと店主のオバちゃんから伝授される方法は至って簡単。この熱した鍋に、ごま油をダラァァ~とたらして、そこに新鮮なモツを投下!。上には野菜をテンコ盛り、豆腐も乗せる。煮立つまでひたすら待つ!。火が通ったら少し辛めの味噌を豆腐にのせて混ぜて食う!!。ひたすらに食う!。その後はモツを追加すればヨロシイ。水も入れないしスープも無いので濃厚そのものの味なのがたまらないし、作る上でのコツなんて何も無いのに本当に美味い。そしてこの調理器具としての”鍋”の美しさに魅了されたのだ。これはこの店のオリジナルなのだが、どう見たって”鍋”には見えない。ピニンファリーナかジュージアローがフェラーリのデザインをする傍らデザインしたかと思う程に鍋界では珍しいスポーティーかつエレガントなフォームである。

鍋で地球平和!。 フェラーリ的な美しき鍋とジンギスカンの夢のコラボ。

この鍋が道端に落ちていたら、それは車のホイルキャップ?、イタリア製の照明器具のカサ(シェード)?、フリスビーに変る新たな金属製の飛び遊び道具?、中華鍋の取っ手の取れたフタにも見えるなあ?。とにかく薄さがシンプルで美しいのだ。薄いということは良い事で携帯に便利なので旅行カバンに忍ばせてホノルルの海岸で《モツ鍋》を簡単に楽しめる。またアタッシュケースに入れて会社に持っていってお昼休みに《モツ鍋》なんてのもイキなこともできてしまう。持って歩いていたら防災上も大変に便利ではないか!。そうだ、暴漢に出会って逃走する悪人をフリスビーみたいに飛ばして一撃して武器として活躍!、実はそいつは重罪を重ねた凶悪犯で逮捕に繋がり警視総監賞獲得なんてことも夢ではない!。テロリストに襲われるガイジン女性をナベブーメランで弾頭から守り、その勇敢な行動からガイジン女性と恋におち、実はその女性はアラブの小さい石油産出国の王女さまで、見事結婚してアナタは王位継承者となり大富豪の仲間入り・・・。横断歩道を渡る老人に襲いかかる猛獣、いや、そんなことは無いから、こうしよう。老人が転びそうになって丁度そこに運悪く穴が開いていてその鍋のおかげで怪我に至らずに済み、たいそうその老人は喜び”そちに褒美を遣わせよう”と水戸黄門っぽくなってきたが、お礼に紀州の山を三つ頂き、あなたは100年後に山林王として名を馳せる・・・・・とにかくヒトに夢を与える素晴らしき便利この上ない鍋です。そうだ!、キーホルダーにしたら絶対に無くさないし落としても物凄い音で知らせてくれるゾ!。とにかく美味しい鍋なんだ!。

鍋で地球平和!。 フェラーリ的な美しき鍋とジンギスカンの夢のコラボ。

そしてジンギスカンも素晴らしく大規模なナンとかビール園のとは、ベンツとベンキの違いだ。北海道をジジジッッンと感じる素晴らしい店です。その鍋が欲しい~~!。(業務連絡です。ノサカケヒロム君ヨロシク!。)

  • 寛松(ひろまつ) ホルモン焼と成吉思汗(ジンギスカン)専門店
  • 店主は松井寛氏で少年時代の通称がヒロマツであったと想像するが誰にもわからない。
  • 北海道倶知安町北ニ西一   電話 22-0464
  • 死ぬ程に飲んで食っても4000円はしない。というか記憶が無いがそんなモンの安心価格。

鍋物界の重鎮・・・壮大なる石狩鍋 居酒屋”マルミツ”

冬の食卓といえば鍋物というのは”お約束”である。ただ鍋と一言で言ってもあまりにも幅広く、そして好みも様々である。人間の好みでヤセ型、ポッチャリ型、ペチャパイ、巨乳、曝乳、美人好み、ブス好み(間違いなく世には存在する。)聡明な女がスキもいれば少々足りないっぽい子が好みという人も存在するのだ。だから鍋物にも、そんな様々な好みあって当然なのである。(まったくワケのわからない理屈で読みなおした自分が恥ずかしくなったゾ・・・。)鍋物も多種多様で昔からあるトラディッショナルな水炊き、トリ鍋、鴨鍋、シャブシャブ、すき焼・・・最近だとイタリアン鍋(トマトソースのスープでイタリアンな素材を鍋物として食する。)とかミゾレ鍋(大根オロシに鶏つくね・・・)、また創作的なモノも色々と登場している。波田にとってのキング・オブ・ナベは”牡蠣の味噌鍋”であろうか。いやいや、鶏の水炊きかなぁ~!?。大体に好みの鍋を一つ上げよなんて究極の選択というか”パパとママのどっちが好きだい??”と子供に質問するくらい酷なことだろう。しかし、鍋物界の王道を行く鍋、名前的にもっとも壮大にして興味深いのがご存知”石狩鍋”であろうか。

鍋物界の重鎮・・・壮大なる石狩鍋 居酒屋"マルミツ"

石狩鍋の定義・・・北海道は石狩地方方面で捕獲および採取された素材をぶち込んで煮る・・・・だけであろう。しかし鍋の素材、名称は数有れど、こんなに壮大な名称で”漠然”とした鍋を越える物は鍋モノ界には存在しない。そう,石狩鍋は壮大なる”漠然鍋”なのである。 ここは北海道の札幌から2時間にある留寿都(ルスツ)高原である。スキー・スノーボードプレイヤーにはすこぶる人気のルスツ高原にとても快適なルスツ・リゾートホテルがある。その近所(ホテル正面玄関から127㍍)にあるのが”居酒屋マルミツ”である。しかし高級リゾートに隣接しているとは思えないホッタテ建築様式を取り入れた外観にも、ベニヤ板バリの店内にもナンの魅力もオーラも感じられない。しかし肝心の”お味”は満足度200%越えだ。約75人(無理やり)が座れるお座敷のみの店で店内の壁にお品書きが沢山張ってあるが、その殆どは解読不可能。ただ、謙虚で笑えるのが”店主は年だし素人出なので仕事が遅いからいっぺんに注文はしないでね。待っててね”と書かれている。この店の任務は”安く楽しく北海道の珍味を提供”(波田が勝手に決めた店の役割)。当然、石狩鍋はお約束で毎回、うならせてくれる食材がぶち込まれて幸せになります。タラに鮭、蟹、ホタテ、アサリ、海老、つくね、ハマグリ。そうだ!、前回はウニまで入っていたぞ!!。そして様々な野菜が入っている。従って毎回中身が違うので何時行っても味が違う!!。いつも美味い!!。そんな豪勢な材料から出たダシはお見事で最後のオジヤなんて究極です。値段は交渉アリですからどうぞ相談してください。

鍋物界の重鎮・・・壮大なる石狩鍋 居酒屋"マルミツ"

前回のスノボーツアーの際にこの店を貸しきって大宴会!!。刺身、蟹、煮魚、焼き魚、そして石狩鍋で酒持ち込みオッケー(隣りがコンビニなので各自、飲む酒を持参。)で4000円という破格でした。参加者全員大満足の夜になったのは当然でした。ホテルの気取ったメシもいいけど、やっぱり北海道はコレでしょ!!。

  • 刺身居酒屋マルミツ 北海道虻田郡留寿都村字泉川143-1 0136-46-2168
  • 入店後に”オヤジ”(名刺の肩書きにオヤジとある。大沼光春氏)に相談しましょ。親切に相談のってくれます。絶対の満足を提供してくれます。

北海道型の愛らしいジンギスカン鍋

北海道の代表的な料理の”ジンギスカン”はとても美味しい。そして、ついに東京ではジンギスカンがブームの兆しである。その理由は美味しい事とダイエット効果に尽きるのだ。ラム肉の脂は肉の中で唯一、人間の体内に入って人間の体温で溶けて流れ出るのである。ボクの自慢のジンギスカン専用鍋であるが形が見ての通り北海道なのだ。(通常は円形ヘルメット型ですから誤解の無いように!!)これは誰でもわかる北海道でないと成り立たない鍋で山形県、埼玉県、山口県の形では何が何だかわからない鍋となるのだ。この鍋の存在は話に聞いていたのだが、とにかくこの鍋がいつかは欲しかった!。この冗談みたいな鍋で、あーここは国後だぁ、襟裳岬だぁ、函館あたりだぁ、室蘭だぁ言いながら食ったら楽しいじゃないの。こんな素敵な鍋はマブダチ・イリモト氏からの贈答品なのです。(飲んだ席での約束を覚えていてくれて数日後に届いて感動倍増。しかし東京の肉屋にはラム肉売ってない・・・・探してます。)そしてこの鍋は南部鉄器製なのだ。南部鉄鍋で調理された食物は多くの鉄分が含まれていることが科学的に立証。水分が多い程、鉄溶出量が多く大部分は身体に吸収されやすい二価の鉄なのだ。なんだかわからんが幸せを感じるぞ。

北海道型の愛らしいジンギスカン鍋

新潟へ”恩返しツアー”が恩返された!

2009年7月8日(水) 話せば長い。しかし便利な時代なので 興味がある人は読み直して下さい!  http://www.keijiro.co.jp/1476  そこまで情熱の無い、アナタには簡単に説明します。北海道のニセコはジンギスカン&もつ鍋の聖地。

新潟へ"恩返しツアー"が恩返された!

そこに寛松という店があり、そこの店のナベがすこぶるスポーティーでカッコいい。そして使い勝手も最高なのだが、この店のオリジナルなので販売していないし、売ってくれと何度頼んでも無駄。一時は”長期拝借”も考えたが、人としてそれは道を外しているではないか! ということでコピーをする事を考えて、サイズを計った。波田は常日頃からノギスなる簡単計測器を持ち合わせているので、簡単な事。そしてブログにて世間一般サマからの、このナベを作ってくれる人の募集をした。鉄を丸く切り、半円形に加工できる人・・・たぶん簡単ではない。するとなんと一時間後に、このお仕事を請け負ってくれるという青年が現れた。その名は伊藤君。この際だから、マイスター伊藤と呼ぼう。 彼はボクにメールをくれた。それから何回かメール&電話で打ち合わせて、約一ヶ月後に試作品が出来たが、少しばかり小さい(お一人様サイズ)なので大人数バージョンを作ってもらう事に!!

新潟へ"恩返しツアー"が恩返された!

そして完成時にお礼をしたいと申し出で希望を言ってもらったら”ケージローさんと一緒に、このナベでモツナベが食べたい”と爽やか青年らしい答えが。 波田の頭の中では”外は雪(新潟は雪しかない)津々と雪降る中で彼のアパートのコタツで数人でお礼にミーティングをして、その後にナベ!”という絵柄をイメージしていた。良く考えれば月日は7月!(でも新潟には雪が残っているのではと、まだまだ意味不明な勝手なイメージが!)行ってみたら大きな会場に、大変な人出っ!!! あぁビックリ!!(会場は堀ダブルの20軒、所有するうちの一軒でラルゴという大箱のレストラン。)そしてアフターはマイスター伊藤のアパートでは全くなく、やはり堀ダブル所有の居酒屋モスラを貸し切りに!(やはり外に雪は無い)そしてついに悲願の円盤ナベに素材が入れられて着火!! 感無量・・・(涙) 実に美味しかった。ニセコの寛松の味が、ここ雪国・新潟で食えている! このナベさえあれば・・! マイスター伊藤は、そこで二週間遅れのサプライズoバースデーまで演出してくれた。 ありがとう!!! 恩返しどころか、また恩をもらってしまった。 新潟の人々は本当に”酒飲み好き”そして”盛り上がり好き”だ。 そこらへんは”堀”仕込みなんでしょうね! お世話になりました。 本当にあたたかく楽しい時間でした。

新潟へ"恩返しツアー"が恩返された!

堀正樹氏は海外遠征中なのにお店を手配してくれたり、様々な配慮をしてくれた。マイスター伊藤氏、同様に感謝しています。 モスラの店長さんもありがとう! 幸せな夜でした。

悲願の空飛ぶ円盤型”鍋”

2009年3月11日 今シーズン最後の北海道・ニセコでのスノーボードだった。今シーズンは完全な不完全燃焼なシーズンになってしまった。スノーボードは天候、積雪量などが絡み合い、本当に素晴らしい”ザ・デイ”的な日はそう当たるもんではないが、今年は恵まれなかった。ニセコもご多分に漏れず異常気象の影響を受けているのだ。  しかしアフターは大当たり! 夜はニセコの街、倶知安(くっちゃん)の”ひろまつ(寛松)”に出かけた。この店は美味い! 店に入るなり知人に出くわし、何故ここに来たのか聞けば、波田のホームページを読んでくれたとの事。それなりに貢献をしているじゃないの! なのにここの店主はモノ覚えが悪いのか、覚える気がないのか、サービス精神がないのか、CS(カスタマーサティスファクション)を上げるなんて気持ちはサラサラないのか・・・ようは何度行っても常連扱いなんてしてくれない。寛松はジンギスカン&もつ鍋の専門店なのだが、特にモツ鍋がすこぶる美味い。そしてその”鍋”の形状が本当に特徴的だ。クルマのシンプルなホイルキャップの様な形態で鉄板をただ中心部からキレイなアールを描いていてソリあがっている。道ばたに落ちていたら間違っても、”鍋”なんて思わないであろう。この鍋が好きで通っている。ある時、この鍋が欲しくて店主に交渉をした事があるのだが、店主は『1億円出したって売らねぇ!』とタンカをきった。(もし1億円持って来たら店ごと売ると思う!確信出来る!) ということで完全に拒否。  数年間、何回も頼んだがダメ! 散々、トライはしたがあまりにダメなので、考えを変えた。 長期貸借をお願いしよう。無断にはしたくはないが、イザとなれば仕方が無いか・・・・と数年間、そのチャンスを狙った。きっとその間は相当に挙動不審な事もあったであろうし、人相も悪くなっていたかもしれない。そしてそのチャンスが今日、突然訪れた。完全に!!! チャンス!!今なら出来る! まさに格闘技ならば一本を決めた様な!!しかし相手は全然、戦おうとしている訳ではないのだが・・・しかし待ちに待った、その瞬間に、考え方が変わった。スリルはキッチリと楽しんだのだ。これはココにいてもらおう。遠く東京で暮らすべき鍋ではない。(相当に回りくどい表現でスミマセン!”公”なホームページで犯行声明は出せません!本当に良くわからないよね!どうしても聞きたかったら、どこかでボクに声をかけて下さい。)  そして、その鍋を計測して写真を取った。(実はボクの財布にはいつも必要なサイズを計るのに携帯用ノギスという厚みや内径を計る計測器を持参している。)その翌日、ブログに”この鍋を製作したい!鉄鋼関係の方、板金屋さんご協力を!”の様な文章を載せたら1時間後に返信が来た。新潟在住の伊藤君から、この鍋を作れると一報をいただいた。(想像するに結構な技術だと思う。) ということでメールでサイズ、厚さ、深さなどを打ち合わせして、まずは試作を作ってもらう。そしてモツを仕入れて、まずはヒロマツoレシピで作ってみよう。 長い道のりであった。あと一歩で新しい夢に近づく。・・・・・・実に人生は小さい夢の積み重ねだ。

鍋で地球平和!。 フェラーリ的な美しき鍋とジンギスカンの夢のコラボ。