2016年1月22日
最近はトラベルズー(TRAVEL ZOO)なるアプリをかなり楽しんでいる。

登録すると、毎週水曜日に驚きの旅行の案内がメールで届くのだ。
その旅も地中海クルーズ、アメリカ大陸はカリブ海からメキシコ周遊、
カナダのオーロラ見学に、ヨーロッパフリープランと様々。
正に地球を遊ぶ感覚で、それぞれが破格の設定になっている。
旅を始めて約37年(なにせ成田の開港した当時。ハッキリと記憶にある)、
恐らく渡航回数は300回近く、国の数では126カ国を超えるけれど
“一般団体旅行”(ツアーに申し込んで初対面の人々と旅をする)
みたいな旅の経験が無いのだ。
トラベルズーを試したい、ツアー旅行を試したい、どんだけ格安かを体験したい、
そして正直、決して肌に合うとは言えない
インド(記憶では過去に4回、トランジットなどで寄っている。)
の世界遺産を見たかった。
そんな程度の“志”でインド行きを決めた。
そして最も気に入ったのが、その名前と値段
“ビジネスクラスで行くインド世界遺産7カ所ツアー”
(これが最初に見つけたツアーは125,000円というありえない価格。)

ただ調べたらエアーが中国東方航空なるショボめのキャリアー、
その上、上海で10時間近くの乗り継ぎ待ち時間があると聞いて断念。
まぁ上海の街で遊べばよかったんだけれど
・・・結局2万円を追加で全日空(ANA)乗れると言う事で即決!
初の団体旅行は
・・・・オレには辛かった。
そもそも団体行動が出来ない性格で。(笑)
でも旅行慣れしていない人が、年輩の方が旅をするならばこれは便利。
何も考えないでオッケー。
(普段の旅はいかに神経ピリピリかわかったなぁ〜笑)
普段、出会わない方々とお知り合い、それはオモシロかった。)
まぁインドは自分で廻るには辛すぎる場所。
途中でバックパッカーも使う乗り合いバスなど遭遇したけれど、
今のオレには無理だなぁ。20代ならともかくね。
と言う事で初体験山盛りのインドツアーでした。

(安全なのかと言われると保証の限りではないけれど、
心配ならば、その中でも大手の旅行代理店のモノも数多く出ているので、
そんなのを狙えば安心かと。)
“発見の旅とは、新しい景色を捜す事ではない。新しい目で見る事なのだ。”
マルセル・ブルースト(フランスの作家)
イギリスでの食の“逃げ場”といえばインド料理(カレー)なのだ。これはもう過去の逸話であるがイギリスはメシが不味い・・・と言われ続けていた。これも宗教上の背景があり、“美食にうつつを抜かすのはグウタラ生活の極地、食事は質素にサッサと済ませる”・・・という習慣があったからだと聞く。インドはイギリスが植民地化していたこともあり繋がりが非常に深い国なのだが、中国人と同様に世界中に中国人が散らばっているように、インド人がかなりロンドンに住んでいて、当然にインド料理の店を開いているのだ。

それはインド人の為であり観光客やローカルのイギリス人のためにでもある。 旅人の間では何処の街でも“メシに困ったら中華”というのは通説ではあるが、この街ではかなりインド料理が中華料理同等に美味しいというのは、昔から伝説とされているのだ。 インド料理には様々なスパイスが使われるが、その奥深い世界は簡単には語れない。というかあまり詳しく知らない・・・スミマせん! ブリックレーンという場所を訪れた。ここはストリート系というか、若者系というかどちらかといえば、すこしファンキーなマーケットが日曜日に開催されるエリアだ。またニューヨークのSOHOのようにアーティストなども沢山、住んでいる街だ。 お店も若者が始めたオモシロそうな店がたくさんあって楽しい。

その一角にインド・料理店が何軒も連なるエリアがあるのだが、どの店も美味しそうで、たまらない香りを発している。この香り、一度、嗅いでしまったら最後で、もう他のモノを食べようという気は起こさせない魔力を持ち合わせている。そのなかで“イチカバチ”という勇気もなく、看板を信じて“ブリックレーン・カレーフェスティバル・チャンピオン”の店という言葉につられて入店。昼時なのに、なんと店内には我々しかお客はいない。 少々不安になったが、とにかくウエイターを呼んで、人気メニューを聞き出し注文! 待つ事10分~~出たぁ!! これが本当に美味しかった。ラム・カレーとチキン・カレー、どちらも辛さと複雑な香辛料が織りなすまさにインドのカレーという感じ。

気が付いたら汗ダクダクで食事が終わる頃にはグッタリとして、満足感とお疲れモードが同時に押し寄せる、まさにエスニック料理の極地に到達したのだ。恐るべしインド人・・・オレのカレーに何を混ぜたんだよっ! と聞きたくなる位に、翌日も食べたくなる味だった。
- PAPADOMS 94 BRICK Lane. LONDON
カレーがオレを呼んでいる!!!男ならばそんな日もあるかと思う。 あるアメリカ人に聞いた事がある。『世界中にあってインドには無い言葉、3つはナンだ!?』・・・・まったく想像もつかなかった。そのアメリカ人は答えてくれた。 ① ありがとう。Thank you. ② ごめんなさい。I’m sorry. ③ ドーゾ! Please! なんだそうだ。このことに関してはコメントを避けたいが、なかなか的確かもしれない。(インド大使館の広報部の方、すみません!あくまでも聞いた話です。) そんなインド人ばかりではない。ここ東京の目黒はなぜかIT企業が多いせいか、やたらにインド人が多く、ランチタイムなど、ネパール料理店(インド料理に似ている。)で周りを見回したら俺たち御一行以外、全員インド人(というかあっち方面の方々)だった。

ある時、カレーチェーンの巨人”ココイチ”の目黒店で納豆カレーを食べていたら、インド人が入ってきて『スーミマセーン、3カラ(辛)クーダァサーイ』って言って注文していたのを聞いて衝撃を受けた。 恐る恐る”美味しいですか!?” と聞いたら、大好物だと答えてくれた・・・・そんな魅力がカレーにはあるのだ。 目黒は他の街に比べてインド料理屋が多い気がするが、それぞれ切磋琢磨して成長を続けている。 そんな状況のなかで、ランチタイムに店の前でホンマもののインド人(ここでいうホンマモンとは背が高めで目がギョロリとしてターバン巻いている。出来れば体臭も少々カレー臭を伴うような・・・当然に民族衣装をまとう。)がビラをまいていて、切ない顔で『ヨロシク願いしまーす!』なんて言って小さなビラを渡してくれて客引きをしているのだ。なんだか『行ってやらなきゃ可愛そうだナァ!』なんて日印国交のお役に立とうなんて思って二階に上がったら店の前に、お客が、すでにあふれているじゃないの! こんなにお客がいるなら客引きなんてしてないで、店の中のお客でも、サッサとさばけよぉ!!と思ったが、二階に上がってカレーの臭いを嗅いだ瞬間から”虜(とりこ)”になってしまい、店前で並ぶ羽目となったのだ。

カレー臭には、『蕎麦でも食べようかナァ!それともラーメン行っちゃう!?』 なんて軽い欲望を一発一撃で封じ込める、もの凄いパワーがあるのだ。 全く不本意にカレーを食べたが 『アラァ、ビックリ!!』これが激ウマなのでした。ナン(小麦粉を焼いたカレーのお供)もヤル気満々です。時々5~6人で行って、全メニューを制覇するけど、どれも甲乙付け難い美味しさ。是非、複数人数で行って食べ比べが正解。 しかし一回食べたら終わり的な味でなく、キッチリとファンにしてしまう所に、インド人商人魂を見た気がした。
- ルソイ 目黒店 東京都目黒区下目黒1-3-28 サンウッド目黒二階
- 電話03-5487-5602
- 北インド料理店という看板なのでタンドール料理(ランチにはカレーに付けられる)やクリーム系カレーがオススメ。
- 営業時間 ランチタイム ディナーは17:00~LО22:00
インドでの当たり前! インド・・・インド人についての、こんな話を聞いたことがある。 この話がウソか本当かは・・・微妙なところだが、並の日本人では信じがたい事であろうが、何度かインドを旅してみると、本当かもしれないと思う話だ。 “インド時間”とは・・・ある家族が列車で旅に出るので駅に向かった。インドの列車の時間(ダイヤ)がいい加減なのは承知の話。しかし念を入れて予定時間の15分前に到着! するとなんと予定の列車が目の前で出発してしまったのだ。怒り狂ったお父さんは駅員に厳重に抗議! ところがその駅員が一言『大丈夫ですよ!あれは昨日の列車ですから!』(笑) インド人には良くある話なんだろうが笑える様な、不安いっぱいになるような話だ。

そんなインド人に誰がした!? 食育なる言葉が生まれて久しいのだが、食育的な観点から考えるとカレーが原因という説はどうであろう。あくまでもオレの場合であるが、カレー(インド的カレーです。日本的なカレーは例外です。)を食うと明らかに脱力感と言うかナチュラルハイというか・・・とにかく、さぁ仕事をイッパツ頑張ろうなんて気は起きて来ない。なんだか適当な気分になっちゃうんです。具体的に言うと『ボッ~~っ!』としてくるのです。 そうだぁ!!昔、とある有名なインド料理店で打ち合わせがてらの食事をしたことがあるが・・・まとまらなかったなぁ! 個人差があるのかもしれないが肉体的に身をもって実験をした結果としては、この説は正しいと思う。(インドに敵意はありませんよ!リスペクトしてますよ!) インドでまさに三日三晩、カレーを食べた。そりゃインドに来たらカレーしかないじゃないか! しかし何処で食べても美味いのがカレー!チキンもマトンもベジタブルもどれも美味い。

常に友人と一緒だったので各種注文して食べ比べした。それもある時は3種、ある時には5種と・・・それがことごとく美味しかった。 実は海外旅行”食”の三種の神器なるセットをいつでも持参している。それは醤油、わさび、ときには柚子こしょう、七味唐辛子などだ。どうしても食べ物が口に合わない国はある。それは仕方が無い事であるが、だからといって食わない訳にはいかない。そんな時には薄味のモノを注文して先の調味料を駆使して日本食に作り直すのだ。だが、インドは愕然とする。そんな魅力的な調味料もカレーの前では全く歯が立たないのだ。というかそんなモノが登場する必要がない程にスパイシーな美味しいモノが食べられるのだ。 カレーに始まりカレーに終わる。というかカレーしかないインド! カレーだけで充分ですよ。 ここも美味かった!

- DRAGON’S MAHARANI RESTAURANT K-24 Connaught Place. Opp. PVR Plaza Clnema. NewDelhi 11001
- 電話 23413984 4753194
PV-BV Corporation. Presented by Keijiro Hada