”ちゃんぽうりゃん冷麺”これぞ究極っ・・・!

単なる冷やし中華ではない!
清保涼冷麺
“ちんぽうりゃんれいめん”だ。

yjimage[2]
二度と名前なんか覚えられない名前だし、
香港や上海あたりに出かけて、
この名前を言っても、
そんな料理は出ては来ないかと思う。
何故ならば、
その冷やし中華なるカテゴリーが
日本独特の物に他ならないからだ。
(スープインヌードルも同様です。)
それに流石に
ミシュランの星を取るだけの中華だけあって
『冷やし中華はじめました!』
なんて出す訳にはいかないので、
ヒトヒネリ、フタヒネリと知恵を絞り、
プライドをかけて創案したのが、
この名前に集約されるのだ。
この王道の
“冷やし中華”は
東京は恵比寿のウエスティンホテルの
夏場の定番メニューなのだ。
だから最初から言うが、
決してB級グルメなんて世界ではないし
お手頃価格であるとは思えないけど、
材料を自分で調達して食う事を考えれば
コストパフォーマンス的には悪くないかもしれないし、
だいたいそんな材料は
近所のスーパーで揃えるのは無理だ。
だから黙って敬意を払って食べていただきたいのが
“ちんぽうりゃん冷麺”なのだ。
だいたい冷やし中華とは
宮城県仙台市が発祥の地といわれているのだが・・・
恐らく、あまり暑さに強くない店主が、
または夏場に体力的に弱ったお客からのニーズからか
出来上がったと想像するのは簡単だ。
そりゃクソ暑い昼時に
熱いものをフーフーして食べるなんて、
誰だって気が進まないから
冷たいものを考えるなんて至極、当たり前だ。
蕎麦やうどんにも温と冷があるように
ラーメンだって冷が生まれて当然だ。
(何故、炒飯や麻婆豆腐には冷たいモノがないの!)
しかし昔から一汁十菜なる言葉
(一度の食事で汁物を一つと十の食材をいただきなさい
という先人の教え)
があるが、この清涼保麺の内容物を見てたら、
それを充分に満たす素晴らしい料理ではないか!

 

さて超一流店の
“冷やし中華”の内容と言えば〜〜
龍眼肉(りゅうがん/フルーツ)
うなぎ(きんもくせい風味)
サーロイン 朝鮮人参、
枝豆の和え物、
杏子(あんず)シロップ漬け、
山ごぼう醤油煮、揚げニンニク、
クラゲ、大葉、ネギ、苦瓜のXOソース、
つぶ貝、ミニおくら、猪足(黒酢煮)
パクチー、唐辛子、揚げ山芋、柚子の実、
と素材だけでも豪華絢爛だ!
そんな豪華具材が冷たい麺とからんだら
美味しくないワケが無いだろう。
もう反則技の冷やし中華なのだ。

 

yjimage[4]

 

yjimage[3]

 

ウエスティンホテル東京 龍天門(りゅうてんもん)

153-8580 東京都目黒区三田1-4−1 恵比寿ガーデンプレイス内

03-5423-7000(03-5423-7787)

http://www.starwoodhotels.com/westin/property/dining/index.html?propertyID=1062