その名は“港町食堂”・・・食堂と言う名のビストロ

映画のセットにしか思えないこの店。
元々は港にある港湾労働者の休憩場所であった。
そこを何かの縁で食堂をスタート。
立地、店構え、建物、全てに悪いのにここで見事に成功する事ができたのは、その奇抜な発想であろう。
店の肝心の入り口なんて、クチでいくら説明されたってわかる場所とは思えない、とんでもないロケーションなのだ。
成功している店は往往にしてお客が何を食いたいかを見つけた店ではなく、お客に何を食わせたいかを提案するとろに秘訣があると言う。
この店の近所の港湾関係者といえばガテン系な人々。
味付け濃厚なボリューム感いっぱいな店を提供するのが世の常だろうけど、この店主は洋食屋を開店。
そして世の中のSNSブーム(TwitterやFacebookのクチこみ)で瞬く間に那覇での人気店になってしまったのだ。
後から出来る勝手な考察をしてみたらクルマは路上駐車し放題(沖縄は基本的にクルマ社会、なのに駐車場は100円でも払いたくないと言うのが意識の根底)。

そして家賃に較べて圧倒的に広い店(なにせ港湾関係者が食事の後で休憩する為に畳がひかれていて、そこでゴロゴロしていたのだ。)
なのでキャパ的には大人数もオッケー。

港町3

そして何より“秘密感”でしょうね。
入り口もわかりにくく(道路側に入り口は無しで、道路脇の“へい”を乗り越えて、倉庫と倉庫の間を入って行く!ちゃんと優しく道路からの塀を超えるのに踏み台がある。ちなみに足腰の悪い“老人&車いす”は不可能なのが実際。)

港町1

 

さてメニューは多彩だ。
一番高くてもステーキ(牛)の1200円。
オススメは沖縄産の豚だ。
ポークチョップに厚切りステーキ(これがイチオシ☆)
そしてコロッケにハンバーグなど定番の洋食屋さんの王道メニューは全て制覇したけれど、どれもオッケー!

港町4
コーヒー、紅茶はフリーで飲み放題という気前の良さは沖縄一番!!

港町5
結局、安く美味しい洋食を那覇市民に食わせたい!というシンプルなコンセプトが受けに受けたんだなぁと実感!
お試しを!!!
正しい食堂のあり方がココにはあります。

 

≪港町食堂≫

住所 沖縄県那覇市港町1−13−23

電話 098−864−4228

ちなみに最寄りのユイレール見栄橋駅から徒歩で2,482m(笑)やめておいた方が良いね!

営業時間 要問い合わせ

定休日 月曜日 第三日曜日

http://tabelog.com/okinawa/A4701/A470103/47012589/

港町2