押し寿司の型

押し寿司の型

長崎市の外海町(そとめちょう)に行った。そんな地方の田舎に行くと必ず寄りたくなるのが、最近、充実化が活発な“産直(さんちょく)”と言われる“農産物直売所”・・・・ 好きなんですよ!とにかく好き。 だいたいスーパーマーケットよりずっと野菜がヤルキ満々です。 こんな施設は近所の農家が自家使用分で安全に育てた野菜を出す事が多いので美味しいし、流通を通していないから安いのだ。この外海町の産直の店に入ったら、そのスミっこに見慣れない木製品があった、この手のどう使っていいか解らない道具が好きなんです。 興味津々で取り上げてみた。・・・・『なるほどっ!!』ってその使い方を理解出来たのは数分後。 この近所ではどうも、何かと言うと“押し寿司”を食べるのが習慣らしい。そしてその押し寿司を作る上での難易な“切る”という作業を見事に絶妙な発想で簡易化させているのだ。もう我慢が出来ずに何故か皆から笑われながら買って帰った。 その夏、完全にハマった。大人数での食事の際、本当に創作意欲がわきまくるステキな道具です。  夏には多くの料理人が下田《オクラクハウス》にやってきた。そして彼らには一つのテーマをお願いした。それは押し寿司!! フレンチ、中華、イタリアンの様々な料理人が様々なアイデアで考えた。 通常4層の押し寿司の組み合わせは無限大! 中華の巨匠は鶏スープで“中華おこわ”を作りトップにはごま油で和えた万能ねぎ。 フレンチの巨匠はチキンライスの間にマネの出来ない一品に仕上げた。 波田は酢メシにアボカドをはさんで“トビっ子”と“鮪の漬け”をのせた。 とにかくどれも個性イッパイな品物が出来たのは感動だった。これほど創作意欲をわかせる製品はなかなか無い! しかしこの製品、いくらインターネットで捜しても見つけられない。当然、この製品はこのジー様が一つづつ手作りで作っている。
ついでなので、作者のジー様との電話での会話のやり取りをご紹介。
波田、『スミマセン、是非とも数を注文したいのでファックス番号を教えて下さい』
店主(長崎弁で)『ファックスってなんだぁ!?』
波田『製品を注文したいんです。製品代金を先に振り込みますか?』
店主『アンタ、振込詐欺かい!?』
波田『・・・・・』
まぁ、色々とあったが最後には注文の製品を送っていただけて、仲間内で分けることができた。インターネット上で販売される事も、当分は考えられない。

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